宮﨑真紀のレビュー一覧
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1973年に行われた精神病院潜入実験「ローゼンハン実験」の真相を探求した刺激的なノンフィクションでした。本文にもある「もし正気と狂気が存在するなら、違いはどこにあるのか?」が本書のテーマでしょうか。結末がやや曖昧でした。偽患者として精神病院に潜入する体験談が(真偽はともかく)スリリングでした。Posted by ブクログ
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コロナ下で3度目の、特に予定がない夏。
こんな時には、本に身を委ねてバーチャル一人旅。
、、、こんな時でなければ、けっして手に取らなかった本だと思う。ホラー系とか、全くムリなのに、なんの気の迷いで手にしてしまったか、、、、
法人類学者という単語を初めて知りました。
(イギリスでは、死者の骨を調べ...続きを読むPosted by ブクログ -
めっっっちゃ読むのに時間がかかった。文章自体は凄い読みやすかったと思うんだけど、うーん…。
内容は、二転三転していてスリリング。あらすじも覚えていなかったので、中盤以降の展開は実に面白かった。Posted by ブクログ -
ジェンダー全盛期の現代において、父親の役割を重要視する内容なのだけど、父親の役割が何なのかは最後までわからない。ただ、父親という存在が大事なのだと男親が思うことで、地域へ良い影響を与えているというのが、とても良い仕組みだと思った。結局、役割があるかどうかということが人にとってそのコミュニティ(地域、...続きを読むPosted by ブクログ
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原題は『The Great Pretender』、大詐欺師やなりすまし役者などといったニュアンスの意味を持つタイトルの本書。本書は、1973年に科学誌「サイエンス」に掲載され
たアメリカ心理学者デイヴィッド・ローゼンハンの「狂気の場所の正気の存在」という論文を巡る一流のノンフィクションである。
こ...続きを読むPosted by ブクログ -
3部作とのことだけど、これ続きもう出ないのでは…?ここで終わるかーってラストなんだけど、これは続刊あったとしても後味の悪さは残ったままな気がする内容だね。読むの止められなくて一気読みしたけど事件解決した清々しさは1ミリも感じなかった。容赦ない展開好きだから私の好みではあった。Posted by ブクログ
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ちっちゃな〜の最後で赤ん坊の幽霊が走って追いかけてくるのが可哀想なのかシュールなのかわからなくなり笑ってしまった。
「肉」の女の子たちの気持ちはわからなくもない。Posted by ブクログ -
どこまでが現実でどこからが夢や妄想なのかわからないような、うっすらと不安や不快感が漂う話が11篇。
私はあまりハマらなかったかもしれない。
幻想小説は好きな方だけど…文章?展開?うーん…。
『冥界様式建築に関する覚書』が一番好き。Posted by ブクログ -
作家の娘が誘拐され、彼の作品通りの過酷な課題をこなさなくてはならない、、と言うのだが、本人も警部達も緊迫感が伝わってこない。登場人物それぞれが詳しく書かれていてそれだけで疲れてくる。それでもどこに伏線が張ってあるのか、読み飛ばす訳にはいかない。Posted by ブクログ
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これ、どこからチョイスしたのか分からん…。でも、興味深い内容だったからまあ良い。いかにも容疑者チックな表紙で、中身もそっち系かな、と思ったけど(なりすまし事件を起こした真犯人、みたいな)、違ってました。一義的には、精神科患者になりすまし、実際の入院生活を体験し、その暗部を告発する、というもの。ただ本...続きを読むPosted by ブクログ
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子どもへのDVはいけないということがストーリーでわかる。
米国の犯罪多発地区の話だが、貧困の連鎖や子どもへの虐待などニュースに出てくる日本でも他人事ではないと感じる。Posted by ブクログ -
スペインの名前になかなか馴染めなかった。読み進める内にまだ明かされてない登場人物の過去や因縁が複雑に絡んでいて、犯人がわかった後も、早く次作が読みたくてたまらなかった。Posted by ブクログ