中央公論新社のレビュー一覧

  • 少女たちの戦争

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    太平洋戦争開戦時に20歳未満(3歳〜19歳)だった作家・女優ら27人の“すずさん”。「この世界の片隅に」のエッセイ版といった趣の本です。こうの史代さんのカバー・扉イラストも良い。今は亡き瀬戸内寂聴さん、今なお健在の黒柳徹子さんらが綴った少女目線による戦時下の日常が胸に迫ります。どこまで理解できるか分かりませんが、戦争ものとしての敷居は低いので、今の子たちにこそ読んでもらいたいですね。

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    2022年08月12日
  • 少女たちの戦争

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    有吉佐和子、大庭みな子などの女流作家により描かれた太平洋戦争のさなかの少女たちの非日常的風景。

    その頃「ああ、私はいま、はたちなのね」と、しみじみ自分の年齢を意識したことがある。眼が黒々と光を放ち、青葉の照りかえしのせいか鏡の中の顔が、わりあいきれいに見えたことがあって……。けれどその若さは誰からも一顧だに与えられず、みんな生きるか死するかの土壇場で、自分のことにせい一杯なのだった。十年も経てから「わたしが一番きれいだったとき」という詩を書いたのも、その時の残念さが残 ったのかもしれない。(はたちが敗戦 茨木のり子)

    おかずは、きれいに殻をむいた茹で卵一個であった。
    他人のお弁当のことを書

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    2022年07月07日
  • 少女たちの戦争

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    日米開戦時(昭和16年)二十歳未満だった女性によるエッセイを、著者の生年順にまとめた本。当時19歳だった瀬戸内寂聴さんを筆頭に、3歳だった佐野洋子さんまで、27人の名文が載っている。

    書いた時期、目的とも、50年以上前から15年ほど前までそれぞれ。それぞれに、少女たちの戦争があり、日常があった。文は簡潔で素晴らしくとも、書いていることは、私たちとは変わらない「小さきもの」たちの見た世界。

    瀬戸内寂聴さんは、太平洋戦争開始の報を受けても、女子大のクリスマスでは七面鳥を食べたし、鮮満旅行にも参加している。音楽学校に通っていた石井好子さんたちは鶯谷のおしるこ屋で目当ての美青年に「紫」と名前をつけ

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    2022年05月11日
  • 開化の殺人 大正文豪ミステリ事始

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     乱歩の評論で、探偵小説隆盛前、一般文壇において谷崎、芥川、佐藤春夫らが探偵趣味の小説を書いていて、それに刺激を受けたということは読んだ記憶があった。
    そこで取り上げられていたのが、大正7年夏に発行された、中央公論臨時増刊「秘密と開放号」。
     本書は、増刊号掲載の創作8作から、谷崎の「二人の芸術家の話」を除いた7作と、ボーナスとして乱歩と佐藤春夫の関連する随筆2篇を収録したものである。
     "乱歩も耽読した異色の競作が、一〇四年の時を超えて甦る!"というオビの煽りがまたすごい。

     読んだことのあったのは、佐藤春夫の『指紋』だけ。芥川の『開化の殺人』さえ、タイトルしか知らなか

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    2022年03月28日
  • 教科書名短篇 科学随筆集

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    着眼点!(@_@)学生時代に科学者の随筆集を好んで読んでいたのに「読んだような気が…(・・?」程度にしか覚えてないや(--;)確か文庫本がまだあると思うんだけれど…うん十年前だからの~(´-ω-`)

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    2022年02月07日
  • 少女たちの戦争

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    色んな年齢の方の戦争体験を色んな表現で読めるのがとても新鮮やった。
    同じ時期に生きておられても、場所や年齢が違うことによって体験や思想に違いが出るのが凄いと思った。
    今のコロナの時代も、場所や年齢や立場の違いによってみんなの体験や思想に違いがある。
    そういう事なんやろな。

    昔を学んで、今に繋げる。
    もっともっと沢山の事を勉強せなあかんなぁとまたしみじみ感じた。

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    2022年02月06日
  • 富士日記を読む

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    いろんな人がいろんな言葉で分析し論じようとしているけど、どれも言い当てられていないし、やっぱり百合子さんの文章そのものの方が圧倒的に面白いのだった。

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    2019年12月30日
  • アンデル2 小さな文芸誌

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    300円で手軽に気になっていた人の文章を読めるのが◎
    今回は、永井玲衣さんと山崎尚コーラさん。それに川上未映子さんと穂村弘さんの対談など、満足のボリューム感。
    特に、対談は良かった。
    穂村さんの、非日常的体験が集まったら、世界に見えない革命が起きる。そのビンゴ用紙に穴をあけ続けることが世界が生まれ変わるアプローチっていう言葉が印象に残った。
    ナオコーラさんのあみぐるみも良かったし、ケアドールも良かった。今回は当たり号だった。

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    2026年03月01日
  • アンデル1 小さな文芸誌

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    本屋でたまたま見かけて、軽くて薄くてオシャレな文芸誌かわいい!と思ってジャケ買い。好きな作家さんも載っていてお得な気持ち。雑誌自体は過去にも刊行されてたんですね。
    コラムやエッセイや短編小説やがギュッと詰まってて軽く読みたいときにちょうどいい。「ノーメイク鑑定士」おもしろくて笑っちゃいました。メイクの有無が全然わかってない男性、そのくせ口出してくるのウザくて愉快。

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    2026年02月11日
  • 世界カフェ紀行 5分で巡る50の想い出

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    著名人が通っていた世界のカフェについて知ることができる本だった。カフェの魅力が伝わってきて、私も行きつけのカフェを作りたいと思わせてくれた。

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    2026年02月10日
  • 50歳からの読書案内

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    選者がユニークだったので手に取りました。とても真面目な書評集でした。以下、保坂正康氏の言葉に首肯。
    読書には年代に応じての関心事を満たすための書、あるいは職業上の必要から読む書、そして自らの生き方を確認するために読む書、という3つの役割があるのではないか。
    私も今まさに3番目の読書を追いかけています!

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    2026年01月26日
  • アンデル1 小さな文芸誌

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    ひらいめぐみさん目当てで購入。
    素晴らしくホッコリ。そしてクスッと。
    じんわり温まる、優しい文芸誌。

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    2026年01月14日
  • 世界カフェ紀行 5分で巡る50の想い出

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    ネタバレ

    世界各国のカフェにまつわるエッセイ短編集。気軽に読めて、ちょい旅気分に。

    あまり関係ないけど、純粋に西洋に憧れていた時代の人たちの文章を読むと、時の流れを感じるわ。素直な西洋賛歌なんて、もはやノスタルジーだしな…

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    2025年11月08日
  • たまごだいすき

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    小説と勘違いしてたがたまごエッセイだった。卵料理そんなに好きじゃないから共感は少なかったが、南極に持っていける食材の話は大変興味深かった。

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    2025年11月03日
  • 世界カフェ紀行 5分で巡る50の想い出

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    お風呂本。

    1話3~4ページほどの、カフェに纏わる短編が50編入ったエッセイ本。作家だけではなく、評論家や大学教授などの著名人の作品もあり、読みながら「この読みやすさは詩人ぽいな」とか「この言い回しは純文学作家っぽい!」など、どうでもいいことを考えながら読み、文末にある作者の紹介文で答え合わせをするのも楽しい。

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    2025年10月30日
  • 世界カフェ紀行 5分で巡る50の想い出

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    いきつけの喫茶店、旅で立ち寄った店
    思い出の中のカフェ…。
    50人がそれぞれ綴るエッセイ。

    そんななかで
    まだ飲んだことのない
    コーヒーの話を書いてる
    吉本隆明がおもしろい( ^∀^)

    あと、中沢新一の教えてくれた
    インドの不思議な飲み物
    「マカニア・ラッシー」が気になる。
    スプーン立つほど粘性の強いラッシー!?
    世界はおもしろいわ。

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    2025年10月18日
  • 富士日記を読む

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    少し前に「富士日記」を読んだので、オフ会に参加したような気持ちになった。
    小川洋子さん、平松洋子さん、岡崎京子さん、角田光代さん、川上未映子さん等、「富士日記」にそれぞれの想いを寄せている。
    岡崎京子さんが百合子さんの「富士日記」の頃の文章を「手づかみで丸ごとリンゴを食べているよう」と記しているのが、とてもしっくりきた。
    私が感じた百合子さんも、飾り気がなくて、瑞々しくて、なんとも贅沢なのだ。
    武田家の飼い猫玉の写真が見れたのも嬉しい。

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    2025年08月23日
  • たまごだいすき

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    多種多様なたまごのエッセイ集。

    たまご、卵、玉子…
    料理方法もいろいろで、ゆで卵、目玉焼き、卵焼き、たまごかけご飯、すき焼きのときの生卵、オムレツ…などなど。
    いろいろな方法で食べる。

    たまごかけごはんがいちばんシンプルかもしれないが、そんなに頻繁には食べない。
    好きなのは、オムライスにしたときのたまごやカレーやナポリタンにちょい乗せしたときの微妙な半熟たまごがいい。
    家のポテトサラダにはゆでたまごを細かく切って合える。
    ゆでたまごだけを食べるのはあまりなくて、それなら味付けたまごにする。
    そんなにゆでたまご率が多いのかと言えば、そうでもない。
    お弁当には甘めの卵焼きを入れるし、気分を変え

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    2025年07月12日
  • 午後三時にビールを 酒場作品集

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    酒をテーマに26人のエッセイ、短編を収録したアンソロジー。存命者もいるがメインはほぼ昭和の作家で、戦前戦後の酒場の様子も描かれる。

    個人的によかったのは
    井伏鱒二「はせ川」
    山之内貘「池袋の店」
    吉田健一「海坊主」
    倉橋由美子「花の雪散る里」

    特に倉橋由美子は雰囲気がよかった。むかし実家に『パルタイ』があったのだが読まないまま売ってしまった。そのうちに読んでみたいと思う。

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    2025年06月04日
  • たまごだいすき

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    たまごだーーいすき!
    卵かけごはんもゆで卵も目玉焼きも大好き。
    生卵が食べられる日本に生まれてよかった。

    卵にまつわるあれこれや、卵愛を感じられてよかった。イースターってそういうことなのね。

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    2025年05月05日