井田千秋のレビュー一覧
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ジャズの調べ「明るい表通り」が流れる甘味処「さるも木からおちる」。そこで、小学5年生のふたごと、二人組のおばあさんは出会った。2年前に両親を失った少女たちと、50年前に双子を亡くしたおばあさんが抱えた喪失の悲しみは、温かい交流の中で癒されていく。
互いに支え合いながらも思い出を半分ずつにしていた槇と桂が、悲しみを乗り越え、思い出を足し合わせていこうとする姿が素敵だった。ジャズ「明るい表通り」が物語の底にずっと流れているようで、悲しみの中にある人をやさしく励ましてくれる、温かい物語だった。
「同じだった。
まりあちゃんにも、なくしたものがあった。泣きながら、なくしたものを想い続けていた。そ -
Posted by ブクログ
ネタバレへんくつさん改め、アンナさんがいとなむパン屋に 訪れる小人や動物たちや人間のお話。
描かれるパン(クリームパン・カンパーニュ・洋なしのデニッシュ シナモンロールなどなど)がどれもおいしそうだし、 登場人物も皆やさしくて良い人たちばかりでほっとする物語だった。
小人のマリちゃん、レイくん。人間のノアくん、サルのへんくつさん。
特にノアくんやサルのへんくつさんの話はちょっと切なかった。ノアくんのその後とか、続きの話があったら読みたいな。
サルのへんくつさん……まさかこの物語に亡くなる方が出るとは 思わずビックリ。
「1人は気楽でいい」と言ってたアンナさんに折角できたお友達なのに。でも彼女の