日高ショーコのレビュー一覧
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失踪していた在寅の消息がわかり、どうして彼が店の金を持ち出していなくなったのかが明らかになります。今まで周囲の期待に応えようと自我を押さえていた人間が弾けるとこうなるという見本のようでした。どこか晴れやかな在寅の姿に寂しような嬉しいような複雑な気持ちです。
一方その頃虎三郎は平瀬男爵から娘との縁談を勧められ……。虎三郎と時子はものすごくポジティブなので安心して見ていられます。 -
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もう最高に良かったです。
BL漫画という偏見(?)を覆す傑作だと思います。
是非BL嫌いの人にも読んでいただきたい作品です。
大袈裟に言えば、生きる事や人を愛する事の意味を考えさせてくれ、たまたま愛する人が男性だっただけで、相手の幸せをただ願う暁人のありように切なさややるせ無さを感じ、結果的には桂木と相思相愛になりホッとしたのも束の間、お互いの未来の為に、ひと時とは言え、離れる決断をするなど、読者も翻弄される本編のスピンオフとして、少し気楽に読める所もありました。が、やはり恋愛の切なさはきちんと描かれていて本当にその世界観を満喫できました。
できれば二人のその後を見たいと切望しました。 -
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配置転換も新規開店も、10人の女性の小説&演じる女優さんのお陰もあって大盛況な中、長男さんの居場所が解り… 当時だったらその場所は、最果て、と言っても過言でないところで…
長男さんはホント長男らしい長男だったのでしょうね… 辛かっただろな… -
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二十四節気七十二候に沿い、丁寧に、本当に丁寧にストーリーが進んでいきます。かつての日本がゆったりと時を刻んでいた事が、作者様の作風のお陰で伝わって参ります。それがとても心地よいです。
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ストーリーとかには全く関係ないことですが、気になるので。
お着物やお洋服を扱っている部屋での喫煙はNG! 煙草臭が移っちゃうので絶対にダメ。前巻のドレスメーカー店では外で喫煙してたのに、今巻ではマネキンに衣裳をあれこれ着せてる部屋での喫煙… このシーンだけはとても嫌だった。 -
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予測不可能な行動をし、未来の三つ星看板娘ちゃんが、千駄木の引き籠もりちゃんへの想いが伝わり仲良しになって嬉しい。一方で、出資者のイケメン大男くんは仇敵と邂逅した模様。
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少しずつ、不穏な輩がちらほら。
千駄木の引き籠もりお嬢さんは、ちゃんと解って言ってるから罪深い。図々しく周りに甘えて生きてる自分と一緒のくせにって三つ星初の女性店員さんに嫉妬し八つ当たりしてるようにしか見えず。 -
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今巻は、まさに人の利、地の利、ラスト天の利、というような物語で、本当に面白かった。しかもたくさんの三つ星の番傘に埋め尽くされた日本橋界隈と開橋日本橋。ほんと浮世絵のように愉しい絵面でした。
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架空とは言え、誰もが思い浮かべる百貨店の名前があり、虚実交ぜこぜで紡がれるお話も、さすがストーリーテーラーの作者様、読ませる。
しかも下調べもしっかりと、画力のある作者様なので、作画の方も文句無し。
BLであるのか無いのかはさて置いて、兎にも角にも物語に魅せられた。今後の百貨店創成物語に期待!