中央公論新社のレビュー一覧

  • 50歳からの読書案内
    千差万別様々な大人がいることを知れます。
    50ともなると趣味、嗜好、思考ほんと様々。
    自由です。
    自分がどんな50になるのだろうかと、ワクワクできると思います。
  • 世界カフェ紀行 5分で巡る50の想い出
    世界カフェ紀行。
    みんなそれぞれに好みのカフェがある。
    好きな飲み物も珈琲も本格的なものからネスカフェ、珈琲は嫌いでお茶好きや甘いもの好きな人、ワインやビール、色々だし、うすくらい喫茶店好みの人もいれば、本当に色々。
    私も世界中のカフェの様子が少しわかったが、森本哲郎さんがアフリカで飲んだチャイの話...続きを読む
  • 教科書名短篇 科学随筆集
     教科書に掲載されている短編はそれだけで品質が保証されているのだろう。どれもこれも面白くて読みやすくおまけにタメになるものばかりであった。科学者の考え方の話や他の学問との関係性、科学の哲学や喜び、科学にまつわる様々な発見やエピソードなど読み飽きない面白さばかりだ。特に最後のチョウの行動観察の話は、幾...続きを読む
  • 富士日記を読む
    様々な著名人が武田百合子さんについて語っていますが、武田百合子をどう語るかを試されているような気がする。
    作家として編集者として百合子さんと関わった人々の話はやはり濃い。
    武田泰淳による「第四章 富士山荘をめぐる二篇」の「花火を見るまで」に描かれている外川さんが本当に誠実で、夫婦が惚れ込むのもわかる...続きを読む
  • 少女たちの戦争
    例え戦時中でも、流されず確固たる自分を持っている少女達。だから彼女達は、自己を成長させ、その後の人生が輝くのだ。迎合せず感性の赴くままに生きる事は、何と素晴らしい事か!
  • 少女たちの戦争
    女性著名人27人が戦時中の思いを綴った本。

    サヨナラと言って別れることが出来る別れは倖せ。

    人は生まれてくるのに十か月もかかったんだ、死ぬのにもそのくらい必要だ

    さようなら→「そうならねばならぬのなら」という意味

    この3つが印象に残った。

    名前も知らない人を、ひと目見て恋したり
    人間魚雷を...続きを読む
  • 少女たちの戦争
     昨年の2021年は、対米英を中心とした1941年12月8日の太平洋戦争開戦から80年の節目の年にあたり、中央公論社新書編集で女性27名のエッセイが発行された。最年長は、開戦時19歳だった故・瀬戸内寂聴氏、最年少は3歳の故・佐野洋子氏。非日常が中心となった戦局の日々の中で、幼少期・青春期を戦時下で送...続きを読む
  • 少女たちの戦争
    この本は、1941年(昭和16年)12月8日の太平洋戦争開戦時に、満20歳未満だった女性によるエッセイを著者の生年順に収録したということ。

    最年長、1922年生まれの瀬戸内寂聴さんと、最年少1938年生まれの佐野洋子さんの年齢差は16年。
    この時代、男性は生年がたった一年違うことで生死を分けられた...続きを読む
  • 教科書名短篇 少年時代
    全て良かったが中でもヘッセの蝶の話が深く印象に残った。盗みを働いた少年の気持ちが痛いほど解り胸が締め付けられる思いだった。ヘッセの作品が好きかもしれないと気づかせてくれた一冊。
  • 富士日記を読む
    多くの読者を魅了して止まない富士日記。その魅力を作家の書評。解説、帯文や書下ろしエッセイにより語る。写真多数と富士日記索引も収録。

    「富士日記」は日記文学の最高峰だろう。ありふれた日常、富士山麓の別荘暮らし、毎日の買い物と食事の献立それに変わりゆく季節。ただそれだけ、読まれることを想定しなかった修...続きを読む
  • 世界カフェ紀行 5分で巡る50の想い出
    カフェにまつわるエッセイ集。寄稿者が毎回変わる雑誌連載だったようで、どれも文学的で文章に品がある。世界各地のカフェの様子も垣間見えたり、ここ行ってみたいなぁとか、この街のカフェって確かにこんなだったなぁとか、短い一編一編をゆっくり味わえて良かった。
  • 給仕の室 日本近代プレBL短篇選
    綿貫六助「小松林」
    豊島与志雄「死ね!」
    が好きだった。倉田啓明、山﨑俊夫作品もいい。

    「──禽獣になれ。」
    「──よりも、赤ん坊になりたい。」
  • 世界カフェ紀行 5分で巡る50の想い出
    いろいろな国の、いろんなカフェの思い出

    他国のカフェの話が多くて、体験したことのない世界を感じられて楽しく読みました

    今年、夏のとんでもなく暑い日に家族旅行中に行ったカフェ。
    レモネードやチョコアイスで体力だけじゃなく、心も回復できて、カフェってセーブポイントだったんだと思いました

    フランスの...続きを読む
  • 教科書名短篇 少年時代
    本屋でたまたま見つけた本。安岡章太郎のサアカスの馬を目的に買った。サアカスの馬は中学2年の時の国語の授業で教材として読んで以来、本当に大好きな作品だ。好きな短編としてベスト3に入ると思う。久しぶりに読んだが、いつ読んでも最初に読んだ時と同じような何とも言えない感覚を味わうことができる。またそれ以外に...続きを読む
  • 世界カフェ紀行 5分で巡る50の想い出
    どこで読めば良い本なのか。

    『想い出のカフェ』(井上俊子編 1994年)の収録作品から採録・新たにまえがきを加えた本書。各界の著名人が、それぞれの思い出のカフェ(主に海外)についてエッセイにまとめている。

    テーマに沿ってカフェでお茶(或いはコーヒー)を片手に読むのが妥当なのだろう。しかし自分の場...続きを読む
  • 給仕の室 日本近代プレBL短篇選
    山本周五郎「泥棒と若殿」
    祖母がいいよ、と勧めてくれたものをあのとき読まず
    とても良かった、ちょっとうるっとする

    単純にひと同士のつながりって一言では表されないよね
  • 教科書名短篇 科学随筆集
    積読。
    国語の教科書は配布され次第その日のうちに全部読むタイプだったので楽しく読んだ。
    池上さんの科学的思考の入門本を読んだあと少しだけスムーズに読み進めるようになったのも驚き。
  • 作品集 講釈場のある風景
    20221124 神田伯山サイン入り❣️講釈場を巡るアンソロジー。夏目漱石に始まり、瀬戸内寂聴に終わる。
  • 少女たちの戦争
    太平洋戦争開戦時に20歳未満(3歳〜19歳)だった作家・女優ら27人の“すずさん”。「この世界の片隅に」のエッセイ版といった趣の本です。こうの史代さんのカバー・扉イラストも良い。今は亡き瀬戸内寂聴さん、今なお健在の黒柳徹子さんらが綴った少女目線による戦時下の日常が胸に迫ります。どこまで理解できるか分...続きを読む
  • 少女たちの戦争
    有吉佐和子、大庭みな子などの女流作家により描かれた太平洋戦争のさなかの少女たちの非日常的風景。

    その頃「ああ、私はいま、はたちなのね」と、しみじみ自分の年齢を意識したことがある。眼が黒々と光を放ち、青葉の照りかえしのせいか鏡の中の顔が、わりあいきれいに見えたことがあって……。けれどその若さは誰から...続きを読む