ハン・ガンのレビュー一覧

  • すべての、白いものたちの

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    ネタバレ

    まず著者名が良い。これだけで半分勝利したようなもの。アンマン、ガンマン、「ハン・ガン」。完璧な4文字。漢字も「韓江」で象徴的だ。更にノーベル文学賞受賞――もはや読まずとも名作。次にあえて読点で区切った意味深長なタイトル。これで興味を惹かないわけがない。駄目押しの神秘的かつ微妙に慈愛を醸し出している表紙は、目にした時点でうっすら感動するだろう。でも「ノーベル賞受賞」の帯は最高にダサい。せっかくのオーラを打ち消している。

    詩のようで日記のようで私小説でありそれら全てを成す、流麗で無駄のない文章は惹き込まれる。
    しかしある種のコンセプトが見えてくると、少しつまづく。
    中途半端に意図が解るために、説

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    2026年08月16日
  • すべての、白いものたちの

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    読み終わった後の訳者の解説で読み方がわかった
    また再読したら大分印象が変わると思う

    ここまで抽象的に感じる小説ははじめて
    文章が綺麗だなと思った、けど、綺麗を感じる文章が原文で読めないのはすこしもどかしかった
    ネイティブじゃないと本当の綺麗さはわからないから難しいけども

    「もう少し経ったら、残りの部分も完全に透き通ってしまうだろう。翼はもはや翼ではないものになり、蝶はもはや蝶でないものになるだろう。」

    「産着が寿衣になった。おくるみがひつぎになった。」

    アジア初のブッカー国際賞作家による奇蹟の傑作が文庫化。おくるみ、産着、雪、骨、灰、白く笑う、米と飯……。朝鮮半島とワルシャワの街をつな

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    2026年08月06日
  • すべての、白いものたちの

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    ネタバレ

    まっしろな「ハヤン」ではなく生と死の寂しさをたたえる「ヒン」を題材として、生後2時間で亡くなった姉の死と私の生について描かれた本。
    あとがきを読むまでわからなかった。第2章に出てきた「彼女」は、第1章にでてきた「私」の生を受けて歩いている姉の姿だと。

    感性が研ぎ澄まされないと理解しにくく、殺伐とした通勤電車の中で読むには難しい本。それでもソウルやワルシャワの街の風景や生活が綺麗だと思った。

    詩のような

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    2026年08月02日
  • すべての、白いものたちの

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    2026/45
    「白」のお話
    おくるみの話が生命を感じられて好き
    私は2月生まれなので、生まれた時の季節を感じられるのも良い
    あなたは大切な人であり、あなたは清潔な眠りに守られるべきで、あなたが生きてることは恥ではない(p85)
    「흰(ヒン)」ってなんだろう?と思ったけど、生と死の寂しさの色について書いていたのね
    余白が印象的で、無音の中で読みたくなる作品でした

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    2026年07月27日
  • ギリシャ語の時間

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    ネタバレ

    NHKあさいちで、上白石萌音さんが紹介していた本。タイトルも気になり、手に取った。
    視力を失っていく男性と、言葉が話せなくなった女性のお話。
    内容はちょっと難しく、わかりにくく感じた。主語が明確ではないので、誰が話をしているのかわからない。誰が話しているんだろう?と常に考えながら読まなければいけない。

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    2026年07月26日
  • すべての、白いものたちの

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    エッセイのように感じた
    ずっと冷たい冬の中の世界
    亡くなったひとへの記憶と白いものたちへの繋がり
    こういうのってずっと記憶に残るんだろうな
    ハン・ガンさん初めて読んだけど言葉選びが好きだった(訳によるのかもだけれど)

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    2026年07月18日
  • ギリシャ語の時間

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    突然言葉が出なくなる。
    私ならどうするだろう。こんなに静かに暮らせるだろうか。生活に困らないだろうか。

    読後小説に色々思いをはせていて気付いたこと。この本の中では主人公達は名前がない。彼女と彼のままだ。友人や哲学者には名前があるというのに。私には最後まで二人が淡い印象な理由のような気がする。

    前半は彼と彼女の幼少期から今までの話が章を分けて語られるんだけど、ギリシャ語の先生が彼とリンクするのに時間かかった(タイトルで気づくよ普通)。

    二人の半生が今の二人の土台になっているのは間違いなく。人は過去を引きずって生きていくものなのか。

    後半はあるアクシデントをきっかけに二人が急接近することに

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    2026年07月17日
  • すべての、白いものたちの

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    生と死にまつわる白く冷たい断片が、静かに配置されている。上手くは言えないが、美しく私的で内省的な一冊。audible。

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    2026年07月10日
  • すべての、白いものたちの

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    色々な白いものについて集めたエッセイというか、詩というか…。とても静かで、きれいで、厳かな言葉たち。生まれてすぐに死んでしまった姉のことがこの人の中ではとても大きな影響があったのだろうなと思う。

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    2026年07月08日
  • ギリシャ語の時間

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    誰の話?いつの話??
    理解して読み進めたい私には、難しかったです。
    話題作だったので読んでみましたが…。

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    2026年07月05日
  • 回復する人間

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    初 ハン・ガンさん
    とっても好き。
    読み始めてすぐに、他の作品も全部読みたいと思った。
    とくにエウロパが好きかな。

    訳者解説より
    痛みがあってこそ回復がある。これこそが、本書を貫く大きなテーマである。

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    2026年07月05日
  • すべての、白いものたちの

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    すべてを知らなくても、知ろうとしなくても、僕らは想像することができるから、見ただけではわからないことも、何かしらの手がかりをもとに、ほんのすこしでも想い描くことができたなら、他人行儀な目の前の光景だって、きっとこの手の中に包み込んでみたくなるような、主体性を持った“僕の世界”になるのだろう。

    手ごたえや確信がなくても、たとえば一日中、雨音が止まなくても、いずれ雨雲の端が現れて、何事もなかったかのような空が顔を出すだろう。憂鬱な雨降りの最中にも、空の色を想像してみたら、ほんのすこしでも軽い気持ちがしてきそうな、そんな気にもなるかもしれない。気持ちが変われば、何かがもっと、変わるかもしれない。

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    2026年06月21日
  • すべての、白いものたちの

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    感性が芸術すぎて言葉が頭に入ってこず、Audibleで読み聞かせしてもらいながらページを目で追った
    悲しかったかも
    結構悲しかったかも
    悲しい話が頭に入ってこないのかも、わたし、現実逃避民だから

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    2026年06月14日
  • すべての、白いものたちの

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    小説?詩?エッセイ?
    ジャンルがよくわからないけど、ストーリーよりも詩的な美しい言葉を噛み締めるような特別感があった。
    でも詩のようなわかりにくさがあるので、好みはわかれそう。
    私は内容的にはあまりピンと来なくて、audibleで2回聴き直したけど、やっぱり内容は響かなかった。
    だけど言葉の心地よさは感じられる不思議な本。

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    2026年06月14日
  • 光と糸

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    久しぶりに文学(の空間)にひたりました。

    自分、不器用なんで(笑)短く感想をかきます。

    少女ハンガンちゃんへ。
    「愛ってどこにあるのかな?
    とくとく鳴ってるわたしの胸の中だよね。
    愛って何なのかな?
    私たちの胸と胸をつないでくれる金の糸だよね」
    ってか。
    ハンガンちゃんは少し間違っているよ、胸の中を開いても愛は見当たらないんだよ、とくとく鳴っているのは、心臓という名の臓器です。
    そして、そんなことよりも、ハンガンちゃんはめちゃ正しいよ。愛ってひととひと、人と世界、人と他、人と環境、人と何か、をつなぐ細い糸。だと自分も信じます。

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    2026年06月06日
  • 別れを告げない

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    やっぱり一番怖いのは人間。事実や歴史を隠蔽するのは、自分たちが良心に反することをしたという自覚があるからだ。自覚の無い人もいるが、自覚があっても、良心に反することをするしかなかったのか、それもまた人間の恐ろしさ。

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    2026年06月16日
  • ギリシャ語の時間

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    著者2冊目。
    前に読んだ「菜食主義者」」は女性特有の内面の不安定さみたいなものがテーマだったので同性として理解できながら読んだが、今回は、男性も女性もその人の特性や人生による悩みだったので、正直理解できず。文学みが強すぎて難しかった。
    訳はすばらしいのだろうなと思う。

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    2026年05月15日
  • 別れを告げない

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    ハンガン3冊目だが、やはり私には合わないかもしれない……
    事件の振り返りが始まる前の前半はだれてしまった。悪夢に囚われてここまでなるのか?あと家族はどうなったのか?読み逃してしまった。
    後半は壮絶な描写が当事者の目線で続いていくので圧巻だった。
    自分がこのチェジュ島での惨劇のことを、まずあったことすら全く知らなかったせいで、最初は混乱してしまった。解説を先に読んでも良かったかもしれない。
    うちなーぐちで語られるところはリアリティがあるのだが、逆によく分からなかった……

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    2026年04月19日
  • ギリシャ語の時間

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    垂れ下がった沢山の糸のなかを歩いているような気持ちがする。呼吸の音も感じないくらい静かな世界。
    詩的な彼女の言葉が好きだ。翻訳もうまいのだろう。ハン・ガンの作品には繰り返し読みたくなる言葉がいつも詰まっている。

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    2026年04月15日
  • ギリシャ語の時間

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    上白石萌音ちゃんがオススメしていて、美しい文章ということで読んでみた。
    確かに、描写や文章の間、章の長さも考えられていて、男性の視点と女性の視点が入れ替わりながら、静けさと心の機微を感じながら物語が淡々と進んでいく。
    誰が語っているのかはわかるけど、誰のことを語っているのかが時々わからなくなる。
    最後、2人が近づいていく様に、いつのまに、とそれほど感情移入できなかった

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    2026年03月22日