たかのてるこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分の中の「元気」を確かめるために
読みたい作家さんのお一人が
たかのてるこさん
あいかわらずの
たかのてるこ流
いきあたりばったり
それでも
ちゃんと逢いたい人には
遭ってしまう
そのバイタリティーと好奇心旺盛さ
には大拍手
今回の旅で
知り合った、というより
家族同然になった
ジプシーの方たちに
逢ったことから
「自分をまるごと受け入れること」
に到達した てるこさん
先日 観直していた
寅さんの映画の中で
光男くんが
「寅さん 人間はなんのために生きているのかな?」
という 問いに対して
寅さんが
「ああ、生まれてきてよかったなあって思うことが、なんべんかあるじゃねえか。その -
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ヨーロッパのヌーディストビーチでまわりに合わせるため自ら剃毛して参加したたかのてるこさん、ガンジス河で流れているのが死体と知らずバタフライで泳いだたかのてるこさん、65ヶ国の旅の果てはディープな国、日本です(^-^)「あっぱれ日本旅!」2018.6発行。内容を2~3紹介しますと、①ブラが汚れへんからとババシャツの上にブラ着用のお母さんと二人でお伊勢参り ②佐賀のチベットと呼ばれた佐賀市三瀬村は郷土愛に満ちた風通しのよい村で、昭和40年まで夜這い文化が長く続いてた ③沖縄スナック77歳美人ママ:この世には男と女と酒とつまみしかないのよ。(名言だと思いますw)酔うと裸になってしまう。店員と客、どっ
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Posted by ブクログ
文章のスピード感が良い。
行動力がすばらしいなぁ。
一人旅なのであるが いつもまわりに
誰かが寄り添う。
モロッコに 行こうとする目標も、
壮大な感じで いいよ。
やはり、若者は 旅にでるのがいいのだ。
つねに 新しい発見と出会いがある。
そういうなかで、人は 成長するのだ。
沙漠で 夜に 雨に打たれて、
寒さを感じた時の 人の温もりが
伝わってきた。人間やってて よかったね。
という感じである。
一気に よめて 楽しかった。
『なんにもないところにいると、なんでもないことで、
こんなにも感動できるものなんだなぁ。
人は、便利になればなるほど、
快適になればなるほど、感動の数を減らしている -
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一人で旅したラオスで、まさかの恋に落ちる。
ゆるゆるっとしたラオスの雰囲気と、切ない恋と、自由気ままな旅が綴られたエッセイは、読むだけで自分も旅をした気分。とっても楽しかったです。
海外へ行って現地の人と自由にコミュニケーションとって、こんな旅ができたらどんなに素敵だろうかと思うような旅でした。
事実は小説より奇なり、なんて言いますが、海外でこんな風に恋に落ちることもあるんですね。
でも相手のフィールドだと相手がより魅力的に見えるってことはありますよね。喉が渇いたと言ったら庭のココナッツを取ってくれるとか、ところどころ野性的で日本人には見られない一面も惹かれる要因かもしれないですね。
刊行 -
Posted by ブクログ
旅行エッセイ的な本は初めて読んだが、ぐいぐい引きこまれた。ラマダーン中のムスリムの人の生活がどんなものなのかよくわかった。読んでいて、ラマダーンに参加したくなってくる。
変わった風習のようなイメージの強いイスラームの教え(断食や豚肉を食べることの禁止など)が本来どういう意味をもっていたかということも知ることができ、目から鱗のことが多かった。もともとは生活の知恵として生まれた合理的な教えが多いんだと感じた。一部のイスラム原理主義の人たちは、イスラームの教えが持っていた本来の意味を見失っているように思った。
著者のご都合主義的な性格も垣間見えたが、恋愛エピソードも含めて、楽しめた。 -
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ネタバレ帯タイトルは、
「今、この瞬間を、
心から楽しんでる?
ハイテンションな人々に囲まれて、
予測不可能なラテンワールド全開!」
がっつり読書をする気力も元気もない今の私は、
たかのさんの天真爛漫さに助けられました。
一度テレビで拝見したたかのさんは、
表情のほとんどが笑顔で
一緒に過ごしている人が
たかのさんを好きになってしまうのが
わかる気がします。
「なんだろう、この国の、
全体的にすこぶる人間くさい感じは!」
キューバの人たちは
明るく楽しいだけではなくて
何とも言えない事情を抱えていて。
持つものと持たざるもの。
「どんな苦難の時代もユーモアを忘れず、
明るくたくま -
Posted by ブクログ
「過去や未来といった概念がない」とか「所有の概念が薄い」ってどういうこと・・・?という疑問に、この本なら答えてくれる。
ほとんど日本しか知らない私にも、ジプシーたるものがどんな様子なのかがヒシヒシと伝わってくるような、臨場感あふれる描写でいっぱいの一冊。
勢い余った漫画の吹き出しのような語り口が似合う、日本での生活からは想像もできないようなエピソードがびっしりと詰まっている。ジプシーと呼ばれる人々の様子も驚きの連続だけれど、筆者のバイタリティにも脱帽!実際には相当大変だったであろう事態も面白おかしく描いてあるのにつられて、ついついページをめくる手が止まらなくなってしまった。
私には真似できる