ピーター・スワンソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレえ、え!どうなる?
の連続で寝る間も惜しんで読みふけった本。
こういう本に出会える幸せを噛み締めつつ、
主人公の不幸せさに怖気を震わせながら。
ケイトは普通の女の子のはずだったのに何故か変な男を呼び寄せてしまうという磁力もある(本人が言うのだから間違いない)
又従兄のコービンという、殆ど見ず知らずの男性と半年間住まいを交換するなどと、住宅事情の悪い日本では考えられない、イギリス人とアメリカ人。この件については、まあ、不問とすることにしたとしても!
次々に判明する、(作者が案内してくれる)過去の事件の諸々。いちいち驚いていたのでは追いつかない変態たち…
「ミランダ」も「アリス」も読んだので -
Posted by ブクログ
怖い怖い怖いっ 不安と疑念と差し迫る恐怖がリアル!超良作サスペンスミステリー #ケイトが恐れるすべて
ロンドンに住む主人公ケイトが、アメリカに住む従兄と部屋を交換するところから物語は始まる。チャレンジングな新しい生活を求めつつも、もともと不安症持ちの彼女は憂いでいた。
そんな中、交換した部屋に到着した翌日に隣に住む女性が死体で発見されてしまう。誰が殺したのか… 同じアパートに住む人々、訪ねてくる人々、従兄、警察官たちが、さらにケイトを不安にさせていく。
強烈な登場人物たちが暗躍する描写がお見事、ズバリ面白い!
どんだけ変態なんだと。
ストーリーの組み立ても素晴らしく、少しずつ見えてくる事 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公ハリーの母はハリーが15歳のときに癌で亡くなっている。
父ビリーは15歳年の離れたアリスと2年ほど前に再婚していたが、そのアリスから大学卒業を目前に父の訃報を受け取る。
散歩中に足を滑らせて崖から転落死したという父の死の状況にまつわる事件性の有無を巡る「現在」。
「過去」として語られるアリスの来歴。
話の真相が分かるまでのピーター・スワンソンが好きだ。
導入の事件だったり背景語りの分かりやすさの中にあるちょっと引っかかる感じ。
話が進んで裏の事情とかも見え隠れする中での全ては明かさずおあずけ状態で引っ張っていく牽引力。
ただ、霧が晴れてからのもうひと捻りを期待するところで案外普通に終 -
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Posted by ブクログ
ネタバレアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』へのオマージュでありながら、
登場人物は集まらず、孤島にも行かず、クローズド・サークルにもならない──
その構造自体がとても斬新でした。
一方で、犯行動機にはまったく共感できず、
自分の行いを完全に棚に上げているように感じられたのも正直な印象です。
物語は、1人ずつ人が減っていく過程が淡々としているようでありながら、
それぞれの人生が突然、他人の手によって断ち切られていく点では非常にドラマチックでもあり、
結末に至るまでの展開は大変読み応えがありました。
この緊張感の持続こそが、ピーター・スワンソン作品の魅力なのだと感じました。
↓この下読む -
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Posted by ブクログ
ネタバレジャンルとしてはミステリーなのだが、犯人は分かってるのでそういう謎解きを楽しむものではない。
むしろ自分が犯人の立場になって、周辺の人物との攻防でハラハラドキドキ楽しむタイプのものかな。
完璧な殺人、のはずが予想外の事が次々に起こって、先の読めない展開になっていく。
第一部はリリーとテッド、第二部はリリーとミランダ、第三部はリリーとキンボールの独白が交代で進んでいく構成もなかなか面白い。
リリーはいわゆるソシオパス、サイコパス、なのだが、それは人間の価値観・倫理観での基準であって、動物の価値観に当てはめると自分に害をなす者を排除する、というのはごく自然、という記述にするっと納得した。
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Posted by ブクログ
面白かった。ピーター•スワンソンは私には合う作家なので、読み始めから終わりまでずっと読んでて心地良い読み心地だった。
話も細部まで考えられていて良かった。単純な動機じゃ無いところがピーター•スワンソンらしい。
本当にミステリーが好きな作家さんだなあ、と思わせられるところが沢山あり、そこもやっぱり好き。本が好きで沢山読んできたんだなあ、と思わされる描写が随所にある。
何故か今までのピーター•スワンソン作品に比べて穏やかで、平和な終わり方に感じた。最終的な結果は全然穏やかじゃないし、むしろ酷いのに、穏やかな事件に感じる不思議。
次回作も楽しみ。