【感想・ネタバレ】信長の秘宝レッドクロスのレビュー

あらすじ

忽然と消え去った信長の財宝は何処に。
秀吉、家康、そしてイエズス会を巻き込む大捜索が始まった!
戦国時代の常識を覆した名著『信長の軍師』の著者が放つ、織田宗家の栄枯盛衰。

この十字架を決して世に出してはならぬ――
天正4年(1576)、イエズス会の司祭オルガンティノは京の南蛮寺建立の礼として、黄金に12個の大きな紅玉(ルビ―)を施した十字架と地球儀を織田信長に献上した。
その頃、信長は安土城築城に際し、安土山の未来永劫の鎮護を願い、伝統の巨石を発見して山の何処かに埋める。
6年後、本能寺で信長は横死、遺産金は黄金7万枚しかなかった。
岐阜城から信長と斎藤道三の遺産が忽然と消えていたのだ。豊臣秀吉も徳川家康も必死に探すが見つからない。
やがて、織田宗家の命運は、織田と武田という戦国一の血統を継ぐ三法師こと織田秀信に託されることになる。
そんな折、なぜか信長の財宝と紅玉の十字架の関係が秘かに噂されーー。

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Posted by ブクログ

三法師の話。秀吉に抱えられて一瞬登場する以外に印象がなかったので、興味深く読めた。
「はぁ?」と変な声が出そうになったとこも含めて、なんか面白かった。

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2025年09月03日

Posted by ブクログ

イエズス会の司祭オルガンティノは信長に秘宝ルビーの十字架を献上。それを巡っての話かと思いきや三法師、秀信の生い立ちになる。全然興味なく歴史に埋もれていたけど信雄とは全然違う頭の良さ、秀信が天下を収めていたとしてもおかしくはない。
忍びの楓に十字架を託し、世に出してはならぬと三法師は遺言し信長の財宝と共に今もって見つかってはいない

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2023年07月29日

Posted by ブクログ

時代小説、特に伝記物は誰にスポットを当てるかで何もかもが違ってしまう。
しかし、戦国の世、特に信長から秀吉、家康と征夷大将軍が変わるこの時代は、武力の強さだけに関わらない陰謀、策略、裏切りの時代だった。
誰が正義で誰が悪なのか、視点が違えば180度違う。

この小説は、武田信玄の血と織田信長の血を引く、真っ当な正当性のある男児、織田秀信の存在を軸に話がすすむ。
ザビエルが持っていたとされる黄金にルビーを散らした十字架が宝物として隠された存在に。

夥しい血が流された時代。
日本統一がなされた時代。
その反面キリスト教を広めながら、最後は日本を占領地とする西洋の野望が見え隠れする時代でもあった。

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2023年08月10日

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