岩室忍のレビュー一覧

  • 信長の秘宝レッドクロス

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    三法師の話。秀吉に抱えられて一瞬登場する以外に印象がなかったので、興味深く読めた。
    「はぁ?」と変な声が出そうになったとこも含めて、なんか面白かった。

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    2025年09月03日
  • 覇王の船

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    エンジンがかかるのに時間がかかったが文章に慣れると引き込まれるように読み進めれる。時代小説の堅苦しさもなく、そして時代に沿って話を進めていくのではなく蘊蓄もあり、そして庶民寄りの内容だったので新たな発見、見方もでき読まずに返却しようと思ったが日にちはかかったが読んでよかった、と思える内容だった。
    信長の無謀な今まで造船した事ない鉄の船を2年という短期間で造るよう命令され九鬼嘉隆、丹羽長秀らが奔走し出来上がるまでの期間の生活などを描いた話で情景も描くことができるし、難しく書いていないので頭に入っていきやすい。
    のめり込みすぎて時間がかかったのが少し悔しい。

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    2024年12月04日
  • 覇王の船

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    まさに傑作。その時代の臨場感がヒシヒシと伝わってくる読み応え十分の一冊でした。ありふれた表現になってしまうが、やはり時代に名を残す信長の類まれなる創造力と実行力には恐れ入った。

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    2024年11月07日
  • 信長の秘宝レッドクロス

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    イエズス会の司祭オルガンティノは信長に秘宝ルビーの十字架を献上。それを巡っての話かと思いきや三法師、秀信の生い立ちになる。全然興味なく歴史に埋もれていたけど信雄とは全然違う頭の良さ、秀信が天下を収めていたとしてもおかしくはない。
    忍びの楓に十字架を託し、世に出してはならぬと三法師は遺言し信長の財宝と共に今もって見つかってはいない

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    2023年07月29日
  • 剣神 神を斬る 神夢想流林崎甚助1

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    これは凄い‼️剣の達人については、結構知っているつもりだったけど、この人は、知らなかった。続編が待ち遠しい‼️

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    2022年08月05日
  • 擾乱、鎌倉の風(上) 黄昏の源氏

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    平家の没落から鎌倉幕府の成立、頼朝の死、13人の合議制の成立とその中での勢力争いから北条家が権力掌握に向け馬脚を露すまでが描かれている。これまでの通説との対比で新設説が取り入れられて物語が描かれているので非常に面白い。

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    2022年06月07日
  • 擾乱、鎌倉の風(上) 黄昏の源氏

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    面白い。岩室著者は初めて。なぜか敬遠していましたが、人物の心情など分かりやすく、スラスラ読みました。

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    2022年05月14日
  • 信長の軍師外伝 本能寺前夜(上)

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    足利義輝の暗殺から本能寺の変までを天皇・公家目線から勧修寺尹豊を主人公に描かれている。信長は勤王かという点がキーワードとして物語が進んでいく。本能寺の変の新説(朝廷黒幕説)をベースとしており、京都所司代村井貞勝の吏僚としての優秀さ、天皇制の為に身を捧げる公家の考え、勧修寺尹豊の政治力などの表現が興味深い。

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    2022年02月04日
  • 信長の軍師 巻の四 大悟編

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    朝廷は信長を征夷大将軍に任命することを拒み、朝廷の仕組みに入れるべく奮闘する。次第に南蛮式の統治法に魅せられた信長は安土城を築き自らの野望を秘かに表現する一方で、天皇が国師に任命した快川を焼き殺す。信長の野望を認識した朝廷は三職推認(太政大臣、関白、征夷大将軍)をするも信長は返答をしない。信長は勤王か?信長を排除しようと朝廷、臨済僧侶達が動き出す。

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    2019年12月11日
  • 信長の軍師 巻の三 怒濤編

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    浅井、朝倉、武田、一向宗など目の前に立ちはだかる敵を薙ぎ払い天下統一の道を邁進する信長。後に身を滅ぼすことになる信長最大の失敗とは、、、

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    2019年12月11日
  • 信長の軍師 巻の二 風雲編

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    尾張を統一をした信長の前に立ちはだかるのは東海一の弓取りの異名を取る今川義元。沢彦の兄弟子に当たる太原雪斎は北条、武田との三国同盟を成し遂げ、義元は上洛するべくいよいよ西征を開始する。果たして乱世を薙ぎ払うのはどちらか?!

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    2019年12月11日
  • 信長の軍師 巻の一 立志編

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    尾張織田弾正忠家に生まれた麒麟児吉法師。その才能は一部の者からしか認められていなかったが、乱世を終わらせる英雄に育てるべく傅役の平手政秀は美濃の沢参を招く。会うや沢参もその才能を見抜き武術、学問を吉法師に施すことになる。戦国、安土桃山時代には多くの臨済宗の僧侶が軍師あるいは相談役として各国の大名に招かれているが、僧侶(軍師)の視点から描写された信長伝が面白い。

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    2019年11月02日
  • 天祐は信長にあり(五) 騎馬隊殲滅

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    浅井長政の元から救出したお市と信長の関係は、歴史上は兄妹と言われるが、著者は何歩も踏み込んで男女の仲として書き上げる。閑話休題。信長も一向一揆には手を焼き続ける。そんな中、信玄亡き後の勝頼が進軍。世に言う長篠の戦いで、信長の馬防柵+鉄砲多段撃ち戦術が発明、実行された。武田二十四将の騎馬隊が弾幕に突撃する様に、無能な上司に諦観した悲哀を感じる。安土城築城、石山本願寺攻撃のための鉄甲船建造と、次々に溢れ出る信長の想像力のすごさ。正親町天皇との駆け引きも見逃せない。鳥居強右衛門や山中鹿之助の逸話はばっさりカット

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    2025年12月07日
  • 天祐は信長にあり(四) 四面楚歌

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    六角承禎の差金で狙撃される場面から始まる本巻は、この時期の信長の状況を表す四面楚歌に相応しい。しかし、乱世を薙ぎ払うために生まれたのではないかと思わせる信長の強運を読者は再認識することになる。もし武田信玄が陣中死しなければ……信長が天下統一寸前までいくことはなかったのではないか? 上手の手から水が漏るの例えどおり、将軍・義昭を見逃したり、長島一向一揆討伐からの撤退戦での不首尾など、信長の戦術ミスがなければ、今頃は別の日本になっていたかも知れない。

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    2025年11月30日
  • 天祐は信長にあり(三) 天下布武

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    美濃を攻略し、最愛の帰蝶を稲葉山城へ帰還させることができた。その後、足利義昭を伴い上洛し、将軍宣下を受けさせた。しかし、信長自身は官位官職にまったく興味がない。坂本龍馬に似た孤高感がある。サブタイトルの天下布武が、まだ天下統一の道半ばにある時点で使われたことのリスクを考えたことはなかった。楽市楽座の構想、ルイス・フロイスとの出会いと、次々に歴史の場面が現れるのが楽しい。信長の危機となった金ヶ崎の退き口。浅井長政が父・久政を抑えられずに信長を裏切り、お市の機転による密使に託した小豆が見せ場だ!

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    2025年08月03日
  • 家康の軍師(3) 白虎の巻

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    本能寺の変の時、何故家康は謀反者明智光秀を攻めなかったのか、それはこの書によると織田家の内紛に巻き込まれることを恐れ熱田神宮で待機していた、また、柴田勝家との戦いになると予測していた、とある。まさか遠方の猿、豊臣秀吉が備中高松からの大返し、織田家の後継人になるとは予測しなかった、とある。現代でもよく言う「想定外」が意外な結果をもたらすことだ。
    奇抜な行動により周りの賛同を得る事は政治でも企業でもあり、時と流れを読む能力が問われる。

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    2025年06月07日
  • 天祐は信長にあり(二) 桶狭間の戦い

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    信長の父・信秀が亡くなった。著者はこの機を、信長が戦国の表舞台に引きずり出されたとする。鉄砲の準備や信長軍の員数が揃わない中でのこと。斎藤道三の後ろ盾があるとはいえ、尾張国内からも狙われる信長。まさに内憂外患。本書の山場はもちろん桶狭間である。軍師・太原雪斎亡き後の義元の進軍に対し、情報網を駆使して探索した義元の本陣へ、少数精鋭で突っ込む信長たちの描写がよかった。そして、義元を打ち取った場所を「田楽ヶ窪」としたのも良し! 綺羅星のごとく戦国の武将がでてくるのも楽しかった。

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    2025年05月10日
  • 家康の軍師(1) 青龍の巻

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    「家康の軍師(青龍の巻)」この第一巻は家康が生まれ桶狭間の戦いまでの小説。今川の人質にいた時の今川義元の軍師太原宗孚雪斎(たいげんそうふせつさい)の元信(家康)への教訓。「其方は死ぬまで忍辱の鎧を脱いではならぬ。どんな時でも我慢をすれば天下の方から近づいてくる」「急ぐな、急ぐとつまずいて転ぶ。転ぶと乱世では立ち上がれなくなる」「臆病は悪いことではない。その代わり知恵を得るため人の話をよく聞くことだ。そして少しばかり勇気を持て、蛮勇はいかんぞ」「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず」「人を見誤るな」
    戦国の軍師とは己の立場を知り冷静に敵の動きに敏感に戦略戦術を組む、全ては「人」なのだという。現

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    2025年04月26日
  • 天祐は信長にあり(二) 桶狭間の戦い

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    世の中に織田信長を扱った小説はごまんとある。戦国武将で一番多いんじゃないか、と思う。みんな知っている武将だから、逆に難しい、と思う。でも、分かっていても面白い。やっぱり岩室さんは凄い。

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    2025年01月19日
  • 天祐は信長にあり(一) 覇王誕生

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    僕は、岩室忍さんの作品は好きだ。変な言い訳じみた記述が無くて、解りやすいからだ。この作品は「信長公記」に基づいて描かれている、とのことで、史実に近いとは思うけれど、「信長公記」さえも、徳川幕府の意図で家康の都合の良いように改ざんされている可能性があるから、どこまで真実か解らないけど、小説は面白いのが一番だから、今後の展開に期待している。

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    2024年10月21日