桜井画門のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白くなってきた。
佐藤達と大臣の会談。会談場所は埼玉県入間市。
永井や戸崎達は会談の時を佐藤を拘束するチャンスと貰え、入間市市民体育館で佐藤達の登場を待つ。
しかしそこに来たのは田中ひとり。
田中は佐藤達に騙され、佐藤達は自衛隊入間基地で開催される基地祭(総理大臣も出席)へ姿を現す。
佐藤に似た人として、佐藤はあえて拘束され、自衛隊施設の深部に入り込む。
下村泉は佐藤に裏切られた田中を仲間にする為に動き、永井は佐藤のいる入間基地へ向かう。
戸崎は下村泉を救おうと亜人候補リストを盗み、それを知った曽我部を刺殺。
(曽我部は亜人と思っていたが、違う?)
ここに来て、それぞ -
Posted by ブクログ
うん。やっぱり無茶をしなければ胸熱にはならないよね。
永井圭は母とそっくりな性格で、本当に必要なものを得る為には、犠牲を厭わない。
それが感情豊かな人によっては冷たく見えてしまう。
母とは真逆な性格の父親にも似た所があり、誰もいない所で静かに暮らそうと考えていた永井は、やはり佐藤との戦いに戻る。
勝率が0%でも、0.000001%の勝機があるなら、それを生かすべきだと。
これは論理的行動だと。
私が思うに、その人の生まれ持ってのものや、育った環境、家族や友達の影響を受けた主観で、誰でも論理的に生きているのだと思う。
中野だって、感情豊かな人だって、それが論理的だと思って行動しているん -
無料版購入済み
表紙がちょっとこわいなぁと思って手を出してなかったのですが読んだら結構面白い作品でした。人の見た目なのに不死である亜人、突然その存在になってしまった主人公が亜人の謎を探りながらサバイバルする物語です。やや血みどろ展開多めなの注意。
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Posted by ブクログ
読む手が止まらん。面白くなってきた。
永井圭は戸崎と組み、何処かの廃墟でトレーニング&作戦立案。
オグラ博士とも接触でき、やはり永井の黒い幽霊は濃く、幼少期よりも昔から亜人だった可能性?があるとか。
ここに来て、永井の合理的で他者の心を考えない行動を「それで良い」と政府黒服達。
黒服達も戸崎も、永井に一目置く。
場面は変わって、亜人、下村泉の過去編。王道のダメな親、ダメな彼氏に友達。
高校の時に家を飛び出し、身体を売って20歳。黒い幽霊はその時から出せていたが、自分が亜人とは知らず。
病気と解り闘病生活。人生の最後、色々と考えていただろう時に戸崎が現れる。
再び場面は変わって -
Posted by ブクログ
何か転換した?
面白さが増した、というよりもひとつの脳とひとつの身体で作品が作られている感じがする。スッキリする。
どこまでも思考が合理的な永井くんとその周りで明らかに主人公ポジを張れる頭悪いけど情に熱いカイと中野。どこまでも「正しい」判断しかできない永井くんが大好きだ。
なかなかそう頭では思っていても、倫理観やら情やら正義やら罪悪感やら配慮やら気遣いやら人間の尊厳やらがよぎると、高度でクリアな判断による行動、というのはしたくてもできないことだ。頭の中では何考えていてもいいが、それを行動に移すと「顰蹙を買う」、或いは逮捕される。私は個人的には「主人公的な思考」というのも大概だと思っているが -
匿名
無料版購入済み死んでも生き返る事が出来るだけで痛みも感じるのにこんな残酷な事ができる人間も恐ろしいと思います。死ぬまで自分も人間か亜人か分からないのになと思います。