加藤元のレビュー一覧
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真中さんという看護師に向けられた
目線、イラつき、犯人扱い
真中さんは、一部の患者さんに まなちゃんと呼ばれていたのは確かである。
が、しかし、真中さんって本当にそんな人なの?
読めば読むほど 真中さんになるが、、
ん、、ん、、ん、、、?
どんどん進んで、どんどん終わったー!
取材人物が多すぎ、色んな人と対象者の内容は面白かったが、多すぎる、、。
そして、結末 少なすぎる!
ま な ちゃん その名前だけが、一直線に繋がっていて、途中から ま な ちゃんが二重人格? 入れ違った?
おわ?おわった?え?
記者自己解決 終了。
なんだろう、、内容面白かったからもっと手応えとかドキドキ感とか?何か欲しかったなぁー でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ女の子しか入れない猫カフェが怪しすぎです。
猫カフェといっても猫少なめ、しかも飲み物とケーキが無料!
店員さんから新しい女の子の友達を連れてくるように言われ、男の子は追い返される。
こういうお店は子供だけで入ったらだめです!!
この怪しい猫カフェがちょこちょこ出てくる小6女子バディのミステリー短編集です。
最後は猫カフェの謎が解明され、悪い人たちではなかったのですが、設定としてどうなんだと思ってしまいました。
私が子供の頃なら飲食目的でお店に入っていたことでしょう!
でもさすがに今の時代で同じことをするのは危険ですね。
先に読んだ娘に、こういう店には入らないようにと言うべきなのか考えてしまいました。
入るわけないじゃん、と返されそうですが。
設定以外は楽めるミステリーでした。 -
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「未来が見えたらいいのに」と、ずっと思っていました。
でもこの物語を読んで、そうじゃないかもしれないと初めて思えました。
見えることは、必ずしも幸せではなくて。むしろ大切な誰かと深く関わることが怖くなるくらい、辛いことでもあるんだと。
いいことの裏には、ちゃんと影がある。自分の考えの浅さに、思わずため息が出てしまいました。
幸福って、運良く掴めるものとか、どこかから舞い降りてくるものだと思っていたけれど、「歯を食いしばっていなきゃなれないもの」という一文に、目が覚める思いがしました。
主人公の山村真菜が経験する喪失の数々は、読んでいて胸が痛くなるものばかりで。それでも彼女が誰かへバトンを繋ごうとする姿に、何度もぐっときました。
幸福って、受け取るだけじゃなくて、誰かに渡していくものなんだなと、読み終えてじわじわと感じています。
ひとつだけ正直に言うと、文体が語り口調なので、人によっては少し読みづらさを感じるかもしれません。それでも、物語が伝えてくれるものはとても深くて、最後まで読んでよかったと思える一冊でした。 -
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小5で転校してきた高木とわは、クラスに馴染めず浮いていたが、仲川冴と親しくなる。
彼女は頭が良くて、運動もできて完璧だけど鋭い目線ではっきりものを言う性格で人と群れることがないせいか、次第に一緒にいることが増えたせいだ。
彼女たちが体験する不思議な話とは…。
時々挟んでくる『御伽草子』の解釈も面白いが、嫌味な担任の浅生先生の秘密を暴いて仕返しをしてやるという冴の行動には驚いた。
最後には、謎の猫カフェが何故オープンしたり、閉店したのかも推理する。
ちょっと会話しただけなのにすぐさまヒントを得たり、通常じゃない違和感を察知して見逃さない冴に小学生らしからぬ頭脳を感じた。
サクッと楽しめる小学高学年向けのミステリ。
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ネタバレ「ほかに好きな人ができた」といって、次から次へと彼女と別れて次の女にいく、神崎登吾。
今回、別れた女、仁村萌は消えた神崎登吾の行方をさがしていく。
そして、過去の彼の関係者たちが語る、神崎登吾とは・・・
って話なんですが。
いやもう、不幸だわ。
最後のほうで、神崎登吾の幼少期の話がでてきて、そこから彼の「好き」「好きになる」「好きと言われる」認知が歪んでいるんだけど、
なんだかなぁ・・・。イケメンも苦労するんだなって感じもあるかな。
幼少期からイケメンだったからもあって、事務所所属することにもなり、そこの大人が「友だち」として彼に寄って行って、「好き」っていう気持ちを押し付けて、
登吾を好き勝手にしようとしたのだし、
そのトラウマもあって「好き」ということが歪んでしまったんだろう。
それがなければ、大人になってからの恋愛はちゃんとできただろうよね。
いや、あの母親がいたら無理か。
結局、ちらちら見えていた男の人が母親を・・・?
そして、
最後に登吾が好きになったのは、彼氏がいる女の子で、全然登吾と付き合う感じはない。それは、彼が「好き」という圧を与えてこない「好きな人」なので、安心なのかなぁ?
あと仁村萌はかなりむかつく女だわ。
彼女こそ自分が彼を「好き」だから、彼を彼女の中の物差しでいう「正常」に変えようとする。
世間一般の常識や正常がすべての人には当てはまらないし、
言いたくないコトがあって、それゆえ世間一般の「正常」とは違う方法を選択する人もいる。それが分からんのは、この子が若いからなのか?
結局彼女も自分の「好き」を押し付けて、彼女の中の理想の「正常」な彼氏に強制しようとしているのが、無理だわ。 -
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誰かに告白されるたび、交際中の女性に別れを告げて新しい女性と付き合うということを繰り返す男、神崎登吾。
稀代のプレイボーイなのか、はたまた見た目だけの軽薄男なのか。登吾を知る人たちの証言から、神崎登吾という人間の実像に迫るサスペンスミステリー。
◇
12月はじめの朝、宮原祐史は目抜き通りを勤務先へと急いでいた。
この町には寺が多いせいか、通り沿いには仏具屋や仏壇店が軒を並べていて、古道具屋や古着屋もちらほら見える。その中の1軒が祐史の勤めるリサイクル家具店だ。
家具店に着いたのが9時53分で、始業時間の10時には間に合ったが、店長の宮原貴子の「おはよう」という声は不機嫌そうだ。お気に入りの神崎登吾が辞めたからだろう。
「おはようございます」
そう言って店内の照明を点け、シャッターを上げて開店準備に取りかかった祐史に、貴子の尖った声が飛ぶ。
「もうちょっと早く出社できない? 10時開店って、10時にシャッターを開けることじゃないのよ」
祐史は、はあ、と生返事をして横目で貴子を見る。今日もバチバチの完璧メイクで朝からご苦労さまなことだ。女に生まれなくてよかった。そんなことを考えていると、貴子がさらに追い討つような叱声を浴びせてくる。
「せめて15分は早く来るのが常識ってものでしょう。登吾はそうしてたわよ」
けど、自分が開店作業をしないといけなくなったのは、あんたご贔屓の登吾が急に辞めたお蔭なんですがね、お義姉さん。
祐史はそんな気持ちを込めて貴子に言う。
「神崎くんも、最後は常識がなかったみたいですね」( 第1話「口裂け女」) ※全5話。
* * * * *
職場を去った、問題ありと見られていた人について、第三者の証言を元にその人物像を明らかにする ―― 先日読んだ、同じ加藤元さんの『本日はどうされました?』と手法は同じなのですが、テイストはかなり違っていました。
『本日は〜』では、入院患者の連続不審死事件の真相とその事件に関わる「悪魔の看護師」の正体、という作品のテーマが序章から提示されていて、不穏さの漂うミステリーであることがはじめから明確でした。
だからこちらも、一定の心構えを持って警戒しながら読むことができました。
けれど本作は、中心人物である神崎登吾が回想シーンで少し登場するだけです。しかも中盤までは登吾に執心する女性たちの方が強烈な個性をもって描かれ、登吾の存在感は極めて小さめで、つい警戒心も緩みます。
それが、中盤から明かされていく登吾の過去と登吾に影のようにつきまとうある人物の描写によって、物語は徐々にホラーサスペンスの様相を呈していくのです。
だから読む方も当然、途中から態勢の変更を迫られることになります。ホラーやイヤミスが苦手で、性格的に柔軟性に欠ける私などはなかなか苦労した作品でした。
さて、主人公として登場する神崎登吾について少し触れておきます。
憂いと陰を漂わせる美青年。口数は多くなく他人に対してあまり心を開かないけれど、どこか放ってはおけない風情がある。
神崎登吾はそういう人物として、特に女性の注意を引きつけます。
だから女性たちは登吾に接近してきては何くれと世話を焼き、好きだと告白するに至ります。
登吾はそんな女性を受け容れ、「きみとおれは似ているのかも知れない」とつぶやきます。これが殺し文句となり、女性たちはますます登吾に夢中になっていくのです。
ただし登吾は、二股をかけることはありません。新しく付き合う相手ができるたび、それまでの彼女に「好きな人ができた」と言って必ず別れを告げます。
これだけ読むと、登吾とは優柔不断で移り気な男であるという印象でしかありません。
でも祐史との会話から察するに、登吾はもともと人間不信で警戒心の強い人間です。なのに近づいてくる女性を不用意に受け入れてしまう、その理由こそが、物語の焦点になっています。
ところで登吾は、不用意ではあっても無分別ではありません。
例えば第1話。
店長の貴子が自分に食指を伸ばそうとしていることを察知した登吾は、退職を申し出て行方をくらましてしまいます。
その直前、登吾は貴子について「あの人はおれなんか好きじゃない。 ( あの人が ) 好きなのは自分自身だ」と祐史に告げています。
貴子という女は自己愛の強い自意識過剰な人間に過ぎないと見抜き、その本質を「口裂け女」であると揶揄までしています。
登吾が、かなりの観察眼を持っていることと、真に自分を愛してくれる女性を求めていることがわかります。
自分勝手な愛情を徹底的に嫌う登吾。いったい登吾に何があったのか。それが明かされていく終盤は、なかなか読み応えがありました。 ( 私の苦手な展開ですが…… )
* * * * *
文庫化に伴って、『ほかに好きなひとができた』に改題されたようです。 -
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入院患者の不審死が相次ぐ病院があり、患者の容態急変にはすべて1人の看護師が関わっているらしい。
友人からの情報に興味を持ったフリーの雑誌記者が関係者への取材を開始するが……。
集団社会のストレスが生む歪みと悪意を描くサスペンスミステリー。
◇
真中さんもあやしいと、はじめに言い出したのは菊村さんでした。
入院患者が連続して不審死を遂げた、K県のO病院で起きた事件。それと似たような連続不審死がうちの病院でもあったのです。
O病院では点滴に薬物を混入したとして逮捕された看護師がいましたが、うちでも真中さんが同様のことをしたんじゃないかと菊村さんは疑っていました。高齢の患者の容態が急変するのは、真中さんが夜勤をしたあとだからというのが理由だそうです。
真中さんは口下手というか、連絡や申し送りが適切にできないところがありました。また連絡事項を聞いてもメモも取らずに聞き流し、やるべき業務を忘れてしまう。そのことを咎めても言い訳ばかりするのです。看護師としての何かが真中さんには欠けている、としか思えませんでした。
だから真中さんを疑っているのは菊村さんだけではなかったと思います。 ( 序章「萩野真波」) ※序章と終章を含め全11章からなる。
* * * * *
物語は基本的に、記者の取材に応じた事件関係者の話で進んでいくのですが、読みはじめに各章のタイトルを見て不思議に思ったことがありました。それは、本編以外の序章と終章の意味です。
ちなみに各章のタイトルは以下のようになっています。
序 章 萩野真波
第1章 植松佑喜子
第2章 梅田登季子
第3章 菊村美知
第4章 佐倉早織
第5章 蓮沼佳澄
第6章 栗林明里
第7章 稲本亜須香
第8章 市井洋子
第9章 真中祐実
終 章 記者
終章「記者」はわかりやすい。取材内容から組み立てた記者の推理で、物語の「結」部に当たるはずです。
第9章「真中祐実」も予想がつきます。容疑者と目される当人の述懐なので、「転」部に当たるのでしょう。
では序章と第1〜8章の違いは何なのか。
どちらも第三者への取材なのに、「萩野真波」を「起」部に持ってくることで、それ以外の8人とは差別化を図っているように見えます。
そのことが妙に気になりました。 ( どちらかと言うと迂闊者で、ニブいところのある私には珍しいのですが……。)
閑話休題。
多忙を極め責任も重いのにそれに見合った報酬が得られない現場仕事。たしかにストレスが溜まります。他人を思いやる余裕などなくなるでしょうし、要領が悪く仕事が遅い人の分をカバーせざるを得ない状況なら不快感を抱くのも理解できます。
けれど怖いのは、立場や気持ちの弱い相手に対し、明確な悪意を持ったりストレスのはけ口にしてしまう人間が少なからずいて、そんな輩が集団内で幅を利かせているということです。
本作では、真中さんという正直で不器用な看護師が意地の悪い先輩看護師から悪意をぶつけられていました。
真中さんは結局退職に追い込まれてしまうのですが、辞めてからも連続不審死の容疑者扱いされたりしています。
何にせよ、自身のウサ晴らしのために患者に危害を加えるような人には看護師になってほしくないし、そんな看護師を雇用する病院など存在してほしくないと強く思いました。
大筋については予想できるようなわかりやすいミステリーでしたが、人間の醜悪な部分や、悪意というものが砒素のようにジワジワと人を侵していくさまが、あり得そうな範囲で描かれていたところに恐ろしさを感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレケーキ屋仕様のお弁当屋を舞台に過去の出来事で心に深い後悔を抱えた常連たちがスタンプカードでもらったおまけをきっかけに過去を乗り越え一歩前に進み始める物語。少し前に読んだ青山美智子さんの『#お探し物は図書室まで』と何となく重なる作風という印象。
ヒトは誰しも忘れられない苦い記憶があって普段は胸の奥に渦巻いていたりするけれどちょっとしたきっかけで浮かび上がり辛くてもそこから少しだけ頑張って自分の心と向き合うことで前に進めたりもする。状況はそれぞれ違っても物語の主人公たちが成長する様子にちょっと背中を押されて勇気をもらえた。
第4章から第5章で物語の伏線回収ができていくんだけど陰陽師とか安倍晴明とか出てきてかなり胡散臭くなってしまったのが個人的には残念。殺人事件とか血なまぐさい話も出てきたのでいやこれホラー?とか思ったけど全然そんなことなくてむしろホッコリ系のファンタジー小説でした。そもそもタイトルが美味しそうでつい買ってしまい読み終わったあともシュークリームとかプリントか食べたくなっちゃった。