井田千秋のレビュー一覧

  • ぼくのまつり縫い 手芸男子は好きっていえない

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    主人公は中学1年生の男の子。針宮くん。
    友達と一緒にサッカー部に入部して、しっくりこないけど「ぼく」から「おれ」に呼び方をかえて……でも、本当にしたい、好きなことは他にあって。
    自分の好きを大切にするのはとても難しい。
    でも、チクチクと作業している姿とこうしたらもっと可愛いって手芸のこと考えている時の針宮くん。本当に素敵なんだけどなぁ。
    針宮くんと同じ悩みを持っている人も手芸が好きな人も楽しめる本だと思います。私もわくわくに感化されて裁縫セットを探しに押し入れを漁っているところです。まずは、針宮くんが作っていた巾着から!(巻末に作り方が掲載されています!)
    シリーズもので現在3巻まで出版されて

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    2024年03月09日
  • へんくつさんのお茶会 おいしい山のパン屋さんの物語

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    時折り、児童書を読みたくなる。
    現実的なことばかりではなく、何か事件があったとしても、それ含めて心温まるような児童書を。

    お茶会という言葉に弱い。問答無用で心惹かれる。

    このへんくつさんのお茶会も、穏やかで湯気感じる幸福感に満ち溢れている。
    何かで相手を分けるのではなく、皆が同じ空間でお茶を飲み、パンを口にする。

    読みながら、いつの間にやら満面の笑みになる。
    挿絵も柔らかで優しい。
    こういう時間を過ごしたい。

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    2024年02月03日
  • ぼくのまつり縫い 手芸男子と贈る花

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    今回は高校受験を控えた優人、高校選びに苦心している。
    大好きなお裁縫ができる高校を探すのだがなかなかない。
    そんな進路の悩みに加え、被服部最後のファッションショーの衣装製作の進捗状況が思わしくないことも重なる。
    担任であり、顧問でもある先生ともなんとなくギクシャク。
    今回は花が所々で出てきて話の布線になっていた。
    悩みながら、その悩みを話しながら成長していく優人。
    世の中、色んな人がいるんだ、自分は自分の心に素直に道を進んで行けばいいんだと優人の姿に励まされる。
    多様性にちょっとだけだけど触れることもできる作品のように思う。
    高校生になった優人も見てみたい。

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    2023年11月30日
  • 森のちいさな三姉妹 森ネコさんのおかしをどうぞ

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    挿絵がとってもかわいい。末っ子のココメインのお話だったけど、シリーズで続くのかな?エリカとフタバのお話も読みたい。
    飼い猫だったとは思えないネコさんのたくましさが羨ましい。私もマドレーヌ食べたい!
    雰囲気似てるなぁとは思ってたけど、へんくつさんの名前が出たのもうれしかった。

    個人的に好きだった言葉
    「いままでなかったら、おかしいの?どうしておかしいの?」
    「いままで、だれもやったことがないことをするのは、べつにおかしくないよね。
    おかしいって決めちゃうほうが、おかしい気がする。」
    「むりしないのはたいせつなこと」

    児童書だけど、考えさせられる部分もあるなぁと思った。

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    2023年11月26日
  • 魔女のマジョランさん ケンタの世界一まずいクッキー

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    3.4年。1巻同様ふわっとして曖昧さがある。ケンタの終わりの様子もはっきりしないからこそ本当は考えられてよいのだが、よくわからないまま終わってしまう子もいるのかなとも思う。
    全体的に読み心地よく、すすめていくのに無理のない長さで良い。

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    2023年05月29日
  • 魔女のマジョランさん 世界一まずいクッキーのひみつ

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    3.4年から。絵が可愛く、カラーで横文字なところも子どもたちが好きそう。魔女のマジョランさんとマジョルカとのやりとりが個性的で、ファンタジー感がとても楽しい子ども向けドラマ。内容はふわっとして曖昧さもあるが、言葉にしないから読み取ろうと考えるのはこの年代にいいなと思う。

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    2023年05月29日
  • ブレーメン通りのふたご

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    ジャズの調べ「明るい表通り」が流れる甘味処「さるも木からおちる」。そこで、小学5年生のふたごと、二人組のおばあさんは出会った。2年前に両親を失った少女たちと、50年前に双子を亡くしたおばあさんが抱えた喪失の悲しみは、温かい交流の中で癒されていく。

    互いに支え合いながらも思い出を半分ずつにしていた槇と桂が、悲しみを乗り越え、思い出を足し合わせていこうとする姿が素敵だった。ジャズ「明るい表通り」が物語の底にずっと流れているようで、悲しみの中にある人をやさしく励ましてくれる、温かい物語だった。

    「同じだった。
     まりあちゃんにも、なくしたものがあった。泣きながら、なくしたものを想い続けていた。そ

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    2023年04月02日
  • 名前のない喫茶店(一二三文庫)1

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    喫茶店のマスターとその常連客のリカの恋が穏やかに綴られています。読んでいてほっこり優しい気持ちになれるお話だなーと思いました。女性目線と男性目線のお話があるのも嬉しい。そしてラストもとても素敵なラストになってますよ〜(*´ `*)♡

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    2023年03月25日
  • へんくつさんのお茶会 おいしい山のパン屋さんの物語

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    ネタバレ

    へんくつさん改め、アンナさんがいとなむパン屋に 訪れる小人や動物たちや人間のお話。

    描かれるパン(クリームパン・カンパーニュ・洋なしのデニッシュ シナモンロールなどなど)がどれもおいしそうだし、 登場人物も皆やさしくて良い人たちばかりでほっとする物語だった。

    小人のマリちゃん、レイくん。人間のノアくん、サルのへんくつさん。

    特にノアくんやサルのへんくつさんの話はちょっと切なかった。ノアくんのその後とか、続きの話があったら読みたいな。

    サルのへんくつさん……まさかこの物語に亡くなる方が出るとは 思わずビックリ。
    「1人は気楽でいい」と言ってたアンナさんに折角できたお友達なのに。でも彼女の

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    2023年03月25日
  • 魔女のマジョランさん 世界一まずいクッキーのひみつ

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    GO!GO!ブックスシリーズ初めて読んだ。本をあまり読まない子ども向けって感じかな?全ページ挿絵があって、文字も横書きでさらっと読める。
    マジョランさんのクッキーおいしそうだな〜。

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    2022年09月21日
  • ぼくのまつり縫い 手芸男子と贈る花

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    シリーズ最終巻。進級し、被服部の部長になった主人公。中学3年生。進路の問題も。男の子の後輩も入部。最後。進学先の高校で、好きなものを好きって自信をもって言えるようになる。

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    2025年04月09日
  • ぼくのまつり縫い 手芸男子とカワイイ後輩

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    かっこいいのが好きな女子、好きです!
    シリーズ3作とも読みましたが、本編もさることながらおまけの手芸ノートが手芸欲をかきたてられました。
    私が読んでいたのを見て、その後娘も楽しく読みました。

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    2022年05月17日
  • ぼくのまつり縫い 手芸男子は好きっていえない

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    シリーズ3がおもしろかったので1を読みました。
    主人公のハリくんは手芸とピンクが好きなだけだけど、隠れ(隠しきれてない)オタクの気持ちがリンクしました。
    どこにいても好きなものを堂々と好きって言えて、からかわれない世界になるといいなぁ。
    お裁縫がしたくなる良い本でした。

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    2022年05月13日
  • ぼくのまつり縫い 手芸男子とカワイイ後輩

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    前作から続けて読んだ。
    被服部のメンバーは良い意味で個性派。
    こんな部活があったら絶対入りたい。
    部長になったハリくんの活躍も読んでみたい。

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    2022年05月12日
  • ぼくのまつり縫い 手芸男子は好きっていえない

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    好きなことを好きと言えること、簡単なようで難しい。
    何が普通かという議論はちょっと置いておいて、
    少し皆と違うことを好きと言うのはやっぱり勇気がいるのだろう、まだまだ今の社会では。
    親がまず、特別扱いしないことが大事かな。

    「ストライプ」という絵本を思い出した。
    「水を縫う」も。
    高学年、読んでくれるかなあ。

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    2022年05月08日
  • ぼくのまつり縫い 手芸男子は好きっていえない

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    前から気になっていたシリーズもの。続きも読んでみたいと思う。高学年から読めます。主人公は手芸が好きな男子中学生。

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    2022年05月06日
  • ぼくのまつり縫い 手芸男子とカワイイ後輩

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    ハリくんにも後輩ができ、衝突しながらも「フツーじゃない」を受け入れられる様になってきた。「フツーじゃない」を受け入れるのは大人になってもなかなか難しい。

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    2022年03月11日
  • ブレーメン通りのふたご

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    小学生の双子(マキとカツラ)と、おばあさんの双子(まりあとえりあ)。
    どこか陰のあるマキとカツラの抱える過去と、双子ということ以外は謎なまりあとえりあ。
    少しミステリ要素も入りつつ、二組の交流の中でだんだん打ち解けあっていく様子が微笑ましい。
    マキとカツラの過去は到底乗り越えられるものではない、厳しいものだけど、家族でも他人でも、誰かを支えたり支えられたりしながら生きていく大切さが描かれている。

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    2022年01月25日
  • ぼくのまつり縫い 手芸男子は好きっていえない

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    保育園の時に好きな色についてからかわれて以来、
    男の子は「これ」、女の子は「これ」という周りからの同調圧力に日々悩む中1男子。
    本人は裁縫大好きなのだけど、うまく周りに打ち明けられることができるのか⁈
    王道であるが、こういう物語は大好物(笑)
    このシリーズ、読むの決定!

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    2021年11月28日
  • へんくつさんのお茶会 おいしい山のパン屋さんの物語

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    不思議なお客様も来るへんくつさんのパン屋さん。お客様のタイプが結構変わるので、この手の話にしては飽きさせない。好きだったのは怪しいノワくんのエピソード。サルのへんくつさんと仲良くなる話も、良かった。登場人物が次の章などで出てくるのも良い。ただ、もう少し俗気や毒気がある話の方が今の子達には受けるんだよね。

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    2021年03月27日