ハン・ガンのレビュー一覧

  • 光と糸

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    ネタバレ

    ハン・ガンの小説はいつも大きな問いで、その問いは誠実で真摯、そして切実。
    歴史の果てに生きるわたしたちの生きることと密接に関わった問いだ。

    本書で、小説が生まれたときの様子やその時々の心情が詩や散文を通して明かされるが、身を削るようにして書かれたそれは魂で書いているかのよう。

    “庭の日記”は、短い記録の中にも彼女ならではの視線と詩のスピリットが感じられる。

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    2026年03月16日
  • 光と糸

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    ノーベル文学賞の受賞記念講演「光と糸」のほか、詩と散文、日記で構成される。
    済州島事件、光州事件など厳しい内容も含むが、なんだか癒された。

    ハン・ガンが8歳のとき作った詩、
    『愛ってどこにあるのかな?
    とくとく鳴ってる私の胸の中だよね。
    愛って何なのかな?
    私たちの胸と胸をつないでくれる金の糸よね。』
    栴檀は双葉より芳し、とはこのことか。

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    2026年03月11日
  • すべての、白いものたちの

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    純文学にハマるきっかけになりそう

    今まで純文学の楽しみ方の一つの「文章の手触り」みたいな部分全く魅力を感じていなかったけど、この本読んで雰囲気を掴めた気がする。

    プロローグの時点で、
    「滴り落ちる時間のしずくの一滴一滴は、カミソリの刃で作った玉のよう」とか想像を掻き立てる文章だ思ったし、
    寒くなって霜が降りてきたら「木々は葉を落として次第に軽くなる。石や建物などの固いものたちは、微妙に重くなったように見える」みたいな何となくわかるけどそんなこと思ったことなかったなみたいな感覚が楽しみ方なんだろうなと思えた。

    まだ当然よくわかんねーみたいなとこが大半だったけど↑の感覚が得られただけで読んで

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    2026年02月28日
  • すべての、白いものたちの

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    邦訳ゆえ仕方ないが、基本的に平易な文体で記述されているので表現に関してはやや深みに欠ける印象。他方、訳者解説等が素晴らしく、そこを合わせての作品ではないか。

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    2026年02月27日
  • すべての、白いものたちの

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    詩のような回顧録のような。
    不思議な構成。

    著者はとつとつと白いものについて綴る。
    真っ白ではない。
    もやのような。
    グレーがかった…そんな白。
    純粋や清らかさを表現した白ではなく、哀しみに包まれたような白。

    冬のワルシャワ。
    低く雲が垂れこめた世界は冷たい空気と静寂に包まれていて…。
    著者は生後すぐに故郷で亡くなった姉に想いを馳せる。
    若くして赤ん坊を亡くした彼女の母親にも。
    それからこの地に残された大戦の爪痕からその哀しみに触れては言葉を紡ぐ。

    それはまるで、白いものたちにさげる鎮魂歌のよう

    タイトルのあとには、読者たちはどのような言葉を続けようとするのだろう
    吟味されつくした訳文

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    2026年02月21日
  • すべての、白いものたちの

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    ずーっとエッセイだと思って読んでて、
    終盤エッセイじゃないことに気がついた。
    あとがきでようやく理解できた。。読み直します。

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    2026年02月19日
  • ギリシャ語の時間

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    自分もテレビで上白石萌音さんが勧めていたので
    読んでみました
    初めての韓国文学
    ハンガンさんは詩人でもあるということで詩的な表現にも納得
    ただ内容はあまり入ってこなかったというのが正直なところ

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    2026年02月15日
  • 光と糸

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    彼女の著作は何冊か読んできたけれど、今回がもっとも理解しやすかった。このぐらい余白があって文字組みがゆったりしているとちょうどよい。
    とはいえやっぱり抽象的な表現が多いので、気を緩めるとすぐに置いていかれてしまうのだけど。
    「いちばん暗い夜にも」と題されたノーベル文学賞受賞所感がやけに胸に残った。

    〈降りしきる雨脚を眺め、腕やふくらはぎを包む湿気を感じながら待っていたその一瞬、突然気づいたのです。私と肩をくっつけ合って立っている仲間たちも、向かいのビルの前にいるあの人たちも、その全員が全く同じように、「私」として生きているのだという事実を。私が雨を見ているのと同じように、あの人たち一人一人も

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    2026年02月12日
  • 光と糸

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    これはあまり内容が無い。

    特に後半の日記は流し読み状態。

    作者を知る上では良いが作品の業過としては?

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    2026年02月11日
  • 光と糸

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    何と感想を書けばいいのだろう。
    ただひたすら丁寧に真摯に言葉を紡いでいることが伝わる。
    装丁、栞なども素敵。
    とても丁寧な作品だった。

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    2026年02月05日
  • すべての、白いものたちの

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    今の自分に刺さるところがあったわけではないが、静かな余韻のある世界が広がっていた。
    寒い日に寒さを感じる本であった。

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    2026年02月01日
  • すべての、白いものたちの

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    冒頭『白いものについて書こうと決めた。』から始まる。

    おくるみ
    うぶき
    しお
    ゆき
    こおり



    作者の日記のような内容。
    それを自分から生まれてすぐに亡くなった姉が生きていたらと見立てて進んでいく。
    私自身これまで馴染みのない作品だった。
    確かに他の方のレビューにもある様に文章は美しかったが残念ながらグッとくるものがなかった。

    初読みの作家さんというより韓国の方の作品は初めて。
    そういう事もあり、これにめげず他の韓国文学も挑戦はしたい。

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    2026年01月31日
  • すべての、白いものたちの

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    ぎゅっとなる言葉が多い
    ふわっとした白とぎゅっとしてしまう真逆の事柄
    翻訳の方もよっぽど空気感を大切に丁寧に紡がれたのだろうなとほわっとする

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    2026年01月28日
  • ギリシャ語の時間

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    視力とともに世界の温もりを失いつつある男と、温もりある世界とともに言葉を失った女。似て非なる孤独を抱え向き合うとき、死した古代ギリシャ語に似た儚い温もりがほのかに漂う。立ち尽くす身を包む美しく孤独な薄明は、宵の口か夜明け前か。静かに響く作品。

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    2026年01月24日
  • 光と糸

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    池袋西武内三省堂でジャケ買い。
    ハンガンの小説が読みたくなった。
    「別れを告げない」「少年が来る」
    そしてテマリカンボクとライラックの苗を植えたくなった。

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    2026年01月16日
  • 別れを告げない

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    光州事件に済州島四・三事件。天寿を全うできない歴代大統領。振れ幅極端。ただ、世界を眺めて見れば今もジェノサイドが。「究極の愛についての小説」というが、理解できなかった。夢の世界…でも、スッキリした結末期待したが。国際的な賞のレベルについていけない、残念な自分。

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    2025年12月30日
  • 別れを告げない

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    ○ ろうそくの光とそれが作りだす影とが舞台を色付け立体化し、随所に緊張感を与え続けている。
    ○ どこまでも清らかな表現(センテンス)
    『牛に毛が何万本あるわからないけれど、それと同じくらい・・・たくさんたくさん昔話をすることもできるだろう』
    『刺繍枠にぴんと張られた布のように緊張した沈黙』

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    2025年12月22日
  • ギリシャ語の時間

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    視力を失いつつある男性と言葉を失っている女性が、ギリシャ語の講師と受講生という立場で出会う。
    人との関わり方で大きな喪失体験を持っている二人の表現するものが、映像として見れるようなそんな細かな描写に気持ちが追いつかない。
    言葉に気持ちがあり、それは美しくもあり哀しい。
    それ以上に難しく感じた。





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    2025年12月18日
  • ギリシャ語の時間

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    韓国小説のおすすめで読んだ本である。韓国の状態を知るおいうことではなかった。ギリシャ語がそのまま出てきたのだが、まだ勉強をしたことがない言語なので、訳は日本語で書いてあるが理解がイマイチであった。

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    2025年11月20日
  • 回復する人間

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    透明感があって美しい文章。どことなくずっと寂しさのようなものがつきまとっていて、確かにずっと読み続けるのが少ししんどいような。

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    2025年11月20日