カルメン・モラの作品一覧

「カルメン・モラ」の「花嫁殺し」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 花嫁殺し
    4.3
    1巻1,210円 (税込)
    蟲に殺された美しき花嫁。 7年前のおぞましい猟奇殺人の模倣か、それとも―― 累計40万部突破、 スペイン警察・特殊分析班シリーズ第1弾! “王道の警察小説でありながら、従来の常識を打ちやぶる圧倒的な筆力”――〈エル・パイス紙〉 “力強い女警部、そして力強いストーリー。その前に誰もがひれ伏す”――〈ABC紙〉 マドリードの公園で、結婚を控えた若い女性の遺体が見つかった。 被害者は頭蓋にあけた穴に蛆を埋められ内部から殺されたと判明。 難事件のみ扱うスペイン警察の精鋭チーム〈特殊分析班〉を率いる警部エレナは、 被害者の姉も7年前に同じ手口で殺されていたと知るが、犯人は捕まり服役中だという。 単なる模倣犯の仕業か? 捜査を進めるうち、2つの事件の壮絶な闇が浮上し…… 覆面作家によるデビュー作が異例のベストセラーに。 “スペイン出版界の一大事件”と称された警察小説、ついに邦訳。

ユーザーレビュー

  • 花嫁殺し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すんごーい!

    最高に面白いけどまたもや翻訳作品の悲しさで、3部作の第1作。以降の翻訳予定なし…omg

    猟奇殺人大好きレイヤーとしてまず、頭に穴を開けられて蛆を詰められて殺される、しかも姉も数年前に全く同じ方法で殺され、犯人は収監中。果たして冤罪か模倣犯か?
    ……これだけでもう、跳ね起きる準備はできていた。「お坊さんも飛び跳ねて食べるほどおいしい」と名の付いた中華料理があったと思うけど、もうそんな感じ。気持ちわかる!このアイデア思いついたら時点でこの作品が面白くないわけないよね?

    間に挟まる少年のエピソードもすごい。
    エピソードそのものもすごいんだけど、その構成の妙がたまらない。物語は実は

    0
    2025年04月26日
  • 花嫁殺し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結婚式を控えた花嫁が無惨な方法で殺害された。
    8年前にも同様の事件があったが犯人は服役中。これは連続殺人なのか、模倣犯が現れたのか?
    捜査にあたる特殊分析班のエレナと所轄のサラテ、エレナのチームの個性的な面々が魅力的。
    エレナの背負う苦悩も徐々に明らかになっていき、クライマックスへ!
    クライマックスに向けて盛り上がり重視で、少し疑問やツッコミどころもありつつ、最後まで物語を楽しみました。
    主要登場人物一人一人が、モブ的な人がいないというか、それぞれでスピンオフ書けそうな、物語外でもちゃんと生活がある感じに書かれていてそこが好き。
    それと翻訳に、いわゆる“女言葉”が使われてない事に途中で気がつい

    0
    2021年10月03日
  • 花嫁殺し

    Posted by ブクログ

     ある意味、完璧と言える構成の傑作だ。冒頭から読者を引きつける、あまりにも奇抜な殺人。マドリードの公園で発見された被害者女性は、頭に三つの小さな穴を開けられ、その中に入れられた蛆たちに脳みそを食われていた。ショッキングだし、その異常さにも程がある。

     被害者の姉も、実は類似の手口で七年前に殺害されていた。当時の加害者は杜撰にも見える裁判を経て、現在、牢獄に収容されている。連続殺人に見えるこの事件の真実はどこにあるのか? どうして姉妹が殺されねばならなかったのか?

     警察署とは別の民間ビルの一角に設けられたスペイン警察特殊分析班(BAC)。この事件は彼らに委ねられる。

     素晴らしいのは5人

    0
    2021年05月30日
  • 花嫁殺し

    Posted by ブクログ

    カルメン・モラ『花嫁殺し』ハーパーBOOKS。

    珍しいスペイン・ミステリー。3部作で構成されるスペイン警察・特殊分析班シリーズの第1弾。覆面作家のデビュー作にしてベストセラーらしい。

    海外ミステリーを読むのには元々時間を要するのだが、面白い海外ミステリーとなると、さらに時間を掛けてじっくり読みたいものだ。本作を読むのに要した時間は足掛け3日間。それだけ面白く、魅力のある作品だったのだ。作中に描かれる2つの猟奇殺人事件と真犯人の謎という面白さに加え、主人公のエレナの悲しい過去と特殊分析班を率いる逞しい女性像が姫川玲子に重なるところが、魅力ある作品に仕上がっている理由なのかも知れない。

    不気

    0
    2021年04月24日
  • 花嫁殺し

    Posted by ブクログ

    あらゆるグロミステリー読んできましたが、群を抜くグロさ。こんな死に方ひどすぎる!北欧系にはないドロドロ&凄惨のオンパレードです。幼少期に植え付けられたものに対する執着、怨念の重さを見せつけられました。猿の罰を思い出しましたね。そしてまたまた出てきたあの手のストーリー、実に気になる終わり方です。翻訳完成を心待ちにします。スペインの風景も垣間見え、楽しめました。そして、エレナが女言葉でなかったのも、新鮮でした。こんな翻訳を待ってました。

    0
    2021年07月27日

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