【感想・ネタバレ】君が最後に遺した歌のレビュー

あらすじ

田舎町で祖父母と三人暮らし。唯一の趣味である詩作にふけりながら、僕の一生は平凡なものになるはずだった。
ところがある時、僕の秘かな趣味を知ったクラスメイトの遠坂綾音に「一緒に歌を作ってほしい」と頼まれたことで、その人生は一変する。
“ある事情”から歌詞が書けない彼女に代わり、僕が詞を書き彼女が歌う。そうして四季を過ごす中で、僕は彼女からたくさんの宝物を受け取るのだが……。
時を経ても遺り続ける、大切な宝物を綴った感動の物語。

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Posted by ブクログ

最後に贈り物を感じました。

こちらは映画化を予定している作品であり、かつジャケット写真に私は惹かれて手に取りました。

あなたが結を想像をしたとしても、私は読むことをお勧めします。なぜなら私は読んで良かったと感じたからです。素晴らしい物語が“君が最後に遺した歌”にはあります。

このタイトルに隠された意味を想像しつつ読み、そこで作者が伝えたい思いに辿り着きました。この作品はとても読みやすく、宝物達への思いに触れることができました。この物語は終わりますが、きっとこの物語は…

最後に観覧車を前に佇む1人の女性は誰なのかを私は想像しつつ読み終えることとします。

気になる方は是非その物語に浸ってください。
そして私に共感していただける方がいらっしゃると嬉しいです。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

最後の方の章では、もう涙涙でした。
母親として自分が子供を産む意味。
『命を与えたのではなく、命を受け取ってもらった』
こうして、自分の命が繋がっている。
自分の生きた証が残されていく。
読みやすくて一気読みしてしまいました。

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2024年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

歌で生きていくのは厳しい世界だから
夢ばかり見てられないって
自分なんかが出来ることじゃないって。

その綾音の気持ち凄く分かる。

厳しいと分かっている世界に飛び込むのは
怖いし自信持てないよね。

でも春人が綾音の歌声に可能性を感じて
春人なりの形で綾音の背中を押して
綾音は歌手になる夢を叶えた

芸能界ってスキャンダルとかに厳しいから
春人と綾音の関係がどうなるかは予測できた。


綾音は夢を叶えたい。
でも春人と離れたくない。

春人は綾音の側にいたい。
でも綾音に夢を叶えて欲しいし
チャンスを無駄にして欲しくない。

2人の気持ちが想像できるから
凄く切ないし現実は甘くないと思う。

でも別れた数年後に綾音のLIVEをきっかけに
2人はまた一緒の時間を共にし始める。

LIVE中に綾音が初めて作詞した“春の人”を歌う。
すぐに春人に宛てた歌だと分かったよ。

普段だったら面と向かって言えないことも
歌や詩ならストレートに言えるのって
どうしてだろう。

それこそ歌の力なんだろうね。

そして綾音が妊娠したと予感して
これから幸せになるって思った矢先に
妊娠と同時に病気が発覚してしまって
本当に運命残酷だと思ったし
何でストレートで幸せになれないんだー
と叫びたくなる。

この後の展開は1つは想像した通り。

でももう一つはそこまで考え及ばなかった。
全てのピースが繋がった瞬間感動した。

でも残酷な運命が立ちはだかっても
何とかして乗り越えようとしていくから
物語は面白いし読書を辞められない。

こんな熱い恋愛したい。

色濃い人生を送りたい。

綾音と春人に負けてられないぞ!
って私まで熱くなっていく。

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2024年01月06日

Posted by ブクログ

一条岬さんの「今夜、世界からこの恋が消えても」が面白かったので読んでみました。タイトルに「遺した」と書いてあるのである程度の結末は予想できましたが面白かったです。

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2023年11月13日

Posted by ブクログ

涙必須の一冊。半分くらいからずっと涙が止まりませんでした。自己犠牲しすぎることはよくないことかもしれないけど、誰かのために、自分の気持ちに蓋をしたり、時間と労力をかけたりしたいと思えることって素敵だなと思う。私もそんな人生を歩みたい。

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2023年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

切ない。切ないけど、その中にある希望を感じさせてくれる一冊だった。

タイトルからして悲しい物語だけど、読んでいくのが止まらない。よくある展開(彼女が病気になっちゃう)ではあるけれど、2人の心情描写がとてもよかった。

ケンさんのお守りを渡すシーンも印象的。

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2023年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

遠坂綾音
田舎町出身。高校卒業と同時に広い世界へ羽ばたき、誰もが知るような歌手になった。クラスメイトから“鉄の女”と呼ばれていた。

水嶋春人
高校で綾音と出会う。綾音と古い部室棟にある文芸部の部室で一緒に歌を作っていた。両親は事故で他界。祖父母と三人暮らし。

藤田
教務主任。国語や古典を兼任する老齢の教師。

遠坂正文
綾音の叔父。トラットリア・マサというイタリアンレストランを経営している。三十八歳独身。

ケン
遠坂正文の友人。ギター担当。

ヨシ
遠坂正文の友人。ベース担当。

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2023年09月26日

Posted by ブクログ

ディスレクシアの綾音と詩作が好きな春人。
接点のなかった二人が、曲作りを通じて親密になっていく様子が初々しくてよかった。
途中からは重たい展開になってきたけど、二人のまっすぐな気持ちを応援しながら読んだ。
似たような境遇の方の話を思い出したりしながら、こんなにも愛されている綾音は幸せだなと思った。

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2023年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

話してる相手が娘だったとわかったときはとてもびっくりしたし、無事に娘を産んでたった1年間だけだったけど一緒に3人が過ごせてよかったと思った。

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2022年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

セカコイよりはこっちの方がよかったかな。冒頭がラストにつながる。
2026年なにわ男子・道枝駿佑氏×生見愛瑠氏で映画化。

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最愛の人が誰なのかの予想がどんどん入れ替わっていって楽しかった。ただ娘の名前がなんなのかが気になったかな。

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2025年02月15日

匿名

購入済み

アヤネはすごく素敵な女性でした。
だからよけいに、悲しかったです。
もっと生きてほしかったです。

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2024年10月22日

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