一条岬のレビュー一覧

  • 今夜、世界からこの恋が消えても

    Posted by ブクログ

    切ない恋の物語です。
    今日の記憶が明日に持ち越せないなかでも、徐々に惹かれ合っていくのがわかります。
    2人をずっと見守っている親友の泉ちゃんの優しさにも救われます。
    PrimeVideoで映画を3回観て、audibleで聴きながら小説を読みました。
    映画は冒頭に細かな伏線があるので、2回観た方が良いかなと思います。

    0
    2025年11月30日
  • 君に贈る15ページ

    Posted by ブクログ

    15周年に掛けた作品や単純に短編小説として書いている作品が入り混じっていて楽しく読んだ。

    綾崎隼先生の「15年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語」がよかった。

    0
    2025年11月21日
  • 今夜、世界からこの恋が消えても

    Posted by ブクログ

    泣いた

    主人公の神谷透とヒロインの日野真織
    そしてその友人の綿矢泉
    の三人の気持ちが伝わってきました。
    なので、最後には全員の思いがそれぞれ伝わってきて泣けた。

    暗くなりすぎず、必死に前を向いて生きていこうとするのが伝わってきました。

    0
    2025年11月16日
  • 今夜、世界からこの涙が消えても

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今夜、この世界からこの恋が消えても、のスピンオフ作品!!
    まだ前作読んでないけどとてもこっちから読んでも特に異変はなかった!!

    神谷透が真織と付き合ってその付き合っていく途中で心臓突然死で亡くなってしまった
    初恋が亡くなって失恋になってしまった
    そしてなんやかんやあって成瀬透と言う大学1年生と条件付きで付き合ってみたけど彼が優しくて無理をしていたら別れたけど透のことが好きでたまらないかった!!

    P、253. 「私のこと、本気で好きになってくれていい。私も君のことを好きになるから。もう好きになりかけているから。だけどこれだけは守って、絶対に、私より長生きして」
    これの言葉が一番響いた!!これ

    0
    2025年11月05日
  • さよならの仕方を教えて

    Posted by ブクログ

    イマジナリーフレンドって言葉を初めて知った、
    大切な人の死は人にとって記憶を無くしてしまうぐらいのショックを与えてしまう気持ち何となくわかる。
    切なかったとにかく切ない

    0
    2025年11月02日
  • 今夜、世界からこの恋が消えても

    Posted by ブクログ

    高校生の切ない恋愛を描いた作品。中学生の娘が号泣しており、手に取ってみました。

    事故のせいで記憶障害を発症し、朝目覚めるたびに前日の記憶を失ってしまう女子高生。ひょんなことから同級生男子に告白された彼女は、本気で好きにならないことを条件に疑似恋人として付き合うことに。毎日リセットされる奇妙な恋愛ごっこを繰り返す二人を待っていた運命とは・・・

    上記以外にも一般的な日常からはかけ離れた背景設定が組まれており、共感しにくいかもと危惧しつつ読み進めましたが、細かなエピソードが上手く配されていて、少しずつその世界観に浸っていくことができました。

    甘酸っぱさ、温かさ、悲しさなど、青春恋愛ものに不可欠

    0
    2025年10月25日
  • 今夜、世界からこの恋が消えても

    Posted by ブクログ

    映画を観てから小説を読んだので頭の中で読みながら映画の映像が浮かんだ。
    映画を観たときも号泣だったけど、小説でも同じ場面で感動した。
    こんなに優しい世界があるんだと、自分も優しくなれる話。

    0
    2025年10月21日
  • 嘘の世界で、忘れられない恋をした

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    物語の幕開けは、月島誠が映画制作部に誘われる場面から始まります。部活動を通じて、誠と美波翼、そして仲間たちが少しずつ心を通わせていく様子が、静かで温かな筆致で描かれています。青春のきらめきと、何気ない日常の中にある小さな幸せが、読者の心を優しく包み込んでくれました。

    中盤では、登場人物たちがそれぞれの想いを胸に、少しずつ変化していく姿が印象的です。誠の病気という重い現実が物語に影を落とし始める中で、彼の選択や仲間たちの支えが、成長と葛藤を浮き彫りにします。特に、速水葵の視点から描かれるエピソードは、友情と恋愛の狭間で揺れる心情が痛いほど伝わってきて、胸が締めつけられました。

    終盤、誠の病気

    0
    2025年11月10日
  • 君が最後に遺した歌

    Posted by ブクログ

    最後に贈り物を感じました。

    こちらは映画化を予定している作品であり、かつジャケット写真に私は惹かれて手に取りました。

    あなたが結を想像をしたとしても、私は読むことをお勧めします。なぜなら私は読んで良かったと感じたからです。素晴らしい物語が“君が最後に遺した歌”にはあります。

    このタイトルに隠された意味を想像しつつ読み、そこで作者が伝えたい思いに辿り着きました。この作品はとても読みやすく、宝物達への思いに触れることができました。この物語は終わりますが、きっとこの物語は…

    最後に観覧車を前に佇む1人の女性は誰なのかを私は想像しつつ読み終えることとします。

    気になる方は是非その物語に浸って

    0
    2025年10月01日
  • 今夜、世界からこの恋が消えても

    Posted by ブクログ

    友達からおすすめされて読んでみた。「生きていることは奇跡のようなもの」という主人公のセリフがとても印象に残っている。また、記憶障害と向き合いながらも明るく振る舞うヒロインの姿に勇気づけられた。今、自分のそばに居てくれる人たちを大切にしようと、そんなふうに思わせてくれる素敵な作品だった。

    0
    2025年07月22日
  • 今夜、世界からこの恋が消えても

    Posted by ブクログ

    日々の記憶をなくしていくという真織とその周りの透、泉の優しさが書かれている。そして透の死はびっくりさせられた。そして、自分のことを日記から消すよう頼む。それもおもいやりから。でも真織には透のことが記憶の奥底に残っていたところも感動。

    0
    2025年06月16日
  • 今夜、世界からこの恋が消えても

    Posted by ブクログ

    透の優しさと、真織の健気さに心を打たれた。

    こんなにも相手の幸せを純粋に願えるなんて本当に素敵だ。

    そして心に深く残ったフレーズ。
    傷は消えることはないけど、痛みは続くわけじゃない。
    うつ病の私も、消えない傷を抱えながらでも前を向いて進んでいける未来がある気がした。

    0
    2025年05月23日
  • 今夜、世界からこの恋が消えても

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ネタバレ含みます。

    神谷くんが亡くなった時、もうそれはそれは衝撃が強くて。寝る前に読んでいたのですが、物語の中の人間じゃないのにショックで、ぽっかり穴が空いた気持ちになりました。
    それまでは、真織が記憶を毎日無くしながらも少しずつ変わっていっていて、神谷くんがいることへの安心感が強すぎたんです。だから、亡くなってしまって読者である私ですら不安になりました…
    この本を読んで身をもって「大切なものは失ってから気づく」を体感できました。
    これを読んだ後、家族や恋人のこととても恋しくなっています。同時に亡くなったおじいちゃんのことも思い出します…
    はーーー、本当にいい本に出会えた!

    0
    2025年05月19日
  • 今夜、世界からこの恋が消えても

    Posted by ブクログ

    泣く。とにかく泣く。え!?うそ!!って展開が起こって更に泣く。
    泣ける小説が読みたい人は読んでみて欲しいです。
    映画も号泣しました!

    0
    2025年05月05日
  • 今夜、世界からこの涙が消えても

    Posted by ブクログ

    私も恋をしたものの諦めた経験がある。しかも、その相手をひどく傷つけて無理やり終わらせてしまった。いくら悲しんでも、いくら悔やんでもどうしようもないことはあると思う。無理やり忘れようとしていたが、無理に忘れる必要はない、その気持ちがあることを尊重して認めてもいいんだと感じることができた小説だった。

    0
    2025年04月13日
  • 君に贈る15ページ

    Posted by ブクログ

    とても面白かったです!

    入間人間さんと時雨沢恵一さんを目当てに読み始めましたが、他の筆者皆さんも大変におもしろい話を書いてくださいました。
    ※私は、安達としまむら、アリソンシリーズ のファンです。笑

    どのお話も面白かったので、いろいろ語りたいことだらけですが、ネタバレ回避のため、抽象的にまとめさせていただきます。

    皆さんは本作を読んで何を感じるでしょうか。
    私は、「可能性」「未来」「ナカイマ」「命」
    だと思いました。これまで長く、そうするべきだと云われてきたことや、伝統には、もちろん尊ぶだけの、それが続いてきたなりの理由はあります。一方、そうでない物は許されないと云うはずないのですから、

    0
    2025年03月28日
  • 今夜、世界からこの恋が消えても

    Posted by ブクログ

    昨日のことを覚えていること、両親がいること、友達がいること、恋人がいること…
    これらのことは当たり前のことでずっと続くと感じてしまう。しかし、そんな当たり前のことが全て奇跡でとても感謝すべきものだと改めて感じた。
    また、物語中に真織が自分の記憶が明日にはなくなるという事実を毎日突きつけられ、向き合っているのに、透自身は自分から逃げていると気付く場面があった。私も気づかないうちに自分自身に向き合うことを避けていると感じた。自分のことは1番自分がわかっていると思ってしまうが、意外とそんなことはないのかもしれない。
    真織のように深刻な事実を抱えているわけではないが、毎日を積み重ねていける自分の能力を

    0
    2025年03月14日
  • 嘘の世界で、忘れられない恋をした

    Posted by ブクログ

    一条先生の作品は多分出てるの全て読んでるけど
    毎回ちゃんと引き込んでくれる。
    そして世界観を大切にして登場人物たちも
    ほんとに素敵。
    余命宣告され、人と関わることを避けてきた主人公が大切な人に思いを伝えたことをきっかけに動き出した人生。
    ほんとにほんとに素敵だった。
    自分のためではなく周りにいる人のためにみんなが動いてそして嘘をみんなで隠した。
    自分のエゴを押し殺して主人公の嘘を守った恋人もほんとに優しい人たちだった。
    あー、今回も泣いた

    0
    2025年02月13日
  • 今夜、世界からこの涙が消えても

    Posted by ブクログ

    一条岬さんの文章はすごく美しい。
    やさしさで溢れている世界が描かれていて、前作含めとっても好きな作品。
    表紙の写真もタイトルも好き。

    0
    2025年01月25日
  • 今夜、世界からこの恋が消えても

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    友達に対するいじめをやめるという条件で日野真織に告白した神谷透。真織から条件つきOKをもらい付き合うことになるが、真織には前向性健忘症という病気があった。病気のことは隠しながら付き合っていると思っている真織と聞いてしまったことを記録に残さず忘れてもらってつきあう透、真織の友人の泉の物語。
    間違って続編から読んでしまったが、真織に記憶について書かれているこちらがよかった。他人を喜ばせること、他人に良かれと思い、行動することがうらやましいと思った。

    0
    2025年01月05日