たかのてるこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ガンジス河でバタフライ」につぐ旅行記。
就職が決まった後の卒業旅行へ行く作者。
アフリカが目的だが、ヨーロッパも行ったことがないからと、ヨーロッパ経由で。
パリではあまりに大量の絵があるルーブルに飽きて、やや自信喪失気味に。
スペインで一人旅の日本人の男の子と出会い、通り過ぎるだけなんてもったいないと本気の見学に。
ガウディの面白さを満喫とは羨ましい。
モロッコへ着いたと思ったら、セクハラ続き。
イスラム教では戒律が厳しく、女性に近づくことは出来ないため、外国人の女性を見るとたがが外れる男性もいるとか。
今さらながら女の一人旅は危険なのね。
しかし、ここからが本番。
案内なしで砂漠に行くとい -
Posted by ブクログ
一人旅って何をするにも本当に一人で、楽しい気持ちを誰とも共有できないものだって思ってました。
でも、たかのさんは行く先々で新しい人と出会い仲良くなって毎日お喋りしたり、時にはその人とと旅をすることになったりしていて、一人旅ををしているんだって事を忘れちゃいます。
この旅で出会ったカリッドとは、3日で彼と一緒に故郷のベルベル村まで行っちゃうし!
出会いが多い分、同じ数別れがあるわけだけど、そのどれも今でも大切に思っていることが、ひしひしと伝わってくる。
別れるのを傷つくのを怖がって、出会いを減らすよりも、心に一生残る大事なものが1つでもある人生の方が絶対良いんだろうなぁと感じました。
この本で -
Posted by ブクログ
評判はよくきいていたけれど、たかのてるこを読んだのははじめて。もっとふざけてるのかと思ったら全然まじめだし、すごく素直で正直な感じでよかった。純粋でいい人柄がにじんでいるような感じ。旅をして現地の人のなかにすっと入っていける人っていいなあと思う。チベットやインドといった土地柄もあるのかもしれないけど、旅で出会ったばかりの人と宗教や人生や死生観なんていう深い話を率直にできるなんてすごい。おもしろく読めたのは、わたしが少しダライ・ラマに興味持っているせいもあったかもしれない。ダライ・ラマやチベット仏教についてすごくわかりやすかった。ダライ・ラマに会うシーンではちょっと涙が出そうになるくらい、その幸
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Posted by ブクログ
著者はご自分のことを小心者と謙遜しますがどうしてどうして…。
だって、初海外旅行の飛行機で「ビーフ オア チキン」と聞かれているのに「ビーフ&チキン」と返せる小心者がいるでしょうか??
「一番」と書かれたTシャツを着るだけでも凄いのに、何の一番なんだ?と突っ込まれて「アイム ナンバーワン・コメディアン」と返せる小心者がいるでしょうか??
それよりなにより二度目の海外でインドを選ぶ小心者が…(以下ry
著者マジリスペクトです。(*´ω`)人(´ω`*)
若い頃はまだしも、今はとても行ける気がしない国インド。リアルなインドを本で体験できるのはかなりお得かと思います。
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でも、一番気にな -
Posted by ブクログ
いつも元気いっぱいでハイテンションな筆者だが、子供の頃につらい思いをしていたのがわかった。見かけだけでは、わからないことってあるのだなと改めて思った。
さて、この本は「純情ヨーロッパ」の後編なのだが、前編は未読。前編は主に西欧、本書は中欧、東欧編。1、2日で一都市をまわり、かつ自分で決めたミッションをこなすという弾丸ツアーなのだが、これが必ず友達ができて、一緒に呑んだり、宿泊させてもらったりと、いつものように、超フレンドリーな旅なのだった。たかのてるこの友達が「私は一度もそんな経験したことないよ!」と言っていたようだが、普通はそうだよね。 -
Posted by ブクログ
面白かった! そして写真に写るインドの方々の表情がとても生き生きしているのを感じました。読む前に巻頭で見た時にチラリとそう感じたものの、読み進めて写真の背景がわかるとより素敵な写真ばかりです。小さい頃から欧米への憧れが強かったわたしではこの本は手に取らなかったなと思うとこうやって世界が広がるのは本当にありがたいし素敵なことだなと思います。世の中の不平等や配慮にかける場面等々どこに生きていても理不尽なことはあるのだと思うけれど、そこにあるものや人に感謝して楽しめたら“いい顔”になれるのかもしれないなぁと思いました。限られた人生の時間をどう使おうかと考えさせられました。誰かに何かを伝えたり何かをす