一条岬のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレめっちゃ泣ける。
その日の記憶が全て無くなってしまう病気を患っている真織。真織にあるキッカケがあり告白した透。本当に好きになってはいけないという条件で付き合い始めたがお互いに惹かれていくという話。
こういう話には珍しく、真織と透、そして泉の3人で遊ぶ描写が多い。大体泉のポジションは透の事を良く思ってないのが多いけどこの小説は3人で遊ぶ描写が多くて微笑ましい。
この病気の怖さだったり、楽しい思い出を忘れてしまう辛さ、楽しい思いをしてる過去の自分への嫉妬など、負の面もしっかり描かれてて辛い。でも、透との思い出が加わって日々が楽しくなって精神も安定してきて良かった。
こういう話で男の子の方だけ死んじ -
-
Posted by ブクログ
クラスメイトに流されるまま、彼女に仕掛けた嘘の告白。しかし彼女は“お互い、本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れるという。
そうして始まった偽りの恋。やがてそれが偽りとは言えなくなったころ
彼女が前向性健忘症であることを知る。日ごと記憶を失う彼女と、一日限りの恋を積み重ねていく日々。しかしそれは突然終わりを告げ……。
-------------------
最初は、ありがちな恋愛小説だと思って読んでいたけど。途中の展開が、衝撃でした。透という、優しく強い彼がこういう結末になるとは最初は思い描けなかった。
映画化にもなったようですが、なるほど。映画にうってつけの話なのかなと思い -
Posted by ブクログ
ネタバレなんとなく、目を通していたカドカワの「2024夏休みフェア」小冊子をバラバラめくってたら、「号泣できる本」のところで紹介されてた本。
うーん、ちょっとミステリ要素から離れて、ここは思い切り泣いてみたい!と思い読んでみた。
「博士の愛した数式」(小川洋子著)では、80分しか記憶を保持できない博士が主人公だったが、本作の主人公の日野真織は、一晩寝ると前日の記憶が全て消失する病にかかっていた。そこに登場する彼氏•神谷徹との恋の物語。
二人が知り合って、過ごす毎日は読んでいてなかなか切なくもあり、ウルっとくる場面もあり、いったいどういう結末に向かうのだろうと期待した。
だけど、結局は意外にも男の方が -
Posted by ブクログ
いわゆる「難病もの」の作品で、本作の場合はヒロインではなく主人公が病気に罹ってしまう。
ストーリーは王道をいく展開で驚きもなく、登場人物たちのセリフのひとつひとつもあまり心に刺さらなかった。読みやすくて学生さんでも楽しんで読めそうだけど、印象に残る作品ではないなと思った。
こういう難病モノはほとんどストーリーがテンプレート化されている。だからどこかでその作品独自の色を出さないといけないわけだけど、いまいち個性が出しきれていなかったかなと思った。
ちなみに主人公たちは高校で映画の自主制作活動をしている。たぶん作者さん的には「映画」をひとつテーマにして、主人公たちが映画制作をするなかでいい感じ -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作『今夜、世界からこの恋が消えても』から少し時間が進んだ時間軸のスピンオフ小説です。
今作の主人公は、前作主人公の一人、日野真織の親友として描かれた綿矢泉を想う年下の大学生。前作で描かれた真織の『彼氏くん』へ残した想いが忘れられない綿矢と、自分は何も持っていないと思い込んで今一歩が踏み出せない成瀬は、『本気で好きにならないこと』を条件に付き合うことにしてみるも上手くいかず、思わぬ方向に転がっていく。
自分の好きな人が、それも自分の恋人ではなく、親友の恋人で、告白をすることもなく失恋していて、けれどずっと好きだと思っていた人が突然この世からいなくなってしまったら、その気持ちはどうやっ -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルからして同じ人を好きになる系だと思ったけど当たりだった。内容が悪い訳では無いけど、あと出しで泉も透のことが好きだったとか知りたくなかったなー。これなら原作で同時進行にしてもらいたかった。
泉も辛かったとは思う。だけど時間と共にやっぱり忘れていく、傷は癒えていく。成瀬くんとも最後には好き同士で付き合うことになったし。
でも、真織は思い出したいのに思い出せない。真織も透のことが好きなのに。好きなままなのに。
透も泉も真織も成瀬くんみんなしんどくて辛い気持ちがあったと思うけどどうしてもやっぱりわたしは真織が1番しんどいだろうなと思っちゃうな。 -
購入済み
なんで人気でしょうか
久しぶりに恋愛小説が読みたくて探してみたらこれが人気らしくて購入して見ましたが
よくあるクリシェに幼稚な内容に雑な文体、、、
ほかの人は面白いでしょうか