一条岬のレビュー一覧
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ネタバレ
事故に依る前向性健忘に陥り、一晩寝ると前日の事を忘れてしまうって、掟上今日子さんの様な高校2年生。
そんな彼女を擬似恋人として支え、擬似ではなく真に心を通わせた男子高校生。
でも、未だ彼女の症状に改善の兆しも見えていない段階で唐突に他界してしまう彼。
突然死となる人は日本国中では毎日数十人にも及ぶのに、自らの縁者に起る事を想定できる者はなかなか居らず…。
逝ってしまう者、遺される者、思い出す事も叶わない者、それぞれの立場・心情に思いを馳せると何だか涙腺が緩んでしまいました。 -
ネタバレ
記憶障害により思い出したくても記憶の原本が自らの中に見付けられず、それでも何としても思い出したいと強く行動し、無かった筈の断片を掴み掛ける者。
その同じ相手に思いを馳せても、亡き彼への思いが強過ぎて、忘れたいと思っても忘れられない者。
そんな彼女を笑顔にしたいと望む者。
神谷透という少年が唐突にこの世を去った後、残された者たちの様々な葛藤。
あまりにも出来すぎたスピンオフに鼻白む感を覚えつつも、やはり涙腺に刺激の来る作品でした。 -
Posted by ブクログ
「今夜、世界からこの恋が消えても」のスピンオフ作品。
「今夜、世界からこの恋が消えても」の終わり方も、悲しさはあれど、進んでいる感じで良かったが、今作も終わり方がハッピーエンドな感じで良かった。
今度は泉が主人となっていて、複雑な心境を吐露しながらも物語が進んでいく。
途中、泉の両親の関係性についての描写があるが、その部分を読むと、今の泉の関わり方がはっきりイメージできるようになった。
無理に記憶を消そうとしなくていいよ、というメッセージは、個人的に印象に残った。
生きている限り、いいこともそうじゃないことも色々覚えていくことになるが、それも含めて、自分を形成していると思うと、必要な思い出だな -
Posted by ブクログ
ネタバレ歌で生きていくのは厳しい世界だから
夢ばかり見てられないって
自分なんかが出来ることじゃないって。
その綾音の気持ち凄く分かる。
厳しいと分かっている世界に飛び込むのは
怖いし自信持てないよね。
でも春人が綾音の歌声に可能性を感じて
春人なりの形で綾音の背中を押して
綾音は歌手になる夢を叶えた。
芸能界ってスキャンダルとかに厳しいから
春人と綾音の関係がどうなるかは予測できた。
綾音は夢を叶えたい。
でも春人と離れたくない。
春人は綾音の側にいたい。
でも綾音に夢を叶えて欲しいし
チャンスを無駄にして欲しくない。
2人の気持ちが想像できるから
凄く切ないし現実は甘くないと思う。 -
ネタバレ 購入済み
泉ちゃんが見つけられたもの
今夜、世界からこの恋が消えてもの泉ちゃん視点で物語は進んでいくけど、その中で成瀬くんや真織の視点も入っていて、この時この人はこんなことを考えていたんだって発見があって凄く入り込めて読めました。
透くんを本当に好きだった気持ち、いけないと思い諦めようと思ってた気持ち、忘れようと思ってた気持ち、忘れたくないと思った気持ち、真織ちゃんに対しての気持ちそれぞれが丁寧に描かれていて凄く尊い気持ちになりました。最後泉ちゃんの中でこの気持ちを自分の中で見つけることが出来て本当に良かったと思いました。
今夜、世界からこの恋が消えてもを初めて読んだ時真織ちゃんや透くんに凄く感情移入して泣いたけど、その中で泉 -
ネタバレ 購入済み
手続き記憶
最後にかけてまさかの展開で、ほんとに途中から
涙が止まらなくなりました。
透の真織への思い 真織の透への思い
2人の思いをどちらとも大切にしたい泉
若くて楽しい毎日を過ごした苦くて甘いお話
最後のクロッキー帳に徐に真織が
忘れているはずの透を書き出したシーンは、
あのキラキラしていた日々の中で忘れられないくらい沢山書いた真織から見た透モデルの絵がもたらしてくれた「手続き記憶」
これは過去の真織が未来の真織へのプレゼントなのかな?と思うとまた涙が止まらなくなりました。
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まさかの展開
記憶を無くす物語は良くあるものだがこの物語は少し違う、読んでいて胸がぎゅってなるそんな話だった。当たり前に過ぎて行く毎日を大切に生きようと思った。映画化されるらしいが忠実に再現してほしい。。