加藤元のレビュー一覧

  • カスタード

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    ネタバレ

    わたしには霊感やすごい能力などはないけど、
    実際にこういった奇跡なんかはこの世に
    あるんじゃないかと思える作品でした。

    人それぞれ大なり小なり後悔したことは
    あるし、出来ることなら何とかしてみたい
    って思うけどなかなか何ともならない。
    ちょっとしたキッカケがあれば好転していく
    かもしれないけどそのキッカケがなかなか
    見当たらない。そんな一歩前に踏み出す
    キッカケ(おまけ)をくれるお弁当屋さん、
    どの話もそのキッカケで変わっていく
    感じが小さな奇跡みたいで面白かった。

    本のタイトルにもなっている
    「カスタード」の意味が分かる終盤は
    ちょっとファンタジーっぽくなって
    納得のいかないところもあっ

    0
    2023年11月15日
  • 本日はどうされました?

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    ネタバレ

    最初「なんだなんだ?」となりながら読み始めて、読み進めるほど状況が理解出来ていく系。

    そして完全に理解出来たと思ったところで、置いていかれる。そしてまんまと衝撃の事実を突きつけられる。(それが楽しいからミステリを読んでいるところがある。)この本もそういう系でした。

    人間の嫌な部分が表現するのが上手いですね。
    誰かの意見だけで誰かを判断して、別の面から見たら良い人だったりして。自分の浅はかさを突きつけられました。

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    2023年11月06日
  • 四百三十円の神様

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    しっかり 長編かと思ったら
    短編集でした(ちゃんと確認しろ!!)

    さくさくと読めて中々面白かった

    作中の1つ
    【腐ったたぬき】は面白かった
    文芸部の子達が、意外と皆内容うろ覚えな【分福茶釜】について

    論理的に現実的に意見を言い合う感じ

    こういうの大好き

    でもやると嫌がられるんだよね(笑)

    歌とか聞いてて

    徳永英明 壊れかけのradio
    【♪♪何も聞こえないぃ~♪♪】
    うん もう壊れてるじゃん…

    とか

    aiko カブトムシ
    えぇ…少し背の高い彼の耳によせたオデコ
    甘い匂いに誘われた私はカブトムシ…

    カブトムシは甘さで集まって来たり、好んでもなくて…発酵した樹液に集まる
    …てこ

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    2023年09月24日
  • カスタード

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    同著者の「私がいないクリスマス」がとてもよく購入。
    内容自体は面白いが、とくに一冊を通して引き込まれるところはなかった。
    加藤元さんの別の作品も読んでみようと思う。

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    2023年08月02日
  • カスタード

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    カスタードの意味を知ったからと言って
    落涙するか?

    何でもない日常の何でもない気づきという奇跡♪

    人生、バンザイ!

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    2023年05月27日
  • ほかに好きなひとができた

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    ネタバレ

    おかしいのは男の方だと思っていた。
    だから真実を知った瞬間、背筋がぞわぞわして吐き気がした。
    きっとその相手に悪気はない。
    でも「貴方のためを思って」とか「好きだから」と言いながら傷つける。
    そんな“愛”を理由に支配しようとする人間は恐怖でしかない。
    あまりにも怖すぎる。
    そんな目に遭ってもまだ、人を好きになれるのなら、何とかなるだろうか。
    いつか彼の心が救われる日がくれば良いのにな。

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    2023年05月14日
  • カスタード

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    ネタバレ

    なんで必要なものがわかるのか後々判明し、最後は逆に必要なものを返されハッピーエンド。はじめはお弁当屋さんがひと押ししてくれる話と思って軽い気持ちで読んでましたが、最後のあたりは涙します。

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    2023年05月08日
  • 本日はどうされました?

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    ネタバレ

    しかけや結末は予想通りで、もう一段階欲しかったところ。
    それとも私が気づいていないだけで、もう一段階あるか……?記者の無自覚の悪意(情報提供者を明かしていること)から発展あるかと期待した。

    悪意も悪意としてわかりやすく描かれていたので、さくさく読めるイヤミスでした。

    タイトルは医者のセリフだと思っていたので、実は医者でした、とかね。

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    2023年04月19日
  • ほかに好きなひとができた

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    最初1/3くらいは、「あ、ちょっと失敗だった??」って思うけど読み進めたらちゃんとおもしろくなった。

    「好き」ってなんだろ??

    他人が変わることを望むな。自分が変えられるのは自分だけ。
    を、なるべく意識して生きるようにしてる私には、「恋人だから」とかいう理由で、相手を「変える」なんなら「変えてあげる」という思想が、どうにも……受け入れられないというか、気にくわないというか。

    なので、神崎を「好き」になった人々が、自分の尺度で彼を「より良い(と、本人は信じている)」方向に変えようと働きかける様が、腹立たしい。どっちかというと、神埼に共感してしまった。
    まぁ、でも結婚も考えてるような彼氏がフ

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    2023年03月30日
  • 本日はどうされました?

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    文庫オリジナル作品。
    タイトルから医療ミステリーを想像していたが人間の裏の顔を暴いて行くイヤミス。

    入院患者の連続不審死をきっかけに週刊誌のフリー記者が怪しいと思われる女性看護師の同僚など10名の女性の元を訪ね歩き、其々の女性の独白形式で物語が進む。

    決めつけ、思い込みは怖い。
    誰かのほんの一部を見ただけで、その人が「犯人」だと信じきってしまう。

    他人を不快にさせるだけでなく苦しめ傷つける事に愉しみを見出す人間もいる。

    ミスリードされない様に読み進め作者が仕掛けた罠には早々に気付いたが、読後は人間の悪意に辟易とする。

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    2023年02月16日
  • ロータス

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    人より「見えちゃう」タクシー運転手の物語。タクシーといえば怖い話。
    でもホラーじゃなく、なんだか笑えてちょっぴり泣ける4つの物語。
    各エピソードにはクセの強い幽霊やら妖怪やらが登場。
    タクシー運転手がお客さんに話して聞かせるスタイルで、分かりやすい話し言葉、漂う落語味。リズム抜群の文体で気分は常連タクシー客。
    なんだかんだで暖かい気持ちになる一冊。

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    2023年01月24日
  • 私がいないクリスマス

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    癌の宣告をされ、クリスマスイヴに手術をすることになった30代の女性。朦朧とする中で思い出したのは父親のことだった。
    ちょっと時期は過ぎてしまったけど、現代版のクリスマスキャロルと銘打ってあり、いそいそと読んでしまった。一人で寒い時期だしクリスマスだしで、本当に悲しくなる想いをした人ならば共感できる。
    読後感が素敵。

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    2023年01月09日
  • ロータス

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    乗客を目的地まで運ぶほんの束の間、タクシーの
    車内で語られる不思議なできごとは、ちょっと
    怖くて、どこか切ないものばかり…。生と死の
    狭間で咲く蓮の花のように、優しく心を癒す物語。

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    2022年12月31日
  • ほかに好きなひとができた

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    別れからスタートし、神崎登吾という男の人生を坦々と遡っていくお話。登場人物それぞれの捻くれた心情がわかりやすく描かれているとこと、場面がコロコロ変わるので、飽きずに読めるとこがよかったけど、ややオチが物足りなかったかな。

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    2022年12月07日
  • 本日はどうされました?

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    目次は人の名前がズラリ。記者からのインタビューに答えながら話が繋がっていくストーリーだった。
    人の先入観って怖いもので、最後の方まで呼ばれ方のカラクリに気づけなかった。そういう意味で面白い

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    2022年11月20日
  • 本日はどうされました?

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    終始口語口調で物語が進んでいく+ページ数もさほど多くないので読みやすい

    患者を意図的に殺した点に関しては厳密に言及されている点は無いので別としても、現代社会では普通にどこでも起きそうな話だけにリアル感が一層増した気がする

    自分の気に入らないもの、思いどおりになら無いものは容赦なく切り捨てる。周りを巧みに利用しコントロールする

    独善的、支配的、まさにサイコパス
    真相自体はかなり早めの段階で分かると思う

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    2022年09月13日
  • カスタード

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    最後に進むにつれて涙が出そうになりました。
    少しファンタジー要素もあるが、加藤元さんが読者に伝わってほしい温かさは受け取れました。
    ただ時間だけが過ぎていく日常も素敵だが、明日はもっといい日にするぞ!と一歩背中を押す勇気をくれる作品。

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    2022年08月27日
  • 本日はどうされました?

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    好きな構成の作品だった。作者が女性であることに驚く。たしかに、女性グループならではのギスギス感の描き方にリアリティがあった。
    登場人物が割と出てくるため、登場人物を整理してからもう一度読みたい。

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    2022年08月18日
  • カスタード

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    坂の下にあるケーキ屋のような店構えのお弁当屋。店の常連たちに弁当屋の店主が密かにつけた名前がタイトルになった5つの連作短編。

    変わらない日常に倦んでばかりいないで、小さく一歩を踏み出してごらん。そうすればきっと、明日は違う1日になるよ。そう呼びかけて来るような、大きな感動はないけど、読み終わった後にちょっと背中を押されたような気分になる作品でした。

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    2022年08月01日
  • 本日はどうされました?

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    面白かった。途中で分かってしまったので、最後が弱い感じ。タイトルと表紙が??
    でも他の作品も読んでみたいと思った。

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    2022年05月31日