巖本英利のレビュー一覧
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匿名
ネタバレ 購入済み粘り強く
一気に召喚される人数の規模が大きいなと感じました。そんな中で結果的に生徒に酷い仕打ちをされることになるというのは、見ていて辛かったです。蔵人には粘り強く生きてもらいたいですね。
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購入済み
クセが強め
とにかく、絵のクセが強めで個性的な作品。
この絵とそれに伴う世界観にすんなり付いていけるかどうかがすべてだと思う。
実際の内容はそこまで目新しいものではない。
主人公が用務員というのは確かに新しいが、物語中でそれを意識させられることはほぼなく、教師でも友達のいない生徒でも引きこもりでも全く展開は変わらないと思う。
ということで、クセ強な絵をクリアしたとしても、取り立ててすごい作品というわけではない。 -
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ダイアモンズのパールが、NPスクールの生徒である三谷文(みたに・ふみ)のすがたになって、統和機構の内部に入り込みます。統和機構の合成人間であるカチューシャから生徒たちに対して、侵入者を見つけ出すように命令がくだされ、生徒たちは虚宇介に猜疑の目を向けるようになります。彼らは、伊敷芹香(いしき・せりか)の特殊能力である「フォレスト・フラワー」を駆使して、虚宇介のゆくえを追います。
そんななかで迅八郎は、一連の事態のなりゆきに疑問をいだくようになり、虚宇介がかかわっている謎にしだいにせまっていきます。一方流刃も、枢機王としての彼の運命に今回の事件が大きくかかわっていることから、NPスクールの生徒たちの背後に身をかくしつつ、ひそかに事態の進展をコントロールしようとします。
虚宇介は、母親である才牙真幌(さいが・まほろ)と直接対峙することになり、虚宇介とそらの兄妹にかんする謎がしだいに読者に明らかにされます。それは、「牙の痕」と呼ばれる、統和機構が以前から注意を払っていたある場所が、兄妹の出生と二人の能力に深い関係があるというものでした。
本編ストーリーの『ブギーポップ・バウンディング ロスト・メビウス』で登場した「牙の痕」をめぐる謎が、本シリーズで明らかにされることになるとは思いもよりませんでした。ほかにも、記憶があいまいになっているいくつかの謎があったように思うのですが、それらも今後の展開のなかで伏線が回収されることになるのでしょうか。 -
Posted by ブクログ
NPスクールの生徒である風洞楓(かざほら・かえで)は、やはり生徒の御堂璃央(みどう・りお)とともに、虚宇介の友達になって彼の動向を調査するという使命をさずけられます。ところが、やはり虚宇介の動向をさぐるために派遣されたらしいブルムベアとパンターという二人組によって虚宇介が襲撃され、楓は室井梢(むろい・こずえ)という少女とともに、虚宇介と行動をともにすることになります。彼らはフェイ・リスキィのもとを訪れて、事態の打開を図ります。
一方、虚宇介の妹のそらは、迅八郎と志邑詩歌(しむら・しいか)の二人の少女とともにいるところを、マキシム・Gに襲われます。ところが、不意にマキシム・Gとはべつの勢力に所属するカチューシャの攻撃を受け、戦闘不能に陥ったマキシム・Gは迅八郎たちにフェイをたよるようにと告げます。
さまざまな勢力の思惑が複雑に絡まってきましたが、才牙兄妹の秘密をめぐる統和機構内での勢力争いと、それに巻き込まれる迅八郎らNPスクールの生徒たち、そしてなんらかの意図をかくしもちながら事態の推移を見つめている流刃昂夕という構図が、おおむね明確になってきました。エンペロイダーとはいったいなにを意味しているのかということも、気になるところです。 -
Posted by ブクログ
「ビートのディシプリン」「ヴァルプルギスの後悔」につづく、「ブギーポップ」シリーズのスピン・オフ作品第3弾です。
特殊能力をもつ少年少女を集め、危険につながる芽を監視しつつ、役立つ能力の持ち主を統和機構に取り込む活動をおこなっている「NPスクール」に通う、才牙虚宇介(さいが・こうすけ)を中心とする物語です。彼の妹である才牙そらに秘められた能力と、「エンペロイダー」という謎のことばをめぐって、ストーリーが進行していきます。
シリーズ第1巻となる本書では、みずからの能力にめざめた虹上(にじかみ)みのりという少女が引き起こした事件をめぐって、虚宇介とおなじNPスクールに通うキャラクターたちがさまざまな思惑をかかえつつ活動します。つかみにくいキャラクターである虚宇介のカウンター・パートとして、ライトノベルの主人公らしい率直な性格の日高迅八郎(ひだか・じんぱちろう)が登場し、ストーリーの背景についてまだくわしいことを知らない読者に近い視点から事件にかかわっていきます。さらに、著者の他の作品とのかかわりが示唆されている流刃昂夕がNPスクールの一員としてくわわり、さらに複雑な伏線が準備されています。
本作では、「NPスクール」という特殊能力をもつ若者たちが物語の中心的な役割をになっており、本編以上に本編らしいスピン・オフ作品「ヴァルプルギスの後悔」シリーズとはちがってサイド・ストーリーらしい雰囲気になっています。他方で、ライトノベルの王道ともいうべきボーイ・ミーツ・ガール作品である「ビートのディシプリン」シリーズにくらべると、とくに中心人物の虚宇介が複雑な内面を秘めたキャラクターのためもあって、ややストーリーがつかみにくいようにも感じました。