森谷明子のレビュー一覧

  • 南風(みなみ)吹く

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    『春や春』に続く俳句甲子園の話し。
    地方大会を勝ち抜いた高校生達が、松山市で行われる全国大会に出場。そして、それぞれが詠んだ俳句で戦い優勝を目指す。
    とても爽やかな青春ストーリー。
    そして、前作と同様に俳句で戦う様子が、読んでいてとても面白かった。

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    2022年05月01日
  • 春や春

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    俳句甲子園なんてあったんだな、知らなかった。
    俳句に興味が出てきたから読んだ。
    青春だな。
    高校生の時知ってたら挑戦してみたかった。
    団体戦っていうのがいいな。仲間意識が芽生えて。
    俳句の評価の基準は良くわからないけど、自分がいいと思ったらそれがイイ!
    俳句でも詩でも絵画でも自己表現の芸術全般に言えることかもしれないけど、表現するには、対象をよく観察して、自己との対話も必然だから、人生を深く味わえる。
    俳句は短い言葉で厳選し、凝縮しないといけないのが難しいけど、読み手の想像力を掻き立てるのがいいなと思う。

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    2022年04月13日
  • エール!(3)

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    この物語に出てくる人達は、みんな自分の仕事に誇りを持っていてかっこいい。自分の好きなことを仕事にする人、天職を見つけた人、大変だけどやりがいを見出せる人、様々な人がいたけれどどの人もプライドを持って働いているのが素敵だなぁと感じた。私も自分が誇りを持てる仕事に就きたいな〜

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    2022年01月27日
  • エール!(3)

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    “スプーンひとさじの砂糖”

    お仕事が始まったばかりのわたしにぴったりの一冊だった
    これから見かける沢山の人たちへの見る目も変わりそう
    色んな人が色んなところで頑張っている
    お仕事に上も下もない、好きになったもん勝ち

    どんな花にも蜜がある。どんな仕事にも砂糖はある。どんな人生でも価値はある。

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    2021年06月07日
  • 春や春

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    俳句好きの生徒が中心になって、女子高に俳句同好会を作り、俳句甲子園に挑むという話。

    昔テレビでちょっと観たことがある程度。俳句は、「プレバト」で夏井いつき先生が出演者の俳句をぶった切ってるのを面白く観たぐらいの基本未知の世界。

    これがなかなか楽しかった。テーマに沿った俳句で相手方と勝負するのだけれど、ディベートで、相手の句より、自分たちの方が上であると審査員に納得させる。この過程がなかなかエキサイティング。

    文化系サークルで勤しむ学生たちの青春も良かったけれど、俳句にも興味を抱いた。

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    2021年02月21日
  • 春や春

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    俳句甲子園に挑む女子高生たち。
    憧れの彼に会うため。
    勝つための戦法。
    俳句で勝負をするというのはどういうことなのか。
    しかし、作者は俳句は批評するためのものではないという。
    同感。
    でも、やっぱり僕は俳句より短歌の方がいい。
    俳句は短すぎて、後一押しが足りないように感じてしまう。

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    2020年08月14日
  • 南風(みなみ)吹く

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    俳句甲子園という競技(といっていい)に走る高校生の物語。島育ちという特殊な環境で将来を悩み、今を切り取る俳句にとりくむ高校生のまっすぐさよ。いい子だらけかもしれないけれど、家族とか将来とか普遍的な悩みがちりばめられててよい。ふだん批評とかキツくやるほうだけど俳句甲子園は自分が(高校生だとして)でるのは無理。詠むのもそうだけどとっさの批評で攻めたり守ったりって怖すぎる。

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    2020年08月30日
  • 南風(みなみ)吹く

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    俳句甲子園を目指す高校生達の物語。

    「春や春」のスピンオフの物語で、そちらの方は読んでいないのですが、普通に楽しめました。

    なかなか俳句に触れあうことはなかったのですが、テレビ番組「プレバト」を機に身近に感じるようになりました。
    といっても17音だけで表現する難しさには圧倒されます。

    この作品でも多くの俳句が披露されていますが、よく思いつくなと感心してしまいました。全てを理解するのは難しかったのですが、雰囲気だけでも味わえましたし、一つの俳句で多方面の解釈があるため、色々楽しめました。
    話し合うからこそ、解釈のレパートリーが拡がり、どれも違う世界観が見えてくるので、俳句の奥深さを感じまし

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    2020年07月16日
  • エール!(3)

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    様々な職業をテーマに、様々な作家さんが競演したアンソロジーの第3弾。
    たまたま好きな作家さんが多かったので、第3弾からいきなり読み出したが、美術作品の運搬の方の話や、ベビーシッター、新幹線の清掃員の話が特に面白かった。
    それぞれの作家さんの得意分野の作品が読めたのも、とてもお得な作品集だったと思う。
    順番が違うけど、第1弾も第2弾も読んでみようと思う。

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    2019年10月05日
  • 春や春

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    高校生が俳句の活動に取り組む話。
    俳句甲子園は盛り上がりますよ。

    藤ヶ丘高校の須崎茜は、父の影響で俳句が好き。
    高校の授業で、俳句を軽んじる教師に反論しようとしたがうまくいかなかった。
    トーコ(東子)と知り合い、励まされて俳句同好会を作ろうと考えつきます。
    勧誘を工夫し、しだいに個性的な生徒たちが仲間に加わる。
    ほとんどは初心者だが、それぞれ得意なことがあるのです。

    俳句甲子園というのは、前もって投句した作品の評価と、会場での発表と論争(ディベート)で試合するもの。
    短い言葉だけで表現する、俳句ならではの面白さ。
    ディベートってのはやるのはかなり難しいと思うけど、読んでる分には面白い。

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    2019年09月09日
  • 春や春

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    TV番組に感化され俳句の面白さに気付いてきたところ、小説にまで俳句が登場したと、驚きを持って読み始めた。
    俳句素人の子達がそれぞれの強みを生かして俳句甲子園に向かっていく青春ストーリー!
    俳句そのものと言うより、俳句甲子園の仕組み、勝負の世界が面白く読めました。

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    2019年02月01日
  • 深山に棲む声

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    2019の元日、朝だったので元旦ですが、読み終えました。この時に読み終えたのが、なかなか良いタイミングであったと思います。
    多様な分野で、多様な書き方ができる作者だなあと実感しました。構成やらストーリーやら、人物造形やら、なかなか凝っていて緻密です。うまくかみ合って引き込むストーリー展開です。
    ただ、人物名がなかなか頭に入らず、それが、この凝った構成と関わって、必要以上に混乱する読み心地となってしまいました。
    大河ファンタジーで、架空の時と所なので、名前はカタカナでなければならないのだろうなあ。でも、それがゆえにとても疲れた。
    終わりに近くなって、ほっとする感じで、ストーリーも落ち着き、ここま

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    2019年01月01日
  • エール!(3)

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    伊坂幸太郎目当てに借りたのだが、日明恩にぐっときた。

    しかしこれ「たちもり・めぐみ」とはとうてい読めないゾ。

    パソコンで全然変換してくれないし、「にちあかるいbs(バックスペース)bsおん」でやっと変換した。

    めぐみはいいよ。変換してくれるから。でも、たちもりはねーべ。

    警察や消防のリアルを描くらしい。有川浩の自衛隊オタクみたいなものか?

    しばらく日明恩を読んでみようと思う。

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    2018年12月09日
  • エール!(3)

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    ■原田マハ「ヴィーナスの誕生 La Nascita di Venere」(美術品輸送・展示スタッフ)
    ■日明 恩「心晴日和」(災害救急情報センター通信員)
    ■森谷明子「『ラブ・ミー・テンダー』」(ベビーシッター)
    ■山本幸久「クール」(農業)
    ■吉永南央「シンプル・マインド」(イベント会社契約社員)
    ■伊坂幸太郎「彗星さんたち」(新幹線清掃スタッフ)

    クールだけは何をいいたいのかわからず読破断念したが、それぞれ悩み、でも頑張って何か得ていく流れは何ともあったかく、自分も自分になりに頑張っていきたいなぁと思えた。

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    2018年10月12日
  • 千年の黙 異本源氏物語

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    ネタバレ

    「桐壺」のあとにもう一帖物語があったと仮定した上で、作者紫式部が当時の事件を解いていくという趣向。側近の女童が活発?過ぎてちょっとどうかと思いますが、それほど崩れてはいない感じ。
    これで出仕前から「雲隠」で下がり、死後の話まで出るので、続編として出ている二冊が不自然に思えてなんとなく手に取る気にならない。

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    2018年10月10日
  • 春や春

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    「夕焼雲でもほんたうに好きだった」技巧的でもなんでもないけれど心に残る作品は俳句以外のものにもあるな、と思った。名もない人が作るなんでもないものが心に残ったり…その時好きだと思ったことを大切にしたいと思った。

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    2018年01月09日
  • エール!(3)

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    小春日和/日明恩 ☆5
    災害救急情報センター通信員

    ラブ•ミー•テンダー/森谷明子 ☆4
    ベビーシッター

    シンプル•マインド/吉永南央 ☆3
    イベント会社契約社員

    彗星さんたち/伊坂幸太郎 ☆4
    新幹線清掃スタッフ

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    2017年08月15日
  • 春や春

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    俳句のことな全くわからないし、本作を読んでも俳句に興味は持てなかったんだけど、それでも十分楽しめた。
    青春!って感じで読んでいて心地よかった。

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    2017年06月16日
  • エール!(3)

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    シリーズ1のあと、3を読みました。
    どの女性たちも一生懸命お仕事していて、ほんとにエールを送りたくなります。美術品輸送、災害緊急情報センター、新幹線清掃、ベビーシッターなどの、仕事の裏側を知る楽しさも味わいました。
    知らなかった作家さんとの出会いがあるのも楽しみでした。

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    2016年04月29日
  • 白の祝宴 逸文紫式部日記

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    探偵・紫式部第二弾。こちらは紫式部日記のでき方をベースにした物語。

    物語の本筋の推理もおもしろいけど、
    紫式部の周辺を取り巻く部分もびっくり。
    綺麗に張られた伏線が見事に回収されててすっきりした。

    そしてやっぱり道長は憎らしい。

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    2016年03月10日