庵野ゆきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこれは好みドンピシャ!
女の人たちが皆カッコいい!
何より世界観がいい。丹導術という魔法が出てくるが、これはこの世界のエネルギー学とでもいうべき学問。
風、水、土、火、光などの分野があり…といえばありきたりに聞こえるが、これらは属性ではない。
例えば風使いは、風そのものを操るのではなく、振動や気圧、波動などの専門家。
その専門知識を元にして「比求式」という物理数式みたいなものを練り上げ、気圧などの自然現象を操作して、風を起こす。
風よ出でよ、といえば風が吹く、といった単純な話ではないところが面白い。
さらに水は、特殊な性質を持つ物体なので、操るのは至難の技なんだそうだ。
この水を巧みに操 -
引きずり込まれる異世界
読み応えのある濃厚な作品。本文のイメージ通りの禅之助さんのイラストが素晴らしいが、この物語は光景が目に浮かぶところも秀逸だ。また、比求式と舞によって力が生み出されるというメカニズムをはじめ、理論上の裏付けがあるかと勘違いするほど、丹念な科学的検証がなされている。庵野ゆきさんはフォトグラファーと医師の共同ペンネームだそうだが、アニメで観たいと思わせるビジュアルと科学的なアプローチは、この組み合わせの賜物なのだろう。
そして、多彩な登場人物を見事に描き分けている。読者によって「推しメン」が割れるのではないか。私はウルーシャに入れ込んで読んだ。だから帯に書かれたウルーシャの紹介には断固抗議した -
楽しかった
化学と物理学と魔法が合わさったような術を操る人々のお話。世界や歴史を様々な部族の視点から描いている。戦闘マンガ風に軽く読むこともできるが、よくよく読めばジェンダー論的な考察もあり。色々な読み解き方ができる。おすすめ。
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Posted by ブクログ
第4回創元ファンタジイ新人賞優秀賞を受賞した作品
えーっと、これすきだわ!
うん、おもしろい!
まず、ファンタジー小説なのでその世界観は大事です
読みはじめはその世界観が少しわかりづらかったけど、物語が進むにつれてどんどんのめり込んでいきました
で、ファンタジー小説は登場人物も大事です
やっぱり魅力的なキャラがいないとだめです
水蜘蛛族のタータ最高です
んで、ファンタジー小説には必殺技も大事です
この物語の世界には丹導術という技があります
魅力的なキャラが必殺技を使ってドンパチする、これ嫌いな男の子はいないでしょ
なのに、選評はちょっと厳しめ
ある人は…
作りこんだ世界で -
Posted by ブクログ
世界の豊穣や土地の疲弊などが竜の存在によるもの、という設定のファンタジー。カランバスという国には竜は一頭しかいないのだが、4120歳で最大級サイズ、竜王と言われている。そのため竜の医師は学校から特別で治外法権のような存在。そこに、国で特に差別されていて、学ぶことすら許されていないヤポネのリョウ・リュウ・ジが受験に行く。途中でレオニートというオパロフ家の息子と一緒になり、彼も家から逃げて受験に行こうとしていた。レオはとにかく貴族っぽく、超絶賢く、麗しい。
学校ではリリというこっちも個性的で賢い最年少合格者に気に入られ、師事するニーナ先生もかなり個性的で主要登場人物のキャラが楽しく際立っていた。そ -
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ネタバレ『竜の医師団Ⅳ』庵野ゆき
【あらすじ】
竜が飛べば乱気流が起こり、竜が潜れば大波が起こる。
幼竜の治療法を求め、最先端の竜医療国イヅルへ!
カランバスの〈医療交流団〉は、竜医療先進国イヅルに赴いた。目的は幼竜チューダの翼の治療法を聞き出すことだ。そのために、竜の細胞を移植した目をもつリョウという餌も用意した。〈竜舞う国〉イヅルは沢山の竜が訪れる豊穣(ほうじよう)の地。そこでリョウたちは治療のためにイヅルに降りた竜〈青のアルワン〉を見る! 医療と人のあり方を問う大人気の異世界本格医療ファンタジイ第4弾。
【きっかけ】
シリーズをずっと読んできて、面白い!まだこの第四巻が最新作だけど、2