庵野ゆきのレビュー一覧
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ネタバレチューダが今回もかわいくて、ちょっとした行動に頬がゆるみます。無邪気さがそのまま人間の生死に直結する場面では、緊迫しているのに、物語には滑稽さが漂っていて、その振れ幅が面白いです。
医療の知識が竜という存在と結び付いていくことで、「体の大きさが違うだけで、同じ治療でもこんなに世界が変わるのか」と毎回思います。人間なら些細な処置で済むことが、竜ではまるで別の問題として立ちはだかり、その視点の広がりが想像で補えないところもあるのが、ちょっと悔しいです。
動かない翼の対処法が東の国の骨接ぎにあるというくだりは、わくわくします!4巻もとても楽しみです。 -
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衝動買いで久々の大当たり。ファンタジー作品を読みたいと書店を彷徨っていたところ竜の医師団というタイトルが目に留まり手に取った。ライトノベルの棚には無かったものの「ライトノベルなのでは?」と思いつつページを開くと冒頭から世界観に引き込まれ即購入を決意した。特に良いと感じたのは彩り豊かなキャラクターと医師経験から来る診察の様子の細かさだ。キャラクターは特にレオニートが良かった。高貴な生まれながら、そこを抜け出し竜の医師団となる大胆さを持ちつつも会話の節々には上品さが感じられ、頭も運動神経も良くさらにはイケメンというてんこ盛り。女受けを狙ったキャラかと思いきや男の自分も大好きな魅力溢れるキャラクター
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今まで出た4冊のうち 一番面白かったですね。
幼竜チューダの翼の治療法を知るため
竜医療先進国イズルにやってきました。
主人公のリョウ リュウ ジ
名門のレオ
竜の巣生まれのリリ
名門のナスターシャ
リョウとレオの指導医 カイナ
ナスターシャの大叔父 カランバス大使のソボレーヴァ
イズルには 青竜 アルワンがいる。
アルワンも片翼 手術した竜
そして 医療艦艇の長官 グズリ ユウ ジ
この人がリョウの 竜の目にすごい関心がある。
この国では 竜の目で どこまで深く見れるかで
出世コースも決まる。
グズリは 身体の弱い竜は 生殖して増えるべきではない。増えると人にも負担がかかる。
弱い因 -
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卵から孵った赤ちゃん竜
その世話をする爺さん竜
主役のリョウ リュウ ジ
ヤポネ人の少年
ヤポネ 日本人ってこと?
竜の目を持っている少年
赤ちゃん竜は 片方の翼が外れ気味 人間の股関節脱臼みたいなものなのか?
その治療法を探したい
竜の巣うまれのリリーは小型の飛行機みたいなものを作り リョウたちと 爺さん竜の口の中に入ってしまう
出られたけど 飛行機が錆びている
そこから 爺さん竜の虫歯に気がつく
長年の虫歯のせいで 爺さん竜はあちこちが悪くなっていた。
虫歯は怖いわね。
進むと全身症状を引き起こす
リョウ 友だちのリリ レオ ナスターシャ
みんな個性的で能力が高い。でもレオは血 -
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ネタバレ超巨大な竜の病気を治すための医師団に所属する人々の話。竜は人が好きで比較的大人しい?生物ではあるが、大きさが桁違いなので些細なことで災害をもたらす。色々な物語によって竜の大きさというのは異なるが、この本の竜のスケールは山より大きい。ゲップ一つで大災害が起こるレベルなので、その大きさから来る扱いづらさと、その対処を考える辺りが面白い。
意思疎通の困難などもあり、そもそも何が問題かをまず紐解いていくことになるが、話に出てくる病気は人間でもかかるごく当たり前なものなので理解もしやすい。今回は老竜の病気を治す話だったが、同じような病気にかかったこともあり勝手に親近感を抱いた。運動はせにゃならんよなぁ