【感想・ネタバレ】たまごだいすきのレビュー

あらすじ

※以下の作品は、『たまごだいすき』(電子版)には収録されておりません。
『たまごだいすき』(中公文庫)にのみ収録されていますのでご了承ください。
・「フライパン問題と目玉焼き」江國香織
・「親子の味の親子丼」東海林さだお
・「卵焼きキムパプ」平松洋子

生卵は、王様みたいだった――西加奈子

ありふれているようで唯一無二の食材、たまご!
思い出の料理、忘れられない記憶、その姿が訴えかけてくる謎など、
多種多様なエッセイを読めば、
もっとたまごが好きになるはず。

■電子版収録作品
「卵」辰巳芳子
「玉子」高山なおみ
「極道すきやき」宇野千代
「プレーンオムレツ」阿川佐和子
「おうい卵やあい」色川武大
「ピータンのタン」新井一二三
「未観光京都」「続・卵焼きサンド」「卵サンド、その後のその後」「たどり着いたほんものの味!」角田光代
「幸福の月見うどん」稲田俊輔
「卵料理さまざま」阿川弘之
「鏡タマゴのクレープ」「神父さんのオムレツ」「タイの焼きタマゴ」玉村豊男
「残り物の白身を使ってフリアンを」甘糟幸子
「温泉玉子の冒険」嵐山光三郎
「たまごを数式で表した偉人たち」小林真作
「冷凍食品の話」西村淳
「たまごシールとわたし」ひらいめぐみ
「卵酒」小泉武夫
「ゆで卵」鎌田實
「ジャンクスイーツの旅」「迷路の卵」若菜晃子
「塗り椀の卵 微妙に重い」片岡義男
「オフ・ア・ラ・コック・ファンタスティーク―空想半熟卵―」森於菟
「鶏卵」矢野誠一
「ねェねェ私のこと好き?」佐野洋子
「茹玉子」水野正夫
「スポーツマンの猫」堀江敏幸
「やんなった」千早茜
「ゆでたまご」向田邦子
「カイロの卵かけごはん」西加奈子

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

小説と勘違いしてたがたまごエッセイだった。卵料理そんなに好きじゃないから共感は少なかったが、南極に持っていける食材の話は大変興味深かった。

0
2025年11月03日

Posted by ブクログ

多種多様なたまごのエッセイ集。

たまご、卵、玉子…
料理方法もいろいろで、ゆで卵、目玉焼き、卵焼き、たまごかけご飯、すき焼きのときの生卵、オムレツ…などなど。
いろいろな方法で食べる。

たまごかけごはんがいちばんシンプルかもしれないが、そんなに頻繁には食べない。
好きなのは、オムライスにしたときのたまごやカレーやナポリタンにちょい乗せしたときの微妙な半熟たまごがいい。
家のポテトサラダにはゆでたまごを細かく切って合える。
ゆでたまごだけを食べるのはあまりなくて、それなら味付けたまごにする。
そんなにゆでたまご率が多いのかと言えば、そうでもない。
お弁当には甘めの卵焼きを入れるし、気分を変えてだし巻き卵を作るときもある。
冷麺にも必ず錦糸卵を作って入れる。
凝った料理をするわけではなく、シンプルに茹でるか焼くか…だ。



このエッセイで気になったのは、角田光代さんの京都の卵サンドで、ふわっふわのだし巻き卵を食べてみたい。
面白いのは、ひらいめぐみさんの「たまごシールとわたし」で、たまごの上についているシールを集めているとは…。
驚愕したのは、佐野洋子さんの「ねェねェ私のことすき?」で、まさか佐野さん家のワンちゃんがお隣さん家のチャボを…。
お隣さんに謝り、お昼ご飯を作って呼んだあとに気がついた、、、どうしよう親子ドンブリ作っちゃったと。




0
2025年07月12日

Posted by ブクログ

たまごだーーいすき!
卵かけごはんもゆで卵も目玉焼きも大好き。
生卵が食べられる日本に生まれてよかった。

卵にまつわるあれこれや、卵愛を感じられてよかった。イースターってそういうことなのね。

0
2025年05月05日

Posted by ブクログ

 昨今の物価上昇の波に呑まれて、値上げを余儀なくされた「卵」(たまご)ですが、ずっと物価(価格)の優等生と言われてきました。

 栄養があり滋養に優れた卵は、風邪をひいた時にお粥に入れたり、おうどんに入れたり、毎朝食に生で納豆の相棒となったり、はたまた玉子焼きや目玉焼きとしてレギュラー出場する優秀な食材です。各種お料理は言うに及ばず、スイーツにだって引っ張りだこですし、栄養ドリンクに混ぜたり、カレー・ライス(いえ、ここはあえてライス・カレーと呼んでおきましょう)にかける往年のつわものもいました(わたしの祖父がそうでした)。

 この本は、そんな万能食材である卵を使ったお料理の数々が、古今の名エッセイストによって紹介されている本です。その数、30作品。卵にまつわるエピソードもですが、中には、レシピも紹介されている文もあり、お料理の参考にもなります。

 読み進めると、卵料理のバリエーションの多さを感じるとともに、書き手の違いによるスタイル(文体)や言葉遣い(語彙)の多様さに、エッセイというジャンルの奥深さを感じます。

 いろいろな気づきは、まさにコロンブスの卵。 
 「たまごだいすき」な方、「えっせいだいすき」な方、どちらにもアレルギーのない方にオススメいたします。

 あ! そうそう。
 一般的に「卵」と言うと、鶏卵のことを指しますよね。うずらの卵のことを言う時は、「うずらの」を付けます。
語用論的(?)には、このことで、圧倒的に鶏卵が一般的なものであることが分かるそうです。他にも、「豆」についてですが、ある地域では、豆と言えば「大豆」のことを指すので、「大豆田」という地名を「だいずだ」ではなく、「まめだ」と読むそうです。(「小豆」の例は、あるのかな?)

  ふわとろオムライスが食べたいなぁ♡

〔 収録作品 〕
「卵」辰巳芳子
「玉子」高山なおみ
「極道すきやき」宇野千代
「プレーンオムレツ」阿川佐和子
「おうい卵やあい」色川武大
「卵焼きキムパプ」平松洋子
「ピータンのタン」新井一二三
「親子の味の親子丼」東海林さだお
「未観光京都」「続・卵焼きサンド」「卵サンド、その後のその後」「たどり着いたほんものの味!」角田光代
「幸福の月見うどん」稲田俊輔
「卵料理さまざま」阿川弘之
「鏡タマゴのクレープ」「神父さんのオムレツ」「タイの焼きタマゴ」玉村豊男
「残り物の白身を使ってフリアンを」甘糟幸子
「温泉玉子の冒険」嵐山光三郎
「たまごを数式で表した偉人たち」小林真作
「冷凍食品の話」西村淳
「たまごシールとわたし」ひらいめぐみ
「卵酒」小泉武夫
「ゆで卵」鎌田實
「フライパン問題と目玉焼き」江國香織
「ジャンクスイーツの旅」「迷路の卵」若菜晃子
「塗り椀の卵 微妙に重い」片岡義男
「オフ・ア・ラ・コック・ファンタスティーク―空想半熟卵―」森於菟
「鶏卵」矢野誠一
「ねェねェ私のこと好き?」佐野洋子
「茹玉子」水野正夫
「スポーツマンの猫」堀江敏幸
「やんなった」千早茜
「ゆでたまご」向田邦子
「カイロの卵かけごはん」西加奈子

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2025年03月08日

Posted by ブクログ

たまごにまつわる色々な人の話はレシピあり、トリビアありで楽しかったり、知らなかったことを教えてくれたりした。
それでも十分なのに、30人の執筆者のなかで今まで読んだことがなかった方のエッセイで「この人の他の作品も読んでみたい」と次の読書へつなげてくれたことが思わぬ収穫だった。

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2025年01月26日

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