ヨンチャンのレビュー一覧
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読んでいて怒り
児童養護施設編の大樹くん母に対しての怒りの感情が半端ないです。母親側の都合というか言い分に1mmも共感するところがない。子どもが親に向ける愛は、駆け引きもなく、見返りも求めていない。それを見事にぶち壊してくれるクソ親です。こうはなるまいぞ、という反面教師を見せてもらいました。
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クオリティ高い
主人公周りの設定やそれの出し方、一話からかなり惹き込まれるストーリー設計になっていました。主人公が発達障害の医者という設定はありそうで無かったような気がしたので今後も読みたいと思いました。おすすめです!
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匿名
無料版購入済み特に最後の話
終わってはないけれど、なんとなく分かる。
ある施設の看護師さん、暴れ回る17歳に手を焼いてたところ、お母さんがやってきて一晩中抱き抱えてたって。病気もあってその後間も無く死んでしまい、彼女は愛について考えてたそう。
一方で別のケースでは…
そもそも45歳の男性で、愛が欲しいだけだけど、身体も大きく暴言に迫力があり警察沙汰に。彼も誰かに愛されたかっただけ。
障害って言葉でも、社会も守られないといけないんだろうな。精神病院はもともとは社会の為のものだったのでは?
治せるものに変わってきた時、恵まれた患者の何割かは復帰できるのだろう。 -
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箱庭療法や、虐待の連鎖や
加害者が被害者を生み、さらにその被害者が加害者になる、そんな負の連鎖、私が結婚した前妻の家庭にもあったような……先方は重要事項は隠蔽してばかりの両親でしたので、詳細は分からずじまいでしたが、そもそも自ら考えるような問題解決が欠落していては……。
志保さんが昔のアルバイト先に行くエピソードも良かったですね。
正真正銘のエンパシーは簡単なものではないでしょうし。彼女が受けたであろうウェックスラー成人知能検査の結果を見るに、IQとかは如何にも医学部くらいには行けそうな数値でした。私も空間把握の能力だけ99くらいで、へっこんでいるんですよね。
箱庭療法といえば、これも私は故・河合隼雄氏の本を思い出しま -
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子どもの発達障害だけでなく、虐待やいじめに端を発する非行にまで話が及んできて、やり切れなくて哀しい気持ちになってしまう。
でもこういう事実がある、と知ることはとても大事だと思う。 -
Posted by ブクログ
・就職活動
タイムリーな題材。内定者で去年11月からアルバイトで来ていて、この4月から本採用予定だった子が適応障害だった。適応障害だというのが判明したのは、内定辞退を申し出てきた時。もし最初から職場が障害を分かっていたとしても、ゆっくり長期間で育てるマンパワーが無く、今後も同じ事を繰り返すだけな気がする。一度職場で上司・同僚と話し合う必要があるなと感じた。
・習い事
気が休まらずにやるべき事が常に目の前にある状態。ブラック企業のスケジュールのよう。佐山先生の言葉が的確すぎる程、今の子は習い事が多い。可能性を広げるのも分かるけど、嫌々やったって身に付かないよ。
・起立性調節障害
思春期の子供同士 -
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色んな題材を丁寧に描く
非行少年の俊彦くんの話、スッキリ終わるというよりは、トンネルの中に一筋の光が射すような感じで終わる
作中でも言ってたけど、個人がなんとかできると思って首突っ込むには難しいことだよね
やはり精神科医もピンキリで
テキトーにあしらわれてると感じたら患者は落胆するし
佐山先生のように、水の中で息ができるように救ってくれる医師もいる
パニック障害患者の心理を水に喩えた描写が、とても分かりやすい
患者の気持ちが予想できる、こんな風に苦しいんだ、死んでしまいそうに息ができないのだと
後半からは、子連れ再婚家族の子どもの、ディスレクシアの話。
子連れ再婚というだけでも関係を構築す -
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子どもとその親の心情描写が良い
絵もキレイで見やすいですし、各話ごとの子どもの身心の状態や、またその親の心情も
医学な説明も分かりやすいです。
前巻からの続きの男の子、一件落着します。よかった。
その後はASDを持ってる可能性がある女の子の話。
ボールのくだりで、運悪くびしょ濡れになってしまったのには胸が痛む
普通に産んであげられなくてごめん、というお母さんのセリフ、、泣
りん先生に限らず、このマンガの医療側の人たちの個性が様々で笑わせられます!
そういうぷぷっとなる一面があるから、このテーマを取り扱ってても重くなりすぎないのかも。
少しずつ佐山先生の身内の病院経営の話とかが出てきますね。