たかのてるこのレビュー一覧
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2019年4冊目。次に行きたい国はモロッコであることと、『ガンジス河でバタフライ』がとても面白かったので、たかのてるこさん再び。
おもしろおかしい出来事や表現、人々との温かいやりとりは変わらず楽しめたのだが、『ガンジス川〜』とは異なる、濃密な内容だった。
意外な方向に話が進んで、もはや切ないことこの上ない。こんな内容は全く思っていなかった!
モロッコ旅での恋と、九死に一生の大ピンチを通して、たかのさんが、自分の人生について、生き方について、家族について…深く見つめ直し、答えを出している。
カリッドは本当にかっこいい。こんなひとが現実世界にいるとは。
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Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
人生最悪の大失恋に絶望するさなか、“世界一ラブ&ピースなお坊さま”の笑顔に出会って一念発起。「この笑顔に直接会って、未来を明るく変えたい!」。心に暗雲を抱えながらも、人生を賭けた、てるこの無謀な大冒険が始まった!生のダライ・ラマに出会うまでの長い道のり一部始終、感動の私的ノンフィクション。旅人OL、再びインドへ。
真っ直ぐな人なんだろうなあと文章から伝わってきます。しかも今回はダライ・ラマ法王に会いに行くとは無謀ですがこの行動力が羨ましくて仕方が有りませんです。
ダライ・ラマ法王っとお会いするシーンでは、ヒートアップするたかのさんの心と、法王の真摯に全ての人に向き合う素晴らしさがとても良く書かれていてジンとしました。
しかし、それ以上に途中途中で出会う人々の素晴らしい心映えに胸打たれる事が沢山ありました。仏教ってこんなに素晴らしい物なんだなあと思いました。日本の仏教のようにお金が掛かるものでは無くて、無一文でもなんでも相手を思いやる心、平和を願う心が一番大事なんだと思いました。
ちなみに僕の書いた「愚かで愛しいこの世界」という曲は実はチベットの事を歌った曲です。 -
Posted by ブクログ
著者は 行動力と実行力がある。
その飽くなき追及、猪突猛進ぶりは 目を見張る。
ラオスの人に失恋して、ダライラマの笑顔のニュースに出会い。
ダライラマに会おうとするのである。
そのために チベットに行き、チベットの状況を知り
チベットにおける自由のなさに、心を痛める。
インドのリトルチベット ラダックにいく。
ここで、であった 学校の先生 カルマと不思議な体験をする。
輪廻転生という仏教の考えが、現実に起こった少女に出会う。
前世の記憶がある少女で、前はイスラム教徒の子供だった。
自分と前世の記憶がある少女。それを、包み込む
前世の両親と現世の両親に囲まれる。
ラダクの人々は、「生きとし生けるもの、全ての幸せ」を祈る。
生きている者の中には、自分がはいっている。
その大きな広がりをもつ祈りを自然とできることに、
著者は共感する。
その共感が、自分が失恋した理由を見つけ出す。
自分が 常に自分本位だったことを。
その内省が、じつに この本の 真骨頂かもしれない。
著者は ダライラマに ちゃんと会うのだ。
ダライラマへの質問
『人間にとって、一番大切なものは何だと思いますか?』
『生きていく上で、一番辛いことは?』
『生きるとは、どういうことだと思いますか?』
『幸せな人生を全うするためには、何が必要だと思いますか?』
『死ぬことは怖いのか?』
『慈悲とはどのようなものなのか?』
『今、幸せですか?』
すごい、すばらしい質問力である。
聞きたいことをちゃんと聞いている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレサハラ砂漠の王子様の後編。
今度はモロッコはカスパの村へ。
カリッドという青年の里帰りについて行き、
お城のようなおうちに住む家族の仲間入り。
といっても、裕福なおうちではないようで。
自然と共存するステキな日々を綴っています。
断食中も時間を除いて食事を摂っているとか、
イスラムの異文化を垣間見ることができて
とても面白かったです。
いつの間にか雪が積もる季節となり、
マラケシュに命がけで戻るクライマックスは
ハラハラドキドキ。そして、カリッドとの別れは
すごく切なかったです。
ブログのようなリアル本って感性の一致が重要
な気がしますが、たかのてるこさん、やっぱり好きです。
私のモロッコに行きたい病を進行させた一冊(笑)。 -
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前作とは違い、完全に旅の話。
失恋した作者が、ダライ・ラマの言葉に出会い、ダライ・ラマに実際に会いに行くという話。
ダライ・ラマの言葉が端々に引用されていて、ダライ・ラマに非常に興味が出て、チベットに行きたくなった。
この本で深く印象に残ったのは、作者がダライ・ラマに会えるかどうか分からないけど、チベットに行ったということ。
人は結果がどうなるか分からない時には、中々行動出来ない。でも、作者は一先ず行ってみよう、そんな気持ちで旅に出た。
そして、最終的にはダライ・ラマに会えた。
猛烈な想いはパワーとなって、何か力を呼び寄せて、現実になってしまう。先の分からない未来を思い悩むよりも、自分の生きたい未来を心に描き、今日を、明日を、楽しく生きたい、そんなことを感じた作者に深く共感。 -
Posted by ブクログ
ネタバレたかのてるこさんに感化された旅(といっても日本だけど)を企て、京都のゲストハウスを予約。旅先でジックリ読もうと購入しました。ところが、大型台風上陸のせいでゲストハウスはキャンセルするハメになってしまったのですが。
たかのてるこさん著書二冊目は、単行本の「モロッコで断食 上・下」の前編にあたるそうです。就職先も決まり、入職日前倒しで会社の寮を借り、その時点で親の仕送りで住んでいたアパートを引き払って海外旅行費を捻出し、大学4年の卒業一人旅へ出かけるところから始まります。その悪知恵が私好みです(笑)。
旅のはじまりはパリから。もちろん無計画でパリに乗り込んでしまい安宿なんぞない洗練された町を彷徨っていると、たまたま同世代の芸大の女の子と出会い意気投合する。しばし美術鑑賞の旅などをしてみるがホールド・アップ。
それからスペインへ。そこへ着くなり、ナント高校時代の同級生スギやんと再会。今度は2人で10日程行動を共にすることとなる。途中スコットランド人のアユガスと出会う。ラフなスキーをしようとしていた日本人2人はアユガスのハードな熱血スキーの特訓を受けるという大試練を乗り切った。
そして、いよいよモロッコ入り。フェリーに乗ったところから、YMCAの安宿で女性としての洗礼を受けまくることとなってしまう。宿を手伝うモロッコ人のアイシャと仲良しになった。公衆浴場のハンマムへ行ったり大切な民族衣装を着せてもらったりと楽しんでいた矢先、悪意ではないらしいが彼女の差し金で彼女のカレに襲われそうになる事件が発生。いたたまれなくなり、YMCAに居合わせた日本人・塚田君と逃げるように宿を出る。旅は道連れ・・・。
それからピンクの街・マラケシュに向う途中、ある家族と出会いモロッコの代表的な料理のクスクスやミントティをふるまってもらい日本のあれこれに答えられない自分を恥じたり。。。たかのてるこさんの旅は常に出会い・別れ・挫折・行動(移動)があるんだな~と、彼女のそれぞれの場面から次へと向える潔さをも感じる。
本書の最終目的地はサハラ砂漠。長距離バスの中で絶世のイケメン・スペイン人のミゲルと出会う。ところがこのミゲルが無鉄砲な旅行者で、彼に誘われ、現地調達で簡単な準備だけをして塚田くんと3人で徒歩での砂漠入りをする。当初は楽しく歩きだしたものの、雨天で極限に凍えるような砂漠の夜で2つしかない寝袋を貸し合ったりと死ぬか生きるかの中に絆を深めていく。が、翌朝には命からがら引き返した。戻ってまた3人は一夜を共にしたが、ミゲルとてるこさんの恋が芽生えたものの、3人はまたバラバラになっていく。最後に社会に出てから変わってしまうかもしれない自分と向き合う。
《先のことが分からなければ分からないほど、私は自由でいられる》
という一行がとても心に残りました。一人で海外へ行きたいという衝動に今、駆られています。
旅を記録して老後の楽しみにしようと思っている私にとって、たかのてるこさんの本はバイブルになりそうです。その時見たもの、味わったもの、感じたものは一瞬にして記憶から薄れていくことも沢山あります。写真と共に「記録」できたら・・・と今から楽しみに思っています。 -
Posted by ブクログ
「ガンジス河でバタフライ」以来ですが、
やっぱり
たかのさんの旅行記は楽しい。
もっと負の部分を全開に出してる旅行記も面白いですが、
(さくら剛さんのような。苦笑)
たかのさんの本は本当に
ミラクルと笑顔とタフさと人を信じるパワーがたくさん。
今作はラオスの旅。
今作は恋愛のお話。
「アナタは、ちょっと、きれいデスから、
ボーイフレンド、イマス。
ですから、ワタシは、2番目のボーイフレンドに、
なりたいデス」
ちょっとキレイ??
ちょっとキレイ??!
笑いました。
笑いました。
だけど、
途中から、
一緒にドキドキして苦しくなって、
シノヤンの
純粋さに泣きたくなりました。
国も言葉も生活も文化も物価も何もかもが違う。
なのに、
その背中や手は初めて触れたときから
安心がつつむ。
大人になって、
他国の人と恋愛をすると
たくさんの壁があるのかもしれない。
でも、
それをシノヤンのジョウネツがぶっ壊してくれる。
夜風に吹かれながら、
バイクのうしろに乗っているあたりは
本当に想像できて
すごく素敵な感覚になれた。
果たして二人は幸せになれたんだろうか。
4年も前の作品。
気になって仕方ない。
シノヤンは今もモンキースマイルで
毎日を過ごせてるのかな。
読んでいて、
幸せな気分になれる一冊。
大好き!