藤沢令夫のレビュー一覧

  • ソポクレス オイディプス王

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    「先王を殺したやつを探せー!」と号令をかける主人公が実は犯人であることを読者は最初から知っていて、散りばめられたピースが回収されるたびに物語が破滅に向かってまっしぐらな様子を神の視座から楽しめる、こんな構造を2400年前に編み出していたソフォクレスさんすごい。

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    2020年12月25日
  • 国家 上

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    あまりに有名なので義務感から上巻だけ頑張って読んだが、知的刺激も新規性もなく極めて退屈であった。知識のない中高生が考える姿勢を学ぶために読む本としてはおすすめだが、現代を生きる成人が改めて読む必要は感じられなかった。もちろん歴史的背景から学問的価値の高さは述べるまでもないが、書籍としての価値は教養書として名を連ねるほどのものではないかと。

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    2020年10月24日
  • ソポクレス オイディプス王

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    古代ギリシャ三大悲劇詩人の一人、サポクレスの作品(戯曲)
    なんと紀元前427年頃の作品
    完成度が高過ぎて驚く
    これほど時代が移り変わっても、違和感なく受け入れられる不条理作品だ

    ネタバレ…というか内容が世間的にあまりにもオープンになっているのでネタバレにあたるのかよくわからないが…
    ネタバレ有りです

    テバイの王ライオスは、
    自分が、やがて生まれる子供の手にかかって亡き者にされ、
    またその子は母親とまじわる運命にあることを神託に告げられる

    その男の子であるオイディプスは、お前は父親を殺し、母親とまじわるだろうと告げられる

    そしてオイディプスは4人の男女の子供を授かる

    ああ、悲劇以外の

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    2020年08月02日
  • パイドロス

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    ネタバレ

    恋と弁論術について。

    正直よく理解できなかった。個々の論旨というよりも全体の位置づけ的な部分について。

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    2017年05月21日
  • 国家 上

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    ネタバレ

    「お金の所有が最大の価値をもつのは、ほかならぬこのことに対してであると考える。……たとえ不本意ながらにせよ誰かを欺いたり嘘を言ったりしないとか、また、神に対してお供えすべきものをしないままで、あるいは人に対して金を借りたままで、びくびくしながらあの世へ去るといったことにないようにすること、このことのためにお金の所有は大いに役立つのである。」(26頁)


    個人と国家の共通項を探し、一方を他方に当てはめている。
    演繹のし過ぎ、というのは現代的な感覚だろうか。

    優れた国家に必要な三つの徳…知恵、勇気、節制。
    勇気と知恵は、国家のある特定の部分に存在するが、節制は国家の全体にいきわたっていて、支配

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    2017年01月15日
  • パイドロス

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    ソクラテスとパイドロスの対話。
    恋についてと文章術、弁論術について。

    パイドロスは若者で、文章を書く能力で有名な別の人物に心酔しているが、ソクラテスはそれを否定する。
    ソクラテスの話す魂についての話はよく分からない。1000年の生を10回繰り返すとか、何の根拠もない話を好き勝手にしているだけのような。

    とにかくよく分からん。

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    2018年11月04日
  • メノン

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    ソクラテス先生若者と徳について探求の巻。

    「徳は教えられるか?」というテーマであり、
    これはプロタゴラスと被っているが、
    当時流行の議題だったらしい。なるほど。
    あっちこっちに話が飛んで分からなくなる
    プロタゴラスに比べると比較的分かり易い。

    結局見事なロジックにより結論が出るのだが、
    これはソクラテスやプラトンの思想では無いらしい。
    師のソクラテスにはそれが可能だったとし、
    プラトンもそこを目指していたのかなあ。

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    2016年02月06日
  • 国家 上

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    ネタバレ

    尊敬する先生に勧められて読んだ一冊。たぶん3割も理解できなかったのではないか。ちゃんと読む初めての哲学書だったが、かなり読みやすかった。どうも私はソクラテスの考えに賛同できないなあ。結構ずるくない、彼。言い返せないのが悔しい。

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    2015年05月24日
  • メノン

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    「徳とは何か」という問い。
    どうも、「政治家が目指すべき徳とはいかなるものか」という裏設定があるように見える。
    プラトンの回答は、
    徳は規定可能な知識ではないが、《正しい思いなし》という水準であれば、活用していける、というもの。
    具体的な徳の内容については、中期の『国家』、後期の『法律』などに当たる必要があるか。

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    2015年04月25日
  • 国家 下

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    「西洋の全ての哲学はプラトン哲学への脚注に過ぎない」という有名な言葉がある。この『国家』を読んだだけでも、なるほど確かにそうなのかも、と思わされてしまう、それほど広範かつ重要なテーマを扱った本である。

    ただ、完全無欠の神のような人間の存在(ないしは創造可能性)を前提とした国家設計は許容しがたい。個人より国家を優先して思考を突き詰めれば当然の帰結なのかもしれない。

    プラトン曰く、理想的な哲人政治もいつかは落ちぶれる運命にあるという。しかしそれがなぜかを説明する箇所は意味不明の数式で煙に巻く。そもそもプラトンが説くような、完全無欠な哲人が統治を続ける限り、その国家の衰退はありえないはずではない

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    2014年12月13日
  • 国家 下

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    古代ギリシアの哲学者プラトン(前427-347)の主著。副題「正義について」。

    真/偽、善[正義]/悪[不正]、美/醜、存在/生成、同一性/差異、概念/個物、一/多、内/外、イデア[界]/仮象[界]、知識/臆見、彼岸/此岸、秩序[cosmos]/混沌[chaos]、必然/偶然、精神/肉体、理性/感性、観想/実践 ・・・。世界をこうした階層化された二項対立的図式によって解釈し、ヨリ価値の低い後者の現実とヨリ価値の高い前者の理想とを区別して(現実とは、イデアを分有しただけの不完全な代物である)、後者から前者への階層移動を志向する、そういう機制としての西洋形而上学は、プラトンによって見出され、そ

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    2014年04月12日
  • メノン

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    わかりやすい論理で地道に対話が進む。
    ソクラテスのそらとぼけをかなり感じる。

    知識、知恵、知性など、知の言葉がいくつか出ており、その訳し分けが難しい。

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    2013年08月12日
  • 国家 上

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    対話という形式、わかりやすい翻訳だからまだ読みやすい。紀元前400年代の人の思想に触れていることに歴史の厚みを感じた。

    なかなか友達にはしたくないプラトン。正義について調べるつもりが理想の国家の話に・・・。

    女・子どもの共有とか、選民思想などかなり奇天烈な発想。ここまで読み継がれてきた理由には疑問が残るけど、頷ける所もあり、よくわからない魅力がある。

    あと、ひとつひとつ言語や意味を突き詰めていく姿勢には学ぶものがある。

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    2013年05月20日
  • メノン

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    ギリシャ神話と哲学を少しだけちゃんと読みたい今日この頃。
    哲学やってた友達に、「ソフィーの世界よりはももう少し深く
    知りたくて、初心者でも読みやすい本ってある??」
    と聞いたところ、プラトンの対話篇をお薦められました。
    ソクラテスとの対話の流れで書いてあるから読みやすいよー、と。

    本屋さんで物色してみて、これともう一冊を購入。
    確かに読みやすい!!
    大学時代、ニーチェのツァラトストラを読んで10ページで挫折した私、
    先にこれを手にとってたらもう少し哲学に触れることができてたかもなぁ。。

    えにうぇい。
    この本のテーマは、「徳」について。
    徳とは何か、そして徳とは教えられうるものであるのか。

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    2012年04月30日
  • 国家 上

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    正義とは何かという問で本書は始まる。

    脚注によると、古代ギリシアでは「友を益し敵を害するのが正しいことだ」という考えが広く正義ととらえられていたようだが、プラトンはそうは思わなかったようだ(p42)。人を害することは不正なことだと言っている(害することによって、相手は正しくなるのではなく、不正になるから)。
    個人にとっての正義を考える上で、より包括的な存在――国家――にとっての正義を考えていく。
    そのために「理想的な国家」を創りだした。
    この「理性的な」というのは、「国の全体ができるだけ幸福になるように」(p261)ということ。
    理想的な国家には4つの性質があるらしい:「知恵」「勇気」「節制

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    2012年04月20日
  • 国家 上

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    正義とは何かという問で本書は始まる。

    脚注によると、古代ギリシアでは「友を益し敵を害するのが正しいことだ」という考えが広く正義ととらえられていたようだが、プラトンはそうは思わなかったようだ(p42)。人を害することは不正なことだと言っている(害することによって、相手は正しくなるのではなく、不正になるから)。
    個人にとっての正義を考える上で、より包括的な存在――国家――にとっての正義を考えていく。
    そのために「理想的な国家」を創りだした。
    この「理性的な」というのは、「国の全体ができるだけ幸福になるように」(p261)ということ。
    理想的な国家には4つの性質があるらしい:「知恵」「勇気」「節制

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    2012年04月21日
  • 国家 上

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    紀元前に書かれた世界最古の正義論。対話篇ということもあって読みやすく、議論も一つ一つ丁寧に進んでいくので話の流れにも迷わない。とはいえ、その論理と主張には首を傾げたくなく場合も多々あるのだが、途中でふと気がついた。この国家を読んでて感じる違和感って、西洋文化そのものに対する違和感と同類のものなんだよね。矛盾を矛盾として受け入れ、言葉にできない経験を重視する東洋思想の源流が老子から来ているのなら、矛盾を言葉と論理で徹底的に解消し、個人より社会を重視する西洋思想の原点がこの国家なんだと考えれば腑に落ちる。

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    2012年04月05日
  • 国家 下

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     プラトンが国家で、ソクラテスに哲人王として君臨すべき人物として彼を想起させるような論理展開をさせたことはやはり、『ソクラテスの弁明』の結果処刑されたソクラテスに対する複雑な感情と、民衆のみならず、都市の頭脳たちに対する不満と怒りの念が会ったからであろう。
     
     教育論も語られていて、読み物として面白いのでぜひ一読してはいかがだろうか。

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    2012年02月09日
  • 国家 下

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    哲学の授業で読んだ本

    「洞窟の比喩」が出てくる。

    私がプラトンに興味を持ったのは
    洞窟の比喩が引用されている
    「アルジャーノンに花束を」
    を読んだから。

    難しいけど哲学を、人の考えを学ぶのは面白い

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    2010年08月17日
  • ソポクレス オイディプス王

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    ギリシア悲劇の中でも特に有名な作品(多分)

    「お前は父を殺し母と結婚する」

    そんなことをいきなり言われてねーよ!と思うオイディプス王。
    しかし、悲劇は起こってしまうのでした。

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    2014年08月09日