ハン・ガンのレビュー一覧

  • 別れを告げない

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    やっぱり一番怖いのは人間。事実や歴史を隠蔽するのは、自分たちが良心に反することをしたという自覚があるからだ。自覚の無い人もいるが、自覚があっても、良心に反することをするしかなかったのか、それもまた人間の恐ろしさ。

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    2026年06月16日
  • ギリシャ語の時間

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    著者2冊目。
    前に読んだ「菜食主義者」」は女性特有の内面の不安定さみたいなものがテーマだったので同性として理解できながら読んだが、今回は、男性も女性もその人の特性や人生による悩みだったので、正直理解できず。文学みが強すぎて難しかった。
    訳はすばらしいのだろうなと思う。

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    2026年05月15日
  • 別れを告げない

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    ハンガン3冊目だが、やはり私には合わないかもしれない……
    事件の振り返りが始まる前の前半はだれてしまった。悪夢に囚われてここまでなるのか?あと家族はどうなったのか?読み逃してしまった。
    後半は壮絶な描写が当事者の目線で続いていくので圧巻だった。
    自分がこのチェジュ島での惨劇のことを、まずあったことすら全く知らなかったせいで、最初は混乱してしまった。解説を先に読んでも良かったかもしれない。
    うちなーぐちで語られるところはリアリティがあるのだが、逆によく分からなかった……

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    2026年04月19日
  • ギリシャ語の時間

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    垂れ下がった沢山の糸のなかを歩いているような気持ちがする。呼吸の音も感じないくらい静かな世界。
    詩的な彼女の言葉が好きだ。翻訳もうまいのだろう。ハン・ガンの作品には繰り返し読みたくなる言葉がいつも詰まっている。

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    2026年04月15日
  • ギリシャ語の時間

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    上白石萌音ちゃんがオススメしていて、美しい文章ということで読んでみた。
    確かに、描写や文章の間、章の長さも考えられていて、男性の視点と女性の視点が入れ替わりながら、静けさと心の機微を感じながら物語が淡々と進んでいく。
    誰が語っているのかはわかるけど、誰のことを語っているのかが時々わからなくなる。
    最後、2人が近づいていく様に、いつのまに、とそれほど感情移入できなかった

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    2026年03月22日
  • 回復する人間

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    ノーベル文学賞のハン・ガンによる7つの短編集。
    『左手』が印象深かった。左手が意思を持ってしまった男の二重属性化の話。『火とかげ』ではClapton のTears In Heaven がいい味を醸し出してた。

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    2026年03月21日
  • 光と糸

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    ネタバレ

    ハン・ガンの小説はいつも大きな問いで、その問いは誠実で真摯、そして切実。
    歴史の果てに生きるわたしたちの生きることと密接に関わった問いだ。

    本書で、小説が生まれたときの様子やその時々の心情が詩や散文を通して明かされるが、身を削るようにして書かれたそれは魂で書いているかのよう。

    “庭の日記”は、短い記録の中にも彼女ならではの視線と詩のスピリットが感じられる。

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    2026年03月16日
  • 光と糸

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    ノーベル文学賞の受賞記念講演「光と糸」のほか、詩と散文、日記で構成される。
    済州島事件、光州事件など厳しい内容も含むが、なんだか癒された。

    ハン・ガンが8歳のとき作った詩、
    『愛ってどこにあるのかな?
    とくとく鳴ってる私の胸の中だよね。
    愛って何なのかな?
    私たちの胸と胸をつないでくれる金の糸よね。』
    栴檀は双葉より芳し、とはこのことか。

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    2026年03月11日
  • ギリシャ語の時間

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    自分もテレビで上白石萌音さんが勧めていたので
    読んでみました
    初めての韓国文学
    ハンガンさんは詩人でもあるということで詩的な表現にも納得
    ただ内容はあまり入ってこなかったというのが正直なところ

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    2026年02月15日
  • 光と糸

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    彼女の著作は何冊か読んできたけれど、今回がもっとも理解しやすかった。このぐらい余白があって文字組みがゆったりしているとちょうどよい。
    とはいえやっぱり抽象的な表現が多いので、気を緩めるとすぐに置いていかれてしまうのだけど。
    「いちばん暗い夜にも」と題されたノーベル文学賞受賞所感がやけに胸に残った。

    〈降りしきる雨脚を眺め、腕やふくらはぎを包む湿気を感じながら待っていたその一瞬、突然気づいたのです。私と肩をくっつけ合って立っている仲間たちも、向かいのビルの前にいるあの人たちも、その全員が全く同じように、「私」として生きているのだという事実を。私が雨を見ているのと同じように、あの人たち一人一人も雨を見ている。私が顔に感じている湿気をあの人たちも感じている。それは、大勢の一人称を同時に経験するという驚異の一瞬でした。〉

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    2026年02月12日
  • 光と糸

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    これはあまり内容が無い。

    特に後半の日記は流し読み状態。

    作者を知る上では良いが作品の業過としては?

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    2026年02月11日
  • 光と糸

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    何と感想を書けばいいのだろう。
    ただひたすら丁寧に真摯に言葉を紡いでいることが伝わる。
    装丁、栞なども素敵。
    とても丁寧な作品だった。

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    2026年02月05日
  • ギリシャ語の時間

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    視力とともに世界の温もりを失いつつある男と、温もりある世界とともに言葉を失った女。似て非なる孤独を抱え向き合うとき、死した古代ギリシャ語に似た儚い温もりがほのかに漂う。立ち尽くす身を包む美しく孤独な薄明は、宵の口か夜明け前か。静かに響く作品。

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    2026年01月24日
  • 光と糸

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    池袋西武内三省堂でジャケ買い。
    ハンガンの小説が読みたくなった。
    「別れを告げない」「少年が来る」
    そしてテマリカンボクとライラックの苗を植えたくなった。

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    2026年01月16日
  • 別れを告げない

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    光州事件に済州島四・三事件。天寿を全うできない歴代大統領。振れ幅極端。ただ、世界を眺めて見れば今もジェノサイドが。「究極の愛についての小説」というが、理解できなかった。夢の世界…でも、スッキリした結末期待したが。国際的な賞のレベルについていけない、残念な自分。

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    2025年12月30日
  • 別れを告げない

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    ○ ろうそくの光とそれが作りだす影とが舞台を色付け立体化し、随所に緊張感を与え続けている。
    ○ どこまでも清らかな表現(センテンス)
    『牛に毛が何万本あるわからないけれど、それと同じくらい・・・たくさんたくさん昔話をすることもできるだろう』
    『刺繍枠にぴんと張られた布のように緊張した沈黙』

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    2025年12月22日
  • ギリシャ語の時間

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    視力を失いつつある男性と言葉を失っている女性が、ギリシャ語の講師と受講生という立場で出会う。
    人との関わり方で大きな喪失体験を持っている二人の表現するものが、映像として見れるようなそんな細かな描写に気持ちが追いつかない。
    言葉に気持ちがあり、それは美しくもあり哀しい。
    それ以上に難しく感じた。





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    2025年12月18日
  • ギリシャ語の時間

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    韓国小説のおすすめで読んだ本である。韓国の状態を知るおいうことではなかった。ギリシャ語がそのまま出てきたのだが、まだ勉強をしたことがない言語なので、訳は日本語で書いてあるが理解がイマイチであった。

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    2025年11月20日
  • 回復する人間

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    透明感があって美しい文章。どことなくずっと寂しさのようなものがつきまとっていて、確かにずっと読み続けるのが少ししんどいような。

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    2025年11月20日
  • 別れを告げない

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    何万人もの民間人が虐殺されたという韓国の暗い歴史である済州島四・三事件への無知と、場面が色々と展開し繊細な自然描写が多用される詩的な文体も相俟ってかなり読み辛い小説だった。
    役者の後書きを見て時代背景を理解してから読んだ方が没入しやすいかも。

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    2025年11月01日