【感想・ネタバレ】教科書名短篇 科学随筆集のレビュー

あらすじ

科学者にして名文家であった寺田寅彦、中谷宇吉郎、湯川秀樹。国語教科書で彼らの文章と出会い、科学への扉を開かれた者は多い。この三人を中心に、岡潔、矢野健太郎、福井謙一、日髙敏隆の名随筆を収録する。考えるよろこび、知る楽しみを味わえる「教科書名短篇」シリーズ唯一の随筆集。
文庫オリジナル

【目次】
科学者とあたま他六篇/寺田寅彦
(科学者とあたま/簑虫と蜘蛛/蜂が団子をこしらえる話/茶碗の湯/藤の実/鳶と油揚/蜻蜒)

地球の円い話他三篇/中谷宇吉郎
(科学以前の心/地球の円い話/立春の卵/科学の限界)

詩と科学他八篇/湯川秀樹
(詩と科学/原子と人間(詩)/科学と環境/目と手と心/単数と複数/具象以前/創造性の尊重/少数意見/アインシュタイン先生の想い出)

発見の鋭い喜び/岡 潔
科学的なものの考え方/矢野健太郎
広く学ぶ心/福井謙一
チョウの飛ぶ道/日髙敏隆

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

 教科書に掲載されている短編はそれだけで品質が保証されているのだろう。どれもこれも面白くて読みやすくおまけにタメになるものばかりであった。科学者の考え方の話や他の学問との関係性、科学の哲学や喜び、科学にまつわる様々な発見やエピソードなど読み飽きない面白さばかりだ。特に最後のチョウの行動観察の話は、幾つもの仮説や困惑の果てに真相が明かされる探偵小説のような面白さがあり、とても印象に残った。どの話も科学の楽しさや、科学により人間はより良くなっていくという希望が込められており何度でも読み返したい短編ばかりであり、是非ノスタルジーに浸るような気持ちと未来への思考の育成の心構えを持って読んでほしい。

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2024年01月10日

Posted by ブクログ

寺田寅彦、湯川秀樹、中谷宇吉郎、岡潔といった名だたる科学者・数学者の名随筆を味わえる一冊。
どれも教科書に掲載されたものとあって、誰にも分かりやすい文章で、発見の喜び、科学的なものの見方について学べるのがありがたい。
ぜひ子供の頃に読みたかった…!

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2025年05月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

積読。
国語の教科書は配布され次第その日のうちに全部読むタイプだったので楽しく読んだ。
池上さんの科学的思考の入門本を読んだあと少しだけスムーズに読み進めるようになったのも驚き。

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2022年12月08日

Posted by ブクログ

着眼点!(@_@)学生時代に科学者の随筆集を好んで読んでいたのに「読んだような気が…(・・?」程度にしか覚えてないや(--;)確か文庫本がまだあると思うんだけれど…うん十年前だからの~(´-ω-`)

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2022年02月07日

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