あらすじ
大学生の高瀬歩は、かつて母を捨てた“金猫座”の支配人・健司を訪ね、半ば強引に受付のアルバイトになるが、そこは往年の輝きを失い休館の危機を迎えたポルノ映画館で、訳ありの人々が集まる場所だった…(「昭和の男」)。「咽喉チンコ引っこ抜かれたいんかい、おばはん?」ふとした拍子に『仁義なき戦い』の大友勝利が憑依してしまう気弱な映写技師のてん末とは?(「仁義なき男」)、他2編を収録。映画館という思い出のスイッチを舞台にした、ユーモアと感動に満ちた人情劇場。映画好き・映画館好きに贈る一冊。
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Posted by ブクログ
映画館がどれだけ好きか関わった人間たちの各々の想いが溢れている。本当に映画が好きなんだな〜というか作者が映画館に特別な想いがあったのが伝わった。なお言うと左端に座る祖父まで出ているので。驚きは4人目がキクエさんだった事と想像した感じではなくて〜かな。あっ女子大生と付き合うことにしたのかと再開出来てる事がキクエの回で=知りたい事が満載ですね。あっ映画館のピンク映画が舞台の小説はなかったし、地元にポルノ映画あった潰れたけど、昭和の物語出せるってさすが。