たかのてるこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分がインドに行ったときのことを思い出しながら読んだ。
自分と現地の人たちの日常があまりにも違うこと、でもどうしようもないほど同じ人間であると実感すること。日本で見るニュースが他人事じゃなくなる感覚、小心者だけど旅をやめられないことなどなど。旅先や旅から帰ってきて感じることがかなり共感できた。基本的に面白おかしく書かれていて、すぐに読み終わってしまった。
やっぱり旅はいいなぁ。どんな形であれ、これからも旅をしていきたいと改めて思った。それは長期間休みを取ってということに限らず、自分の日常を見つめて新しい見方を探したり、いつもと違うことをしてみたり、普段話さない人と話したりといったようなことも身近な旅だと思う。
カースト制がまだ色濃く残ることを象徴するエピソードを読んだとき、インドのある街の夜のことを思い出した。小汚い食堂でカレーを食べて店を出たら、店の前で小さな女の子に金を乞われた。それまでの旅の中で、歩み寄ってくる商売人やうちのに乗ってけというオートリキシャやタクシー運転手にNO!と言い慣れていたために、その女の子にも不意にNOと言い放ってしまった。するとそれ以上は何も喋らず、ただそこに立ち尽くし、その場を去る私を暗い目で見つめていた。インドに旅をするとき、物乞いには物をあげてはいけないと教えられる。他の物乞いたちにも寄ってこられるからだ。では、あの少女のような暗い目を何度見なくてはいけないのか。必死の子どもに平気でNOと言い慣れてしまう自分が怖かった。
不可触民と呼ばれる人たちはどのような人生を送るんだろうか。生まれながらに不平等な扱いを受けて、まともな環境で生きられない社会でいいはずがない。今や大国となったインドであるが、子どもが理不尽に被害者になるような問題を放っておいてはいけないと強く思う。
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Posted by ブクログ
著者はご自分のことを小心者と謙遜しますがどうしてどうして…。
だって、初海外旅行の飛行機で「ビーフ オア チキン」と聞かれているのに「ビーフ&チキン」と返せる小心者がいるでしょうか??
「一番」と書かれたTシャツを着るだけでも凄いのに、何の一番なんだ?と突っ込まれて「アイム ナンバーワン・コメディアン」と返せる小心者がいるでしょうか??
それよりなにより二度目の海外でインドを選ぶ小心者が…(以下ry
著者マジリスペクトです。(*´ω`)人(´ω`*)
若い頃はまだしも、今はとても行ける気がしない国インド。リアルなインドを本で体験できるのはかなりお得かと思います。
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でも、一番気になるのは、50代で腹話術師になったという著者のお母さんの方ですが…
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Posted by ブクログ
いつも元気いっぱいでハイテンションな筆者だが、子供の頃につらい思いをしていたのがわかった。見かけだけでは、わからないことってあるのだなと改めて思った。
さて、この本は「純情ヨーロッパ」の後編なのだが、前編は未読。前編は主に西欧、本書は中欧、東欧編。1、2日で一都市をまわり、かつ自分で決めたミッションをこなすという弾丸ツアーなのだが、これが必ず友達ができて、一緒に呑んだり、宿泊させてもらったりと、いつものように、超フレンドリーな旅なのだった。たかのてるこの友達が「私は一度もそんな経験したことないよ!」と言っていたようだが、普通はそうだよね。 -
Posted by ブクログ
面白かった! そして写真に写るインドの方々の表情がとても生き生きしているのを感じました。読む前に巻頭で見た時にチラリとそう感じたものの、読み進めて写真の背景がわかるとより素敵な写真ばかりです。小さい頃から欧米への憧れが強かったわたしではこの本は手に取らなかったなと思うとこうやって世界が広がるのは本当にありがたいし素敵なことだなと思います。世の中の不平等や配慮にかける場面等々どこに生きていても理不尽なことはあるのだと思うけれど、そこにあるものや人に感謝して楽しめたら“いい顔”になれるのかもしれないなぁと思いました。限られた人生の時間をどう使おうかと考えさせられました。誰かに何かを伝えたり何かをすることで、相手がすこしでも温かい気持ちになれたらいいなと思います。でもそれは自分ではわからないからエラーには細心の注意と反省を繰り返しながらトライ&エラーかな。
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Posted by ブクログ
砂漠で王子とも塚本くんとも別れ、1人マラケシュに戻ったてるこ。戻ったとほぼ同時にラマダンが始まってしまった。
日が出ている間は食べ物はおろか水も飲んではならない。厳格な人は唾さえ呑み込まない。空腹に耐え、日が沈んだ後はイフタールというスープを中心とした軽食が食べられ、その後はディナーを食べる事が出来る。
てるこもラマダンを実行すると、町の人達がとても喜んでくれる。そんな中、カリッドという大学を主席で卒業したのに職にあるつけないインテリ青年と出会う。てるこはカリッドからラマダンの事やイスラム教の事をいろいろ教えてもらう。
そして、カリッドの故郷、ベルベル人の村のカリッドの実家に滞在する。電気も水道も通ってない環境で、寒さに震えながらも温かい家庭。ことばも通じないカリッドの家族とのあたたかい交流に、てるこはずっとここで暮らしたいような概観にふける。
しかし、卒業式も間近になって、惜しまれながらも日本に帰る。村からマラケシュまで帰る途中、てるこ達一行は生命の危機に直面する。
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えっ!どうしてこのタイミングで!
話が出来過ぎじゃないか?!
というのが率直な感想だけど…たぶん全て事実なんでしょうね。正に現実は小説より奇なり。
この巻に登場したカリッドが、また、凄く骨のあるいい奴で…こちらも出来過ぎに思える。でも、現実にこんな若者が存在するのならば…地球もまんざら捨てたもんじゃないな。
てるこ同様、私もイスラム教に対して、完璧理解は出来ないと思うけど、良さを感じる事はできた。ありがとう、カリッド! -
Posted by ブクログ
たかのてるこさん(以下てるこ)大学4年生は、悪戦苦闘の末になんとか就職内定を取付けた。彼氏も出来て、あとは卒業旅行だけだ…とまたもや約2ヶ月の一人旅に出掛けた。
フランスはルーブルだけ見て翌日出発、スペインでは高校の同級生のスギやんと再会、一緒に観光する。
モロッコへ渡ると、てるこは自分が《女》であることを嫌というほど思い知らされる。イスラムでは結婚してない男女のつき合いを認めないため、男達は外国人の女を見ると見境もなく迫って来て、てるこも何度か襲われそうになる。
男達の攻撃を避けるために、同じく日本から一人旅で来ている塚本くんにカップルのフリをしてもらう。この作作戦のおかげで以後リビドー攻撃に合わなくなる。
マラケシュから砂漠の町に向かうバスの中で、キアヌ・リーブス似のイケメンに出会い、てるこ心臓はバッコンバッコン高鳴る。さあ…このあとどうなる?
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男達が迫ってくる話は聞いた事があるけど、一番驚いたのは、仲良くなって部屋に泊めてもらってる女の子の彼氏が部屋に上がりこんで襲われそうになった話。てるこは彼女の事を思って声も出さずに抵抗して、何とか事なきを得た。ところが彼氏を差し向けたのが彼女自身だった。てるこが大好きだから大好きな彼を貸してあげたのに…彼をこばんだ事で逆に責め立てて来た。
この彼女の感覚はわかりかねない。後で聞いたところ、モロッコの人もそのカップルの行動は理解に苦しむようだ。たまたま変な嗜好の人達に巡り合ってしまったらぢい。