巖本英利のレビュー一覧
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いい話だー
運命に翻弄されながら己の商才を信じて道を切り開く女性の物語。そして夫婦の愛の物語です。史実風なので、これの一部でも似たような事があったらいいなと歴史を調べてみたくなるのも夢があって良いです。さらわれた先で結婚させられたら、相手が強く賢く懐も広く、しかも一途で見た目も良い年下の夫だったなんて、TLか少女ラノベでしかあり得ないですけどね。
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購入済み
ストラテジー(badness)
トリップな感じで始まる。
内容は全然違うのだけども雰囲気は大作であるオーバーロードに雰囲気が似た感じになるのかしら。容赦のない対人戦や殲滅戦、自陣営の利益を考えた行動理念。こちらも雰囲気だけどH×Hのキメラアント的な猟奇性がMixされている感じ。
ストラテジーそのものであるけど癖のある陣営だからこそのストーリーなのだと思う。 -
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Posted by ブクログ
チート能力なしの用務員さんがチート能力全開の勇者に嵌められ対決せざるを得なくなる第5巻。悪逆非道の勇者リュージの持つ加護と権力に、一度はフルボッコにされる用務員クランドの逆襲やなるか?
5巻の最後にラッタナアフター、つまりは3巻の後日談が語られていまして。ヨビのその後がどうなったか気になっていたので嬉しかったです。
ヨビをはじめ、この物語に登場する女性キャラクターは他のラノベではなかなか見られない「自立した女性」として描かれているのがいいですね。(※勇者ハヤトのハーレム要員は除く)主人公に依存するのではなく、並び立つ存在として生きようとする姿に好感が持てます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ国家間関係や社会制度に法体系など、大きな枠組みでの世界観設定がしっかりされているなと感じる今シリーズですが。この3巻で主人公の蔵人さんに襲い掛かるのは、人種差別問題および身分制度を発端にした厄介ごとで。
今回のヒロイン枠となるヨビは、差別対象である「蝙蝠系亜人種」であったことから我が子を殺され奴隷にまで堕とされてしまった身の上のキャラなのですが。
うーん。「30代で、既婚者で、呑んだくれDV夫がいて、子供はいたけど殺されていて、娼婦の仕事を強いられている奴隷」とか。少なくともこれまで読んだラノベの中ではついぞ見かけたことのないヘヴィーな設定のヒロインですね。だがそれがいい。
蔵人さんはそん -
Posted by ブクログ
ネタバレ「用務員さん」こと蔵人のチート能力を盗んだ勇者・ハヤト。そのハヤトと蔵人さんの対決が描かれる巻。
ハヤトは他の勇者と一線を画す二つのチート能力持ちで、周りには美少女を何名も侍らせるという、よくある「異世界召喚系チート無双ハーレム付き主人公」を体現したキャラなのですが。それを敵役でもってくる今作は、いわゆる「異世界召喚系(以下略)小説」に対するアンチテーゼなんでしょう。
そんなハヤトに対し、今作の最終局面で「茶番だ」「勝手にやってろ。くだらない」と切って捨てた蔵人さんに激しく共感です。もう「なろう」の安っぽい異世界チーレム話はすべて茶番にしか思えなくなりますね。
これだけ不条理な目にあわさ -
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ネタバレ 購入済み
約束
あなたのためだから、誰かのためだから仕方がなかった、まだ幼い少女なのだから、そういう理由で約束を破る人達ばかりが出てくる物語。
雪白が人のように感情豊かで、面白かったです。
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