庵野ゆきのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
リョウの過去や、リョウが脱出してきた縦穴や、その後のヤポネについては、余りにも語られずに、不自然な感じがしてたけれど、ここに来て、一気に明らかになった。ニーナ氏も、凄いけれど、イリェーナ女史って、凄い人だったんだね。リョウ達始め、カランバス、ディドウス、チューダの、これからに、幸あれ。
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最古の竜ディドウスしかいないカランバスに新しい竜が来た!と思ったらなんとその竜はディドウスの巣に卵だけ置いて飛び去っていった。カランバスの医局には幼竜の経験がない。ドタバタの毎日が始まる様子を、幼竜の育ち方をニーナ先生がリョウに教える形で私たち読み手も学びながら読めました。幼竜が思わぬ病を持っていることがわかり、それがどうなっていくのか気になる展開なのと、リリの作った飛空船が初めて飛んだというのに巻き込まれるトラブルのなんと壮大な…。そして、その後飛空船は錆びに悩まされるのだけど、その原因が、そんなこと!みたいな結末になって面白かったです。竜の病気(幼竜のも)が結構人や鳥なんかの症例から想像して書かれてるんだろうな、というのがうっすら想像できて読めるのも面白かったです。
卵黄は雛の偉大なお弁当。孵卵温度で結構吸収率に差がでるので、鳥によって孵卵器の温度や湿度、転卵設定が難しいこととか一般的には知らないもんね。ニワトリの雛はもう温度などの設定だいたいわかってるから、普通にヒヨコになるし。卵黄未吸収で死んじゃうヒヨコとか普通は見ないしね。
ということで、個人的に面白い巻でした。 -
ネタバレ 購入済み
凄い!としか言えない。
竜もデッカイが、話もデッカイ。治療の成功で、翼の開いたチューダが、安全に着水出来るような、凍らない海が必要という理由で、ディドウス、チューダ、カランバスの医師団全部が、巨大蒸気機関車で、夏の間、南大国ガナラージャへ、移動する!なんて話、カイナ・ニーナにしか、考えつかないでしょう! -
Posted by ブクログ
1巻発売当初から大好きなシリーズ!前作から少し期間が空いたので、前の国での出来事を思い出すのに少し苦労したけれど、読み始めたら一気に世界に引き込まれる軽妙な筆致とスピード感は健在!
仔竜チューダがとにかく可愛らしくてたまらない。瞳のきらめき、あそぼ!と言っているに違いない表情、飛行に目覚めた喜び……それらを見守るリョウや医師団の人々の心が伝わってくる、いや自分もその一員かと思えてくるような視線のあたたかさ。チューダに振り回されて疲労困憊、愛情に溢れる竜王ディドウスの描写も相変わらず大好き。
医学や工学の確かな知識がベースにあり、そこに各国の風土や文化、竜の生態が丁寧に構築されており、さらに国や民族が変われば全く異なってくる人々の思惑が複雑に絡み合って、本当にしっかりした世界を構築されているなぁと毎回感心する。竜が支配する世界という究極のファンタジー世界でありながら、それぞれの国の「古来よりこういう地理だから竜との関わりはこうで、人々の思想はこう」というあり方が、現実に近い感覚で「あぁ、こんなことはあるよなぁ」と納得できる。
どんどん深まっていく謎、明かされていく謎、本当にたまらなく面白くてわくわくする作品。6巻も早く読まなければ! -
Posted by ブクログ
幼いチェーダの大冒険
海上での危機にハラハラドキドキ
大きな大きな鯨という敵
竜に唯一敵意を向ける海の生き物
そんな敵から幼竜を守ろうとするお姉さん竜シストラ心の強さが美しく、そして竜という愛の生き物に惚れ惚れする第6巻
お姉さん竜へ訪れる聞きにもドキドキしてしまったが、助けに来た同胞竜たちの愛に涙しそうしなった
お姉さん竜の命の危機に、母親の竜リエーデの心情を思うとすごく辛い
でも最後に、親子で寄り添う姿に涙腺がやられそうであった
カランバスへ戻る際の、竜王と女帝の飛翔
多くの竜と共に飛翔する姿はきっと素晴らしいことだろう
竜王が女帝カンテカに子育てのことで詰められてるのがクスってしてしまう笑
そして主人公リョウ君の過去にも触れる
彼がまだ、寒い場所にいた時の物語
彼の弟のような存在であった、忘れたかった少年のこと
苦しい過去だけど、彼の優しが伝わってくる
看取りの物語って最後に書かれていて、なるほどなって思った
知識があっても、看取りには後悔する事が沢山だから
リョウ君のせいではなく、彼は最期まで寄り添った側なんだ