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Posted by ブクログ
たかのてるこさんOL旅シリーズの、最後にして最高の締めとなった一冊だった。
月経に胃もたれと不調を極めている最中に、些細な出来事で自分の存在価値がゼロになった気がして酷く落ち込んだ。心が痛んで動揺する私と、俯瞰から見ている冷静な私がいた。
たかのさんから元気を分けてもらいたくて、そんな時に読み進めたくなる本だ。
高野さんと同じく、比較的若い頃からジプシーへの憧れが強くあった私は「今このとき」がすべての彼らに憧れているんだなということが明確になった。
ジプシーから「自分らしく生き残れ!」と教わった、たかのさんも私もまた地球を旅するジプシーなんだと心にかかる雲が晴れていく。
背負ってきた過去を手放して、今を全力で楽しみ悲しみ怒り喜んでいたらいいよと背中をさすってもらったような気持ちだ。
Posted by ブクログ
ジプシーという言葉はよく聞くけど、具体的にはどういう人のことなのか全く知らなかった私。
「人情ヨーロッパ」にジプシーが出てきて、俄然その存在に興味というか、何者!?という疑問が湧いてこちらを購入。
読み始めてみて…ジプシーやばい。絶対友達になれない。ルーマニアという国自体住みにくそう、って感じだったけど。
段々と素敵なジプシーが現れ、途中からはジプシーの生き方考え方を、素敵だなぁと思ってしまうくらい洗脳されてくる(笑)
勝手にカテゴライズせず、基本的にはみんな「人間」で、環境や個性により生じる差はあるかもしれないけど、すんごい悪人というのは実は一握りなんだと思えたら、すごくこの世は生きやすくなる気がする。
過去を思い煩ったり将来を不安がったりすることなく、今をめいっぱい楽しむジプシーのマインド、素敵だなと思った。
Posted by ブクログ
周りに遠慮ばかりして縮こまってて何の意味がある?自分は自分、好きなように生きればいーじゃん!広い世界に自分みたいなのがいたっていーじゃん!
上記は、我が道をいきすぎるジプシーとの交流から、たかのさんが導き出した答えのひとつ。会社を辞め日々悲嘆に暮れていた私は、この本に大変勇気をもらった。
たかのさんは、超人的なコミュニケーション力と行動力で旅先の人とすぐ打ち解けてしまう旅の申し子のような人だ。旅好きだけどシャイな自分とは全然違う世界観を持ってるのだと、この本を読むまでは思ってたし憧れてた。でもルーマニアに旅した当時のたかのさんはまだ会社員だったこともあり、やはり周りの視線が気になったり肩身の狭い思いをしていたようだ。それが、ジプシーとの出会いで吹っ切れたのだ。たかのさんの旅を擬似体験できたことで私もずいぶん楽になり、大げさかもしれないけど人生の転機のひとつになった本。
旅行記としても勿論読み応えがあり、一癖も二癖もあるジプシーたちに果敢に挑むたかのさんに感心したり笑ったり、読むのに忙しかった。
Posted by ブクログ
自分の中の「元気」を確かめるために
読みたい作家さんのお一人が
たかのてるこさん
あいかわらずの
たかのてるこ流
いきあたりばったり
それでも
ちゃんと逢いたい人には
遭ってしまう
そのバイタリティーと好奇心旺盛さ
には大拍手
今回の旅で
知り合った、というより
家族同然になった
ジプシーの方たちに
逢ったことから
「自分をまるごと受け入れること」
に到達した てるこさん
先日 観直していた
寅さんの映画の中で
光男くんが
「寅さん 人間はなんのために生きているのかな?」
という 問いに対して
寅さんが
「ああ、生まれてきてよかったなあって思うことが、なんべんかあるじゃねえか。そのために人間生きてんじゃないのか?」
という言葉を返すのですが
まさに そのことを
地で行っていらっしゃる
たかのてるこ嬢でありますね
Posted by ブクログ
「過去や未来といった概念がない」とか「所有の概念が薄い」ってどういうこと・・・?という疑問に、この本なら答えてくれる。
ほとんど日本しか知らない私にも、ジプシーたるものがどんな様子なのかがヒシヒシと伝わってくるような、臨場感あふれる描写でいっぱいの一冊。
勢い余った漫画の吹き出しのような語り口が似合う、日本での生活からは想像もできないようなエピソードがびっしりと詰まっている。ジプシーと呼ばれる人々の様子も驚きの連続だけれど、筆者のバイタリティにも脱帽!実際には相当大変だったであろう事態も面白おかしく描いてあるのにつられて、ついついページをめくる手が止まらなくなってしまった。
私には真似できる自信はないけれど、こんな生き方の世界があることを知らずに過ごすのは勿体ないかも?!
Posted by ブクログ
ジプシーに会いにいく旅、と聞いて最初はピンと来なかったが、自分の場合ジプシーとの唯一の接点と言えるのが、ファンファーレ・チョカリーアという名の、ルーマニアのジプシーブラスバンドである。そう、今回の旅の舞台もルーマニアなのだ。
ジプシーの起源はインドと言われており、約1000年のあいだに世界中に広がって行ったらしい。しかし、なぜルーマニアにジプシーが多いのか?それは歴史上ジプシーたちが奴隷として扱われ、迫害されていた事が大きく関係しているようだ。
本書に登場するジプシーの人たちも、決して恵まれた生活をしているわけではないが、とにかく明るくウルサく親切なのが印象的だった。だがそんなジプシーたちに一歩も引けを取らず、通訳なしで村にホームステイしてしまう旅人たかのてるこ氏も十分にジプシーだと思った。
ジプシーの気質といえば、あまり深く考え込まない、今を大切にする、所有の概念が薄い、とにかく陽気である。どちらかといえば我々日本人とは逆のようだが、そのような明るい性格だったからこそ、各地での迫害にも負けず世界中に広がっていったのだろうと感じた。
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小説・文芸
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