いとうひろしのレビュー一覧
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「ぼくが いまより ずっと あかちゃんに ちかく、
おじいちゃんが いまより ずっと げんきだった ころ
ぼくと おじいちゃんは まいにちのように
おさんぽを たのしんでいました」(2ページ)
この本には、おじいちゃんと男の子が出てくる。
おじいちゃんとの散歩の中で、男の子は様々なことを学んでいく。
しかし、それらはおじいちゃんから直接教えてもらうわけではない。
おじいちゃんの生き方、周りに溢れる文字、車…。
男の子自身の感性が世界に触れ、時間をかけて吸収していくことで男の子は成長していく。
この本の中で、おじいちゃんが男の子に伝える言葉はたった1つなのだ。
世代の離れた2人が同じ時を刻む。守られていた存在が、いつか守る側に変わる。
その変化が持つあたたかさ、切なさをこの本は表現している。
子供のときは分からなかった最後の場面が1番大きくて深い力をもって迫ってくる。
きっとこの場面は、読み手が男の子のように成長したときに違う意味を教えてくれるのだろう。
歳を重ねたときに分かる、同じはずの言葉が持つ違うメッセージを楽しんでほしい。
蔵書なし
pizaman -
Posted by ブクログ
ネタバレルラルさんご自慢の芝生のお庭。いつも丁寧にお手入れしていて、だれも入れないようにしています。庭に入ろうとする動物をみつけると、いつも恐い顔をして、パチンコで追い払うのです。
そんなある日、ルラルさんの庭にワニが寝そべっていました。いつものようにパチンコで追い払おうとしましたが、ワニなので全く効き目がありません。そのうちワニから芝生に寝転んでみることを勧められます。おそるおそるルラルさんも試してみると本当にいい気持ち。それからは、誰でも一緒に芝生に寝転ぶようになりました。
ルラルさんの心が穏やかになっていく様子を見て、幸せな気分になります。自分も気持ちをこわばらせず、頭を柔軟にしなければなぁと思わずにはいられません。 -
Posted by ブクログ
童話の様な長めの絵本の様な本。全ページに挿し絵有り、字も大きく1頁に1~3行(ひらがなのみ)しか無いので小学一年生からと裏表紙に書いてありますが童話としたら大分ハードルが低いと思います。年長さんなら読み聞かせにも使えると思いますし読める子なら自分で読めると思います。内容もひとの気持ちについて考える良いきっかけにもなるかもb
おかあさんが中々ナイスで好き。
個人的には童話としたらもう少し挿し絵が少なくても良いかな~
想像する前に絵があるので想像する暇を与えない気もするので。。。
ほかの「どうわがいっぱい」に比べるとおさるシリーズは入門的な感じ? -
Posted by ブクログ
いとうひろしさんのおさるシリーズです。
おさるは、みなみの島にすんでいる。島にはやまがあり、もりがあり、かわがあり、はまべがある。
おさるははまべであそぶいちにちがだいすき。
はまべのなみうちぎわで、すながざざーっとながれたり。うみのみずがいつのまにかふえたりへったり。
うみべはふしぎなことがいっぱいだけど、うみべでごろごろ、ねころんで、なみのおとをきいて、かぜがとおりすぎるのをかんじます。
童話がいっぱいシリーズは幼稚園年中くらいからでも読める子は読めてしまいます。親が読んであげれば3歳でも聞いて楽しめるかも知れません。次女みき(仮)もおませちゃんなので年中くらいにひらがなの文字を読んでいました。お姉ちゃんが読んでくれるから、じゃあみき(仮)も読む、って感じでほいほい読んでしまいました。
海辺で感じることを本で再体験するようです。ぜひ、海水浴の前後に。波がざざーっと流れる感じとか、文そのものは簡単でも、味わいがあります。いとうさんの文から受ける感覚がとても気持ちいいです。