加藤元のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
しっかり 長編かと思ったら
短編集でした(ちゃんと確認しろ!!)
さくさくと読めて中々面白かった
作中の1つ
【腐ったたぬき】は面白かった
文芸部の子達が、意外と皆内容うろ覚えな【分福茶釜】について
論理的に現実的に意見を言い合う感じ
こういうの大好き
でもやると嫌がられるんだよね(笑)
歌とか聞いてて
徳永英明 壊れかけのradio
【♪♪何も聞こえないぃ~♪♪】
うん もう壊れてるじゃん…
とか
aiko カブトムシ
えぇ…少し背の高い彼の耳によせたオデコ
甘い匂いに誘われた私はカブトムシ…
カブトムシは甘さで集まって来たり、好んでもなくて…発酵した樹液に集まる
…てことは彼氏の耳は発酵している可能性があるから…病院に行った方が…中耳炎かな?
と言うと
色んな人から怒られる…
※だから結局 話が変わるけど俺が何が言いたいかって言うと…
【施設のトイレとかで、手を洗う時にやたら小さい洗面台って たまにあるけど…水とか外に跳ねてイライラするよね!】って事!! -
Posted by ブクログ
最初1/3くらいは、「あ、ちょっと失敗だった??」って思うけど読み進めたらちゃんとおもしろくなった。
「好き」ってなんだろ??
他人が変わることを望むな。自分が変えられるのは自分だけ。
を、なるべく意識して生きるようにしてる私には、「恋人だから」とかいう理由で、相手を「変える」なんなら「変えてあげる」という思想が、どうにも……受け入れられないというか、気にくわないというか。
なので、神崎を「好き」になった人々が、自分の尺度で彼を「より良い(と、本人は信じている)」方向に変えようと働きかける様が、腹立たしい。どっちかというと、神埼に共感してしまった。
まぁ、でも結婚も考えてるような彼氏がフリーターとかだったら、定職についてよ……とは思うけど。
でもその点も「定職についてほしいとは思っている」って自分の希望は伝えるけど、その後どうするかは相手次第だしなぁ。相手が変わることを期待するよりは、自分が変わることのほうが現実的 建設的だとおもうなぁ。
「好き」っていう感情の「醜さ」を見せられた気分…
-
Posted by ブクログ
加藤元さんの小説を読むのは『本日は、どうされました?』に引き続き2作目です。
今作は「ごめん(謝罪)」に関する短編集で、かつ登場人物が少しずつ繋がっている形式(連作短編集)です。
個人的に読み取ったテーマはこんな感じです。
・家族
・夫婦
・恋愛
・職場の人間関係
・近隣住民との人間関係
・ハラスメント
・男女差別(無理解)
テーマを拾ってみて改めて納得しますが、20歳以上推奨の作品ですね。子どもだからわからない、ってことはないと思いますが、「大人になってみると分かる、このしんどさ」という感じです。
謝罪が生まれる環境というものは、必然的に人と人が交わるところ、ということになりますが、この作品では始めと終わりが対になっていることで、中盤に挟まれるドロドロとした苦しい状況や、人間の愚かさのようなものをすっきりと後味良く整えてくれるところが良いなと感じました。
甘く始まり、苦味や酸味などのあとにまた甘み。そしてすーっと消える、という感じでしょうか。
しかし、文体の折々で挟み込まれる手厳しさと鋭さの混じったツッコミは読んでいて大変面白くもあり、その容赦のなさにキリキリするものでもあり。あまり体験したことがないもので新鮮でした。
『謝罪って、一方的に押しつけて済むものじゃないと思う』と文中にある通り、謝罪って難しいものですよね。
学童期には「謝りなさい」と先生や親から言われて謝る子どもと、それを受ける子どもがいる。そうして「謝ったんだから、仲直りね」と言われる、といった場面に出くわしたものですが、ひねくれものの私などは「どうして謝ったら帳消しになるんだろう。謝罪を受け入れることは、謝罪された瞬間から暗黙の決まりなのだろうか」などとモニョモニョ考えていたものです(面倒な子供ですね)。
到底謝って許されないことでも「ごめん」であり、ちょっとした行き違いでも「ごめん」である。その時々の言葉の重みは、発した本人にしか分からないものでありながら、実は受け取った本人にしか分からないものでもある。
大人になった今ならわかることですが、受け入れられることを前提にされた謝罪など、本来どこにも存在しないはずなのです。
わかり切っている大人がわかりきった嘘をついていることに、幼い子供は目ざとくも気づいていたのかもしれません。恐ろしい子。
私からは以上です。