あらすじ
毛利・村上水軍600隻 VS 織田・九鬼水軍7隻!?
だがそれは、信長が生み出した史上初の鉄甲船だった――
暗躍する戦国大名の忍び、手に汗握る海賊の激闘。
両軍の最先端の武器が天下を決めた!
石山本願寺を制圧したい織田信長は兵糧攻めを成功させるため、支援する毛利軍の補給船を全滅させるよう九鬼水軍に命令を出す。
ところが、毛利軍の擁する村上水軍は最新の爆薬玉を使って、逆に九鬼水軍を蹴散らしてしまう。
信長は船が木製だから燃えると判断、鉄鋼船の建造を命ずるーー
ヨーロッパの大航海時代より300年も早く、鉄鋼船を海に浮かべた織田信長と九鬼水軍の世界最先端の知恵と活躍を描く、前代未聞の歴史時代小説。
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Posted by ブクログ
文章が短く、テンポよく読みやすい。講談や落語のようなわかりやすさがある。
時は戦国。織田信長は石山本願寺と戦っていた。兵糧を絶やして干殺しにするだけのところまでいったが、毛利家が村上水軍に命じて兵糧を運び込ませることになった。そこで織田の九鬼水軍と摂津湾木津川河口で戦いになった。
九鬼水軍は惨敗。焙烙玉と呼ばれる火薬兵器を前に、九鬼水軍はただ船を焼かれて手も足もでなかった。兵糧を運び込まれる。信長は「船に鎧を着せれば良いのでは?」と思いつく。ついでに大砲を乗せれば村人水軍をやっつけることもできる。
2年と期間を区切られ、九鬼嘉隆は死に物狂いで信長の命に従う。船を作る。秘密も守らねばならない。乱波からの情報戦にも気をつかう。
その間に謙信が死に、松永久秀が裏切り、別所長治も裏切り、荒木村重に波多野秀治まで裏切る。若い人たちは愛を育み、子を成し、産む。諍いも生まれる。苦労の末に大きな戦いが今始まる。
Posted by ブクログ
エンジンがかかるのに時間がかかったが文章に慣れると引き込まれるように読み進めれる。時代小説の堅苦しさもなく、そして時代に沿って話を進めていくのではなく蘊蓄もあり、そして庶民寄りの内容だったので新たな発見、見方もでき読まずに返却しようと思ったが日にちはかかったが読んでよかった、と思える内容だった。
信長の無謀な今まで造船した事ない鉄の船を2年という短期間で造るよう命令され九鬼嘉隆、丹羽長秀らが奔走し出来上がるまでの期間の生活などを描いた話で情景も描くことができるし、難しく書いていないので頭に入っていきやすい。
のめり込みすぎて時間がかかったのが少し悔しい。