「亜人」―――死なないヒトは、人間か、怪物か。
突如、存在が確認された死なない人間「亜人」が世間を騒がせた。未知の存在は大きく取り上げられたものの、あくまで死なないだけであること、実際に死ぬまでは判明しないことが判明し、いつしか人々の興味を惹くことはなくなっていた。
そして、最初の亜人が発見されてから17年、主人公・永井圭は交通事故によって亜人であることが判明する。希少な存在である亜人として政府や特殊機関から追われることとなった圭は、家族や故郷を捨てて逃走劇を強いられることとなる。
その中で出会った自分以外の亜人やそれに関わる人々を通して、亜人を取り巻く陰謀、そして人と亜人の未来を巻き込んだ戦いに巻き込まれていく……。
実写化・アニメ化もされた本作は、濃厚な物語と、それとともに変化していく迫力のある画風は勿論、緻密に描かれた頭脳戦が魅力。
登場人物それぞれが覚悟と目的、強い信念をもって行動することで組みあがっていく、勢いがあるのに理路整然とした物語は、読みだしたら手が止まりません。
「人間らしさ」とは何か、生きるとは何か。全17巻で描かれるヒトの物語、ぜひご一読ください。
感情タグBEST3
過去編がわかって何とも切ない。
でもやり直すのに十分な理由があるなと思う。
カイは服役中だけど、どこまでもまっすぐでこんな人いないよなと思ってしまうけど、応援したい。
飛行タイプ
匿名 2023年01月28日
ラストシーンの飛行タイプのIBMが出るシーンかっこいい。
絵も上手いし、迫力と緊張感がビシビシ出てきてとても良い。
Posted by ブクログ 2017年08月26日
永井は誰とも打ち解けず、下村泉の暗い過去が語られ、海斗は少年院で新たな亜人と出会う。ストーリーの亜人密度は高まってきたが、まだそれぞれがバラバラだ。6巻になっても話が拡散していくかに見えるが、さてどのように収斂していくのだろう?
Posted by ブクログ 2016年03月02日
ひとつの戦いが終わって次の準備が色々と…。
ストーリーはそんなに進んでいない印象ですが、亜人の秘密も少しずつ明らかになってきたし、海斗側にも新たな展開が。
Posted by ブクログ 2015年09月26日
どんどん面白くなってきています。
一巻を読んだ時はわかりにくかった人間関係や設定も、作りこまれていたからこそ。巻を増すごとに作品の本領が発揮されてきています。泉さんの過去も壮絶ですね。
Posted by ブクログ 2015年08月23日
外見や思考は通常の人間と同様だが、死亡した際には即座に蘇るという驚異的な再生能力を持つ「亜人」。人の中に生まれ、一度死ななければ本人にも亜人なのかどうかわからない。世界に47名しか確認されていない亜人は人間から苛烈な差別を受けており、政府や企業による非人道的な人体実験の道具とされていた。
亜人テロリ...続きを読むスト・佐藤に対抗するため、主人公・圭は、自身を追い続けてきた亜人管理委員会のトップ・戸崎と共同戦線を張ることに。戸崎は亜人研究の第一人者オグラ・イクヤも拉致し協力者にしており、圭は初めて仲間を得る。一方、カイは圭の逃亡を幇助した罪で服役していたが、そこで謎めいた“脱走者”琴吹と出会うが…。
人気キャラ泉ちゃんの悲しい過去やカイのその後も描かれ、世界観も少しずつ補完されてドラマとして重厚さが増してきた今巻。ただ、琴吹はなんで一度脱走したのにまた戻ってきたのかな。わからん。これも伏線なのか。そしてカイのブレない精神力の強さも気になるなぁ。実は亜人なんじゃない?ってな説も流れてるようですが、個人的には人間ゆえの精神力という印象。なんにしろ、続きが気になります。
Posted by ブクログ 2015年06月12日
主人公が持つ黒い幽霊IBMが普通と違う?
なかなか、黒い幽霊について興味深い始まりでした。
まだ何んであるかは分からないですが。
主人公の闇深そうだ。
トサキに使える一人の女性亜人。
過去話は、非常に暗い。苦労したんだな…と。
根は良い子なんだな、と好感(^^)
黒い幽霊は、持ち主の闇に関係す...続きを読むるのかな?
と、思考を持ちつつ。
最後に登場した久しぶりのカイと塀の中で出会った亜人。
翼のある黒い幽霊…か、かっこいい!!
帯びにアニメ化されるみたいで。
ますます、期待度高まる!
Posted by ブクログ 2015年06月05日
下村泉の過去、少年院に収監された永井圭の友人海斗、と主人公以外の場面も読みごたえがあった第6巻。巻末の見開きページは「画」の力が胸に響きました。
今回の巻は、永井、泉、カイ、それぞれの背景や戦う意味が明らかになります。永井のその徹底的なほどの合理的考え方もじつは理由があり、少し共感をおぼえました。
そういう意味では今巻は今後のバトルの前の静けさを演出したものともいえそうですが、バトル好きな人にはほとんどバトルは出ないのでちょっと退屈かもしれ...続きを読むません。
ただ、一番最後の最後に新たな展開があり、それが次号への期待をふくらませます。
作者は、巻の長さをほんと意識した作品作りをしていますね。にくらしいくらい、また次が読みたくなりますw。
Posted by ブクログ 2018年07月01日
亜人テロリスト、佐藤との対戦に備え、着々と作戦を進める木崎と永井。
そして、下村 泉の壮絶な過去。
物語は、ますます激しくなっていく。
第6弾。