開化の殺人 大正文豪ミステリ事始

開化の殺人 大正文豪ミステリ事始

924円 (税込)

4pt

3.3

阿片に溺れた友人の謎、遺書が語る恋と殺人、妻への妄執が生む惨劇――。江戸川乱歩が「大正期文壇の一角に燃え上がった、かくの如き犯罪と怪奇への情熱」と評した幻のミステリ特集号、「中央公論」秘密と開放号(大正七年七月臨時増刊)を現代に復刻。七編の創作と佐藤・乱歩の随筆を収録したアンソロジー。〈解説〉北村 薫

◆目次
・一般文壇と探偵小説/江戸川乱歩
・指紋/佐藤春夫
・開化の殺人/芥川龍之介
・刑事の家/里見弴
・肉屋/中村吉蔵
・別筵/久米正雄
・Nの水死/田山花袋
・叔母さん/正宗白鳥
・「指紋」の頃/佐藤春夫
・解説 大正七年 滝田樗陰と作家たち/北村 薫

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開化の殺人 大正文豪ミステリ事始 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年03月28日

     乱歩の評論で、探偵小説隆盛前、一般文壇において谷崎、芥川、佐藤春夫らが探偵趣味の小説を書いていて、それに刺激を受けたということは読んだ記憶があった。
    そこで取り上げられていたのが、大正7年夏に発行された、中央公論臨時増刊「秘密と開放号」。
     本書は、増刊号掲載の創作8作から、谷崎の「二人の芸術家の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月11日

    明治大正に活躍した作家が書いたミステリ作品をまとめたものです。
    まだ推理小説やミステリといったジャンルや作家が、現代のように確立されていない頃の作品が集まっています。
    現代と違ったミステリ作品。
    味わい深い文章を読むことができます。

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月28日

    文章を読みやすく編集してあるので、思ったよりもスイスイ読めた。
    有名な文豪の作品は、何となく読まずに来てしまったけれど、今作で興味を持った作家の作品を読んでみようと思う。

    北村薫氏の解説を読み、収録作の背景などの理解が深まった。

    0

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