庵野ゆきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
竜の医師団
どんどん 面白くなってゆきます。
翼が完全に広げられず固定した状態の仔竜チューダ
暗い海を飛び始めます。リリ レオ リョウは 空からリリ号に乗って 仔竜を探し 仔竜の身体に不時着
ところが でかい鯨が襲ってくる
子供の竜では 歯がたたない
助けの声をあげ 聞きつけたお姉ちゃん竜のシトラスが 鯨と戦う
見事 鯨を追い払った時 不意に意識をなくし
海の中に落ちていった。
チューダが必死で海に潜り シトラスの顔を波の上に押し上げる。
仔竜の助けの声を聞いた 祖母竜カテンカが他の鯨たちを引き連れて 助けにきた。
無事 陸地までやってきたが シトラスの意識が戻らない
リョウは シトラスが自分の歯を飲み込み それが気道を塞いだのではないかと推理
そのおかげで シトラスは助かる
その気道にたどり着くまでも見どころ
今回は 名門のレオを 死の医師団は 自分のところのトップに据えたい!
という政治的な思惑
リョウは 子供の頃 竪穴の中で暮らし 弟みたいだった子を助けられずに死なせた
辛い過去
をレオとニーナ氏に告白
レオは黙って抱きしめてくれ
ニーナ氏は その後 竪穴の中の子供たちを どうやって救済したか という話しもしてくれた。
おまえが助けられなかった弟みたいな子は 助からなかったんだ。おまえは ちゃんと側で看取ってやったんだよ。
と言ってくれた。
今回は 盛りだくさんの内容でした。
所々に 病名の説明がありました。
低ナトリウム血症
というところで 脱水を伴う人に真水をやると命とりになることを初めて知りました。
コミックにもなるそうです。
なんか それも見たいなあ! -
Posted by ブクログ
読み終わるのが惜しくて積読していたが、5巻6巻連続刊行の報を聞きようやく手をつけた。
世界もストーリーも、一段と広がりを見せた今巻。カランバス以外の国の描写は異国情緒に溢れ、まるで旅をしているような気分に浸れた。そしてリョウの今後に深く関わってきそうな人物・クズリも登場。彼の言葉に揺らぐ気持ちを素直に表明したリョウが良かった。失敗したり悩んだりしても、それを理由に楽な道に逃げないリョウが痛々しくもとても好き。
それから今巻は、いつも温和で紳士的なレオの新たな側面が見られたのも非常に美味しかった。車からの奪還シーン、最高。
話のテーマは重く、軽率に答えを出すことができないものではあるけど、最後の竜たちのシーンの美しさも相まって希望の感じられる読後感だった。
続刊もとても楽しみ!
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Posted by ブクログ
今巻も大満足。
主人公のリョウと読者である我々が、カランバスという国と竜王ディドウスに良くも悪くも慣れたところでやってきてのは、竜の卵とそこから生まれたチューダ。百戦錬磨の医師団の大人たちまで右往左往しているのが今までの巻と違うところ。三巻になってもマンネリとは無縁の様子。そしてとにかくチューダがかわいい。今巻から本格的に登場するナスターシャも、当初の印象よりずっと良いキャラクターで好感が持てた。リリと良いコンビ。
ファンタジー世界の話ではあるけれど、医療という現代人にも関わりの深いテーマだからか、読んでいて身につまされることが多い。今巻は「先細る一方の国に、仔育てとは利の薄い賭けなのだ」というリョウの独白が心に刺さった。