森谷明子のレビュー一覧
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草木が芽吹く弥生です。センバツ甲子園も近付きましたが、本書は野球の話ではありません。目指すは甲子園! それも「俳句」の! その内容と展開が面白く、ぐーっと引き込まれる物語でした。言葉の豊かさ、俳句の奥深さ、言葉でつながる素晴らしさなどが、見事に描かれています。
主役はチームを組む女子高生です。俳句は青春の情熱を燃やすに値するのか? と疑問視するそこのあなた! 地味でシンプル、年寄りくさい等の「俳句」のイメージが、きっと変わることと思います。
何よりも、創作俳句十七音の言葉の選び方と表現の工夫は、単純な様で実に多彩・多様であり、ほんの一字で情景がガラリと変わります。
俳句甲子園(全国 -
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俳句甲子園を目指す高校生達の物語。
「春や春」のスピンオフの物語で、そちらの方は読んでいないのですが、普通に楽しめました。
なかなか俳句に触れあうことはなかったのですが、テレビ番組「プレバト」を機に身近に感じるようになりました。
といっても17音だけで表現する難しさには圧倒されます。
この作品でも多くの俳句が披露されていますが、よく思いつくなと感心してしまいました。全てを理解するのは難しかったのですが、雰囲気だけでも味わえましたし、一つの俳句で多方面の解釈があるため、色々楽しめました。
話し合うからこそ、解釈のレパートリーが拡がり、どれも違う世界観が見えてくるので、俳句の奥深さを感じまし -
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高校生が俳句の活動に取り組む話。
俳句甲子園は盛り上がりますよ。
藤ヶ丘高校の須崎茜は、父の影響で俳句が好き。
高校の授業で、俳句を軽んじる教師に反論しようとしたがうまくいかなかった。
トーコ(東子)と知り合い、励まされて俳句同好会を作ろうと考えつきます。
勧誘を工夫し、しだいに個性的な生徒たちが仲間に加わる。
ほとんどは初心者だが、それぞれ得意なことがあるのです。
俳句甲子園というのは、前もって投句した作品の評価と、会場での発表と論争(ディベート)で試合するもの。
短い言葉だけで表現する、俳句ならではの面白さ。
ディベートってのはやるのはかなり難しいと思うけど、読んでる分には面白い。
俳 -
Posted by ブクログ
2019の元日、朝だったので元旦ですが、読み終えました。この時に読み終えたのが、なかなか良いタイミングであったと思います。
多様な分野で、多様な書き方ができる作者だなあと実感しました。構成やらストーリーやら、人物造形やら、なかなか凝っていて緻密です。うまくかみ合って引き込むストーリー展開です。
ただ、人物名がなかなか頭に入らず、それが、この凝った構成と関わって、必要以上に混乱する読み心地となってしまいました。
大河ファンタジーで、架空の時と所なので、名前はカタカナでなければならないのだろうなあ。でも、それがゆえにとても疲れた。
終わりに近くなって、ほっとする感じで、ストーリーも落ち着き、ここま