【感想・ネタバレ】サハラ砂漠の王子さまのレビュー

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Posted by ブクログ 2022年03月30日

表紙の写真やフォントからしてなんとなくそう面白くなさそうと思っていたが、いざ読み始めたら面白すぎて楽しすぎて一気読みした。
旅では日本で絶対に体験できないことを沢山経験していて、出来事だけ聞くと過酷すぎることも沢山あるのに、てるこさんの明るくぶっとんだキャラが旅をいつもいい方向に変えていって、読むと...続きを読む間違いなく旅がしたくなる!
楽しい文章で書かれているため、またてるこさんはどんな目にあっても外国に対する前向きな気持ちを常に持っているため、シビアな内容も全く暗くならずその国に苦手意識を持つことなく読める。

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Posted by ブクログ 2021年10月24日

ラスト近くの文章より抜粋。


先のことは誰にもわからない。分かっているのは、私は一生、自分が自分であることから逃げることはできないということ。

ただ、この先どんなことが待ち受けていようと、自分の中に生まれるさまざまな感情を、そのときどきできちんと噛みしめたいとだけは思う。それが、どれだけ楽しくど...続きを読むれだけ苦しいことだとしても。

この大地に足をつけ、この目をしっかと見開いて、流れるままに進んでいこう。自分のことが分からないのであれば、分からないままに進めばいい。もしかしたら、自分のことなんて分かった気にならない方が幸せなのかもしれない。先のことが分からなければ分からないほど、私は自由でいられるから。

未来の私は、いつだって未知だ。

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Posted by ブクログ 2021年02月28日

たかのさんの本は2冊目。今回もとても面白かった。読みやすいし、リズムが良くてスラスラ読むことができる。

リビドー・ウォーズの章は読んでいてなかなか辛かったけれど、最後に伏線回収というか、その場面も含めて旅の意味がうまく纏められていた。
旅は、人との出会いによって自分を見つめ直すことなんだと知った。...続きを読む

今回の旅は前回と違って、現地で出会った旅人と共に旅をしている期間が長い。スギやん、塚田くん、ミケルは本当に優しくて思いやりがある人たちで、この3人に出会えた著者は運がいい。
特に極寒の砂漠の夜でのミケルの優しさには痺れた。私も著者と同じように、あの状況でミケルのように勇敢な行動を取れる自信がない。

著者のように、"今しかできないこと"にワクワクしながら生きていきたいと思う。

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Posted by ブクログ 2018年10月08日

モロッコに行くきっかけとなった本。

危ない目にもあっててびっくりしたけど、
それもリアルな女性の旅のはなし。

どんなに気張っていても、やはり、男性より気をつけなくてはいけないことはある、それをしっかり見つめ、考えていて共感の嵐。(にしてもパワフルだけど!)

ミケル写真が欲しかったー
さぞイケメ...続きを読むンなんだろうな。

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Posted by ブクログ 2014年03月14日

たかのてるこさんに感化された旅(といっても日本だけど)を企て、京都のゲストハウスを予約。旅先でジックリ読もうと購入しました。ところが、大型台風上陸のせいでゲストハウスはキャンセルするハメになってしまったのですが。

たかのてるこさん著書二冊目は、単行本の「モロッコで断食 上・下」の前編にあたるそうで...続きを読むす。就職先も決まり、入職日前倒しで会社の寮を借り、その時点で親の仕送りで住んでいたアパートを引き払って海外旅行費を捻出し、大学4年の卒業一人旅へ出かけるところから始まります。その悪知恵が私好みです(笑)。


旅のはじまりはパリから。もちろん無計画でパリに乗り込んでしまい安宿なんぞない洗練された町を彷徨っていると、たまたま同世代の芸大の女の子と出会い意気投合する。しばし美術鑑賞の旅などをしてみるがホールド・アップ。

それからスペインへ。そこへ着くなり、ナント高校時代の同級生スギやんと再会。今度は2人で10日程行動を共にすることとなる。途中スコットランド人のアユガスと出会う。ラフなスキーをしようとしていた日本人2人はアユガスのハードな熱血スキーの特訓を受けるという大試練を乗り切った。


そして、いよいよモロッコ入り。フェリーに乗ったところから、YMCAの安宿で女性としての洗礼を受けまくることとなってしまう。宿を手伝うモロッコ人のアイシャと仲良しになった。公衆浴場のハンマムへ行ったり大切な民族衣装を着せてもらったりと楽しんでいた矢先、悪意ではないらしいが彼女の差し金で彼女のカレに襲われそうになる事件が発生。いたたまれなくなり、YMCAに居合わせた日本人・塚田君と逃げるように宿を出る。旅は道連れ・・・。


それからピンクの街・マラケシュに向う途中、ある家族と出会いモロッコの代表的な料理のクスクスやミントティをふるまってもらい日本のあれこれに答えられない自分を恥じたり。。。たかのてるこさんの旅は常に出会い・別れ・挫折・行動(移動)があるんだな~と、彼女のそれぞれの場面から次へと向える潔さをも感じる。


本書の最終目的地はサハラ砂漠。長距離バスの中で絶世のイケメン・スペイン人のミゲルと出会う。ところがこのミゲルが無鉄砲な旅行者で、彼に誘われ、現地調達で簡単な準備だけをして塚田くんと3人で徒歩での砂漠入りをする。当初は楽しく歩きだしたものの、雨天で極限に凍えるような砂漠の夜で2つしかない寝袋を貸し合ったりと死ぬか生きるかの中に絆を深めていく。が、翌朝には命からがら引き返した。戻ってまた3人は一夜を共にしたが、ミゲルとてるこさんの恋が芽生えたものの、3人はまたバラバラになっていく。最後に社会に出てから変わってしまうかもしれない自分と向き合う。


《先のことが分からなければ分からないほど、私は自由でいられる》

という一行がとても心に残りました。一人で海外へ行きたいという衝動に今、駆られています。


旅を記録して老後の楽しみにしようと思っている私にとって、たかのてるこさんの本はバイブルになりそうです。その時見たもの、味わったもの、感じたものは一瞬にして記憶から薄れていくことも沢山あります。写真と共に「記録」できたら・・・と今から楽しみに思っています。

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Posted by ブクログ 2012年09月18日

旅行に行きたいけど、なかなか行けなくて、想像力の中で旅したい時にはまった、たかのさんの本です。

何冊か読んだけど、このタイトルが私の中で1番です。

出会ったばかりの人が、自分の体に辛いおもいをさせてまで、人を守る、思いやりの気持ち。

損得なんてなくて、自然にしてる行動に、涙が止まりませんでした...続きを読む

世界感がかわった一冊です。
大好きです。

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Posted by ブクログ 2010年09月25日

大爆笑!たかのてるこの旅エッセイ。大学卒業記念の一人旅で向かった欧州・モロッコ。偶然の出会い、アラブ男からの攻撃、ロマンス・・・。とにかく、読むとなぜか笑ってしまう、ご機嫌な一冊です。

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Posted by ブクログ 2013年02月24日

私の大好きな旅行エッセイ第2弾です。
今回は、フランス、スペインとモロッコの旅。
第1弾に引き続き、人との触れ合いの多い旅で、ほんとに出会いを大切にしているんだなぁと思いました。

この旅では、成り行き上、誰かと一緒に旅することが多くて、前回ほど一人旅という感じはしないんですが、それでもたかのさん自...続きを読む身が人を引き寄せる魅力を持っているんだろうと思わせるほど出会いが多いです。
たかのさんの本を読んでいると、もっと出会いを大切にして、今いる友達との出会いにも感謝しなきゃなぁとしみじみ思います。
にしてもモロッコ・・・女にはキツい国みたい。
私もたかのさん同様、普段あんま女を意識したことがないので、リビドー攻撃の驚きと苦しみがすごく良く分かりました!
でも、クスクス食べてみたいし、モロッコは前から興味のある国なので、いつかは行ってみたいです。
ネズミ男バスも見てみたい。

たかのさんは、自分にコンプレックスを持っているところとか、悩み苦しみまで全部隠さず書いているから、所々で共感できる場面が出てきます。
そして、悩む度に向き合って、考えて自分なりの答えを出している。
それがちゃんとした答えじゃなくても!
私は今までそこまで、ものごとに向き合って考えたことがないので、たかのさんが悩む度ハッとさせられます。
それが旅のパワーのなのか、何なのか分からないけど、私も日常に流されてないで、たまには向き合う努力をしたいなと思いました。

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Posted by ブクログ 2023年05月12日

ガンジス川でバタフライが面白すぎて、たかのてるこの本をまとめて購入

モロッコ人男性の女性への飢えに驚いた。筆者は旅行中、何度も男性襲われていて、それでも旅行を続けていくのは凄まじい精神力である。
海外で他国に触れて、自分のネガティブな面を乗り越えて心の成長に繋がる、その軌跡を追う事が出来る。私が海...続きを読む外旅行した時に感じた成長も、筆者と同じように海外に自分を見つめる機会をもらって得られたものなのかもしれない。言語化や心との対話が下手なので上手く表現は出来ないが…

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Posted by ブクログ 2019年09月24日

〽金のない奴は 俺んとこへ来い
 俺もないけど なんとかなるさ
 見ろよ 青い空 白い雲
 そのうち なんとかなるだろう

そのまんまを
地で行ってしまう
たかのてるこさんの
旅行記

いゃあ
あいかわらず
お見事です

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Posted by ブクログ 2017年03月05日

文章のスピード感が良い。
行動力がすばらしいなぁ。
一人旅なのであるが いつもまわりに
誰かが寄り添う。
モロッコに 行こうとする目標も、
壮大な感じで いいよ。
やはり、若者は 旅にでるのがいいのだ。
つねに 新しい発見と出会いがある。
そういうなかで、人は 成長するのだ。

沙漠で 夜に 雨に打...続きを読むたれて、
寒さを感じた時の 人の温もりが
伝わってきた。人間やってて よかったね。
という感じである。
一気に よめて 楽しかった。

『なんにもないところにいると、なんでもないことで、
こんなにも感動できるものなんだなぁ。
人は、便利になればなるほど、
快適になればなるほど、感動の数を減らしているのかもしれない』

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Posted by ブクログ 2016年10月12日

前回初めてインドで一人旅の洗礼を浴び、旅に目覚めたてるこ。今回はモロッコに旅立つが、今回は自分が女性で有る事に色々な面で悩むようになるのであった。
とにかく毎日のように襲い掛かってくる男ども撃退に追われ、その後出会った男性と燃えるような恋に・・・。後半の激情っぷりは凄いですね、かなりの突進力です。面...続きを読む白かったです。

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Posted by ブクログ 2016年09月16日

読後の爽快感がある。
モロッコに1人旅したかったけど、これを読んでツアーにしようと心に決めた。(出かける予定は全くないが)
他のシリーズも読んで、海外旅行気分を味わいたい!

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Posted by ブクログ 2015年11月18日

たかのてるこシリーズ。彼女が21歳の時にモロッコを旅した時のものらしい。彼女の本は読み終えると何だか旅に出たいと思わせてくれる。そんな危険な本(笑)

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Posted by ブクログ 2012年05月17日

多くの共感を覚えた。旅先でスキーをしたという文を見て、ドイツのスキー場での思い出がこみ上げてきた。

就職活動で自分らしさを表現できないでイライラしていた、そんな感情も思いださせてくれた。

そして、何よりも男性・女性という性別的なものが好むと好まざる関係なく、自分の感情や思考に大きく影響することを...続きを読む改めて思い知った。

普段、どんなに理性的なことを考えていても時に思いもしない感情に襲われる。

その感情と出会ったとき、自分が今迄知らなかった自分の一面を見て動揺する。

そういった自分の新しい何かを見るとき、なんとなく不安になる。

未来の自分は、未知である。そうやって不確かな自分というものを探すのが、人生の旅なのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2011年11月04日

著者の卒業旅行で訪れた主にモロッコでの旅行記。


著者のたかのてるこさんは、飾らず等身大で自分の弱いところもありのままに書かれていて

関西の方だからか笑いに対するサービス精神が半端ない(笑)


なんど電車での読書中、1人にやついたか。

そんな方だからこそ、現地の方と深い交流ができて、濃い旅を...続きを読むすることができるのかな…

旅先での恋の話も、奥手な方なんだけれど…なんかギラギラ熱くて引き込まれます。

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Posted by ブクログ 2010年12月17日

どうしようもなく旅に出たくなる一冊。フランスのパリから北アフリカのモロッコへ様々な人と出会いながら旅をする。彼女の限りなく現地の人に近い旅だからこそ起こるハプニングあり、笑いありの冒険劇。このハチャメチャな旅の記録が、過去の自分の旅を思い出させ、またどうしようもなく旅へと誘う。

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Posted by ブクログ 2009年11月01日

こんどはサハラ砂漠へ…ってすごいな女一人で。相当危ない目にあってるのに危機回避力と機転がまたもやすげえ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

旅するOLたかのてるこが学生時代だった時の最後の旅モロッコ。
色々な人々との偶然の出会いの話に驚き、そんな旅に憧れながらも、女性が旅をする事の大変さを知る事が出来ました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

作者が大学の卒業旅行で、ヨーロッパからモロッコへ一人旅をした時のことを記した本。旅ブログを読んでる感じ。親近感がわく文章で面白い。

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Posted by ブクログ 2020年12月24日

たかのてるこさん(以下てるこ)大学4年生は、悪戦苦闘の末になんとか就職内定を取付けた。彼氏も出来て、あとは卒業旅行だけだ…とまたもや約2ヶ月の一人旅に出掛けた。

フランスはルーブルだけ見て翌日出発、スペインでは高校の同級生のスギやんと再会、一緒に観光する。

モロッコへ渡ると、てるこは自分が《女》...続きを読むであることを嫌というほど思い知らされる。イスラムでは結婚してない男女のつき合いを認めないため、男達は外国人の女を見ると見境もなく迫って来て、てるこも何度か襲われそうになる。

男達の攻撃を避けるために、同じく日本から一人旅で来ている塚本くんにカップルのフリをしてもらう。この作作戦のおかげで以後リビドー攻撃に合わなくなる。

マラケシュから砂漠の町に向かうバスの中で、キアヌ・リーブス似のイケメンに出会い、てるこ心臓はバッコンバッコン高鳴る。さあ…このあとどうなる?
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男達が迫ってくる話は聞いた事があるけど、一番驚いたのは、仲良くなって部屋に泊めてもらってる女の子の彼氏が部屋に上がりこんで襲われそうになった話。てるこは彼女の事を思って声も出さずに抵抗して、何とか事なきを得た。ところが彼氏を差し向けたのが彼女自身だった。てるこが大好きだから大好きな彼を貸してあげたのに…彼をこばんだ事で逆に責め立てて来た。

この彼女の感覚はわかりかねない。後で聞いたところ、モロッコの人もそのカップルの行動は理解に苦しむようだ。たまたま変な嗜好の人達に巡り合ってしまったらぢい。

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Posted by ブクログ 2013年09月19日

どこまでがフィクションなのだろう。

もしかしたら全てノンフィクションなのかもしれないけど、あまりにロマンチックな内容だとフィクションに思えてしまう。

『ガンジス河』の時の“旅”という要素が薄れていって、より物語性を帯びてきているので読みやすくはあるが、安っぽい恋愛小説のように思えてしまった。

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Posted by ブクログ 2012年09月10日

たかのてるこさんの2作目!
就職も無事決まり、モロッコへひとりたび
イスラム圏の男性から強烈なリビドー攻撃を受け弱ってしまい、今回は日本人男性と共に旅をすることに
前回のインドと同様、現地の人々とどんどん交流していくコミュ力はスゴイ!
後半に出会うスペイン人男性とのあれやこれやはキュンときます!

...続きを読む2012/09/09-10

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Posted by ブクログ 2012年08月16日

旅先のスペインで、高校時代のクラスメイトとばったり遭遇。こんな偶然あるのか!!
この人の本を読むと、やっぱり旅にはなにか魔法があるな…と思わされてしまいます。

たかのさん、今回もモテモテです。
でも、大変だったろうな。モロッコがこんな街だとは思わなかった。ただ「女」というだけで、男にはいらない困難...続きを読むが生じることもあるんだ。


あと、以前読んで衝撃を受けた「サハラに死す」の本の名前が出てきてびっくりした。
ミケルの思いはとてもたくましくて強くてかっこいいけれど、やはりサハラを歩くなんて危ないよ。3人が無事で本当によかった。

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Posted by ブクログ 2011年10月25日

大学の卒業旅行にモロッコに旅立つ著者。
異国の地に降り立ったときは一人きりだったが、
道中様々な人と出会い、別れ、笑い、泣く。
いやいや、旅行者の人柄で、こんなに旅行の印象も変わるものか、と感心してしまう。
こんなにドタバタな旅行記はあまりない、と思う。
静かで、旅の趣たっぷりの旅行記を好む人は、苦...続きを読む手かもしれない。

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Posted by ブクログ 2011年08月12日

旅好きとして、モロッコはずっと憧れの地ですが、
この本を読んでみると、幻想と現実は違うのか?って思うところもあり。
やっぱり、自分で行って確かめたいな。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

たかのてるこ氏のハチャメチャなテンションに、電車内でも構わず笑ってしまった。私は、旅行中に、旅の意義や社会問題を考えてしまい、固く冷静な枠に収めてしまいがち。だから、彼女の思い切った行動を、軽いなあと思う一方で、憧れる気持ちもある。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

著者がサハラ砂漠で出会った王子様とは別れて行動をする決心をしてこの本は終焉を迎える。私が彼女の立場ならどういう選択肢をえらんでたかしら。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

モロッコで断食の前編部分。といっても繋がりはほとんどありません。キアヌリーブス似に恋してしまう作者。惚れっぽいのか?写真載ってるとよかったけど作者の配慮でしょう。

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