井田千秋のレビュー一覧
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ぽっこり山のふもと、人間が暮らす町と、動物達や小人が暮らす山との間にある、ちいさなパン屋さん。
そこでたった一人でパンを焼いているのは「へんくつさん」と呼ばれている気難しいおばあさん。
でもへんくつさんの作るパンは魔法のようにおいしくて、毎日たくさんのお客さんが訪れるのです。
よくあるパターンのお話だけど、焼き立てパンのおいしい香りと温もりが伝わってくるようなお話。
たぶんみなさん想像するとおり、へんくつさんは全然へんくつじゃないw、口では何を言ってもめちゃめちゃ優しいおばあさんなのです。
そうじゃなくてはこんなに美味しいパンが焼けるはずがないし。
幸せな気持ちになれる本でした。 -
Posted by ブクログ
自分の好きな事を好きって他人に言えない時もある。
変だと思われないか、笑われないか
男のくせに、女のくせに、変なの、気持ち悪い
そんな言葉の刃物に傷付けられて
自分の殻に閉じ込めてしまう。
この物語の主人公、優人もその1人。
手芸が好きなのに、過去のトラウマによって素直になれず、友達に流されるままサッカー部へ入ってしまう。
手芸男子の成長ストーリー。
テンポがよく、スラスラ読めました。
個人的には手芸部の先輩、サンカク先輩が大好きです。
『好きなものを好きっていって、なにが悪い!』
その通り!
好きな事(物)があるってことは素敵なことだと教えてくれる1冊です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
「さて、今日は何食べよう。」 ツナチェダーチーズ、たまごサンド、苺大福トースト――朝の訪れを彩るパンたち。近所で出会った「職人の店」のとびきりおいしいパスタ。熱々餃子をお酒で流し込む、最高の週末。特別なブランチは、クレープをテーブルいっぱいに並べて。きれいなお菓子缶に好きなおやつをぎっしり詰める。お気にいりのかわいいカップ。新しい生活に向けて、ダイニングテーブルを新調する――。
『家が好きな人』で愛される井田千秋が初のエッセイ漫画で描くのは、たくさんの「食べる楽しみ」。あたたかくて、生活の手ざわりを感じるおいしい雑談。さあ召し上がれ。
【個人的な感想】
絵がとっても可愛くて、