森谷明子のレビュー一覧

  • 深山に棲む声

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    少年イヒカは禁じられた深山へと入り、霧に迷ったところを深山に住む女に助けられる。
    その女によって閉じ込められている少年のおかげで、女の元を逃れたイヒカは少年を助けることを約束する。
    しかし、その「約束」によって、二人は数奇な運命に呑みこまれてゆく…。

    五篇の連作短編集。

    第一話は少年イヒカの話、第二話は深山に逃げ込んだフツとイオエの話、第三話はイヒカと同じ村に住むオシヲの少年時代の話…という風に、章ごとに時系列も主人公もバラバラです。
    そのため、どのお話も「深山」と呼ばれる架空の山が舞台のお話となっているのですが、最後の短編までお話の着地点が全く見えず、読むのに時間がかかりました。

    お話

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    2020年01月04日
  • 花野に眠る

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    しまった、シリーズ2作目だったのか。
    1作目を知らなくても楽しく読めたけど、主要人物のことが分かってたらもっと楽しかったよね、きっと。
    途中ちょっと分かりづらさを感じてしまったこともあり(自分の集中力不足だけど)、かつ1作目と以降作への期待をこめて・・・厳しめに、四捨五入での★4つではなく、切り捨てによる★3つ にしておきます。

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    2019年09月12日
  • FOR RENT――空室あり――

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    ミステリーなのかな。最初は恋愛物だとおもって読み進めて行くと何故か巧妙に謎が深まるばかり。「あたしが殺したの」という母の一言から物語は加速して行く。結末は読んでのお楽しみです。

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    2018年11月27日
  • 春や春

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    俳句についてよく知ることができたし興味を持つ事もできた。仲間が次々集まってくるところは、ドキドキした。でも展開が早いなとも思った。もうちょっと各々を掘り下げてほしかった気もする。終わり方もそれでいいの? それと、決定的にこれは……って思ったのは目次のところの登場人物にルビが振ってあったこと。これのせいでHalu=トーコだって言うのが決定的になってしまって残念だなと思う。

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    2018年11月12日
  • 白の祝宴 逸文紫式部日記

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    ネタバレ

     心に食い込んでくる源氏物語の力、というものを、思い知らされました。本を読むのは好きなほうですので共感できなくもないですが、残そうという強い気持ちを掻き立てられる作品なければ、こうして伝えられて来たかどうか。
     それが現代でも、スピンオフ作品と言える物語を生み出す、すごいと思います。なにせ千年ですからね。
     と言いつつ、単純にそれだけではないとも思います。忘れたくないのは、今、ここにいる人間に、前作に続けて「購入」させて「読ませる」ているのは、疑いなく作者の力なのだということ。それも意識していたいし、物語を作ってくれた存在には、感謝をしたいものです。それが千年前のひとでも、現代のひとでも。
     

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    2018年10月18日
  • 望月のあと 覚書源氏物語『若菜』

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    「源氏物語」シリーズ第3弾。
    道長視点だったり、童視点だったり、メリハリあって面白かった。香子の謎解きは最後の最後までお預けだったけど。
    道長視点は平安時代の政治も忖度だわ…と思いました。怖々。

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    2018年09月15日
  • 千年の黙 異本源氏物語

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    ネタバレ

     歴史上の人物を探偵役にすえる、という単純な「名探偵○○」かとも思っていまいしたが、なかなかどうして。源氏物語の成立の背景まで組み込む仕掛けが、大したものだと思います。 ホームズのファンが書いた、原作の矛盾とか欠落部分をうまく補完するパスティーシュを読んだ時と似た味わいがありました。

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    2018年09月09日
  • 深山に棲む声

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    面白くなくはない。ないのだけれども、面白いかといわれるとなんとも言えない。すべての物語を読むと全貌がわかる、という構成になっているが、本当に全貌がわかるかというと、何だか少し不完全燃焼な部分も。
    カタカナ名前が覚えにくすぎて何度も誰だかわからなくなってしまった。そういう仕掛けではあるので、仕方がないが。

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    2018年04月26日
  • エール!(3)

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    エールという題目だけあり、どのお話も最後は頑張ろう!いいな♫と思える終わり方で読んでいて爽やか!そんな中にも自分に当てはまって感じる事もあったり。ちょっと読むのに楽しかった!2017/3/10完読

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    2017年03月11日
  • 矢上教授の午後

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    とにかく章が細かすぎて、たらたらしてるし、状況が分かりにくい。普通の文章で書けば面白い事件になったかもしれないのになあ・・・ 残念!

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    2016年08月27日
  • 白の祝宴 逸文紫式部日記

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    ネタバレ

    最近の「探偵もの」は予想も付かない人物を探偵に据える。
    この本を手に取るまで、まさか紫式部が探偵役になるとは思ってもいなかった。
    そもそも私は、(非常にどうでもいい話ではあるが)紫式部という人物を好ましく思っていなかった。清少納言のほうが好きだし、和泉式部も紫式部よりは好きだ。なんとなく「一の字も書けない振りをするいけ好かない女」というイメージが先行してしまう。和歌でも、機転の利く清少納言や感情を揺り動かすような和泉式部、そして品があり優雅な赤染衛門のほうがいい。もちろんこの3人も登場する。

    式部の君(紫式部)は道長の娘彰子の女房の一人として宮仕えをすることになる。時期としては清少納言の仕え

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    2016年05月27日
  • エール!(3)

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    お仕事系小説シリーズの第3弾。
    あまり心に響く作品がなく、かといって実力作家が揃っているだけにつまらなくもなく、淡々と読み終わった印象。

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    2016年04月23日
  • FOR RENT――空室あり――

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    ミステリーになるのかな。 「私が殺したの」と呟いて死んでいった母の過去を探る少年。調べていくうちに自分の記憶も甦る。真相を知った先に待っているのは納得し難い事かもしれない。でも、前に踏み出す勇気になるならそれでもいいのかも。

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    2015年10月01日
  • 矢上教授の午後

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    章の数が多い。段落が変わったら次の章と言うくらいの勢い。24的とも言うか?でも、その切り替わりの早さが物語にリズムを与えています。

    惜しいと思たのが、前半、咲の登場シーンが非常に多いのに途中からしりすぼみな事。あの勢いなら、彼女が探偵の助手だと思ったんですが違いましたね。

    関係の無い他人同士と思った登場人物たちが、実はそうでもないと言う形式は「オリエント急行の殺人」に似ているとも思えます。

    意外に面白かったです。

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    2015年08月23日
  • エール!(3)

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    様々な職場で働くヒロインたちのお仕事小説アンソロジー第3弾。このアンソロジー、巻を重ねるごとに好きな話が増えている。
    今回はなんと86歳のヒロインも登場。
    伊坂幸太郎はやはり面白いし、日明恩と山本幸久が泣けた。

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    2015年07月25日
  • エール!(3)

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    働く女性アンソロジー。

    日明恩さんを目当てに。
    119にかけて最初に取ってくれる所。
    いたずらも多い中、こうして頑張ってくれている人達は
    本当に神経すり減らしているのだな、と。
    確かに現場の緊迫感はないものの
    それを判断する、大事な場所。


    ベビーッシッターも、かなり信頼がなければ
    やりづらい仕事です。
    しかしそんな仕事内容よりも、友人の方が
    非常に気になる話でした。
    ドラマチックに演出…悲劇のヒロインならぬ
    ドラマにどっぷりな感じの人。
    迷惑がかからなければ別に、ですが
    これは確実に迷惑被ってます。

    そして最年長ヒロインw
    世間をしらなくても、自分の世界を知っていれば
    それだけで十分で

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    2015年07月21日
  • FOR RENT――空室あり――

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    幼い頃に自動車事故で亡くなった父親の死には、隠された秘密があったのか。
    同棲相手の反対を押し切り、19歳の青年は昔暮らして居た町を訪れ、過去を探り始める。

    過去を探る過程で偶然出会う人々の小さな謎も解決していき、本筋の謎のたくさんの伏線を拾いながら読んでいくのが楽しかったです。

    そんな凝った構成なのですが、その反面、全体的にバランスが悪くまとまりを欠いてしまっているようにも思えました。
    結論の方が最初にありきで、この結論に持っていくための謎という印象が強く、最後は失速感が否めません。
    構成が面白いのに勿体ないと思っちゃいました。

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    2015年07月21日
  • エール!(3)

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    働く女性をテーマにした短編集、全6編。

    ・原田マハ「ヴィーナスの誕生」
    →美術品輸送・展示スタッフ。元美大生。
    ・日明恩「心晴日和」
    →災害緊急情報センター通信員。
    消防士として現場でホースを握りたかったのに、119の電話を受け付ける係に任命され、内心不服だったのだが……。
    ・森谷明子「ラブ・ミーテンダー」
    →未婚ベビーシッター。かつては、体操選手としてオリンピックを目指す中学生だった
    ・山本幸久「クール」
    →89歳、ひなびた田舎でひとり働く農家。
    ・吉永南央「シンプル・マインド」
    →イベント会社契約社員。40代未婚。元バンドの人気者
    ・伊坂幸太郎「彗星さんたち」
    →新幹線清掃スタッフ。内気

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    2014年10月22日
  • エール!(3)

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    短編だから仕方ないですが、思ったより一つ一つの内容が薄かったです。特に原田マハさんの「ヴィーナスの誕生」は、簡単なお仕事紹介のようでまったく心に響きませんでした。マハさんだから面白いはず!と期待し過ぎたのかも。「クール」は純粋なお仕事小説ではないけれど、ゑいさんの人柄がクールで良かったです。伊坂さんの「彗星さんたち」は、他の作品の内容を取り入れているところが上手いですね。

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    2015年01月06日
  • エール!(3)

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    「何番目くらいだといいんでしょうか」
    「千番目くらい?」

    わたしにこの切り返しはできない。
    でも、それくらいがちょうどいい。
    わたしが一番大変、わたしだけが大変、と思うのは簡単だから選びたくなるけどね。

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    2014年09月22日