ピーター・スワンソンのレビュー一覧
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレピーター・スワンソンと言えば前に「アリスが語らないことには」を読んだが、あまり私の好みではなかった。なので今回どうかな?と思いつつ読んだが、これは面白かった!読む前に目次に目がいくが、最後に「アクロイド殺し」と書いてあったので、あーこれは所謂、信頼できない語り手なんだなと注意深く用心。でも中盤で語り手が真実を告白し(後で全てを告白したわけではないと分かったが)、どのように話が着地するのか全く予期出来なかった。結局、語り手は自分自身さえも信用できない、ギリギリの心理状態だった故に、読むこちら側も最後まで惑わされてしまった。実際、身近に実行犯が”本当に”いたなんて思いもしなかった。語り手の主人公は
-
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ある日、出会った美女に殺人を持ちかけられたら?
しゃれたタイトルと、あらすじ紹介の2行目で想像したのと似たようなタッチの作品ではありましたが。
展開は予想外で、クール!
空港のバーで、テッドは知り合ったばかりの美女リリーに妻が浮気していると喋り、殺したいと口走ると、当然だと言われる。
妻の名はミランダ。
まさかと思いつつも、再会を約束する二人。
リリーというのが実は、普段は地味な勤めをしている目立たない女性。
テッドは企業家で大金持ち。
ミランダは美人だが気が強く、わがまま。
とはいえ、殺されるほどのことをしているかと言うと、そうでもない。
ただ、現実にも出会ったら、「嫌だな」と思うだろ -
-
-
Posted by ブクログ
おもしろかった!
導入部から最後の一文まで、
緊迫感が途絶えることはなかった。
最近読んだミステリーの中では
群を抜くストーリー展開の素晴らしさ。
(ただし、少々アダルトな展開も多めなので、
ああ、また始まったかー、な所もなきにしもあらず)
タイトルの「そしてミランダを殺す」の通り、
最初はどんなふうにこの殺人が行われるのかという興味がメインだったのが、徐々に
登場する女性たちの頭脳戦にワクワク。
語られることのない結末までもが
なんとも言えない余韻を残した。
※全くの余談ですが、最後の方に出てくる弁護士の名前が「ステファニー・フリン」で、ポー&ティリーシリーズ大好きのわたしは