熊谷千寿のレビュー一覧

  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    数字でつかむと、世間で言われていることと異なる面も見えてくる。文中で紹介されているものの個別のトピックを追うよりも、物事の考察の段取りの参考として。

    ◯窒素肥料
    ・世界のアンモニア生産量:1億5000万トン
    ・世界の植物に必要とさせる窒素の約半分を提供
    ・主に大気中の窒素、天然ガスからのメタンで製造
    ・窒素肥料の製造、流通、施肥の過程で世界の温室効果ガス総排出量の約1%を排出
    ・施肥した肥料の半分以上の窒素が作物に利用されず環境中に漏出
    →施肥効率の向上、食品ロス、肉食をほどほどに抑える必要

    ◯食品ロス
    ・全世界で生産・採取された食料の少なくとも3分の1は廃棄(根菜・果物・野菜の40-50

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    2022年02月05日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    知識人大絶賛!!という帯は正直言い過ぎだが
    実データを用いた比較説明は為になるし
    理解もしやすかった印象。

    鶏肉の精肉は1.7倍の穀物が必要
    牛は14倍。
    精肉効率だと、鶏15%、牛4%

    アメリカ、スイスの電気代は
    水力発電により世界的にも安価。

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    2021年10月19日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    エネルギー研究の専門家である著者が、身の回りの様々な話題に関する数字を取り上げ、異なる視点や視座から分析することで、表面的に見ただけではわからない真実を明らかにする一冊。

    著者は世界経済や環境、社会問題やイノベーションなど多様な話題にまつわる数値データを提示し、それらをどのように見るかによって我々が認識すべき事実が時に誤解に基づくものであることを、多くの事例を基に説明するが、例えば類似の書籍であるハンス・ロスリングの「ファクトフルネス」のように我々が数値を見て誤解するメカニズムを類型として整理するわけではなく、またスティーブン・ピンカーの「21世紀の啓蒙」のように、科学的思考を信頼すべきとい

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    2021年09月24日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    厚さと判型にびびったが、とても興味深いテーマ、読みやすく説得力のある文章で引き込まれた。世界の人々・世界の国々・食・環境・エネルギー・移動・機械の7章構成、71のコラムが収録されている。数字を出されるとなんとなく説得力を感じてしまうが、その根拠を辿るとなんの意味もなかったりする。それを見極めるためには知識が必要だと感じた。雑談のネタにも最適だ。

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    2021年09月19日
  • パズル・パレス(上)

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    私が海外ミステリー読みはじめたのはダンブラウンのおかげ。ダビンチコードで道を切り拓いていただきました。彼のデビュー作を借りることができたので読んでみました。たしかに面白いんだけど、あれからあらゆるミステリー読んできて、特にスリリングかつキレキレの北欧ミステリの洗礼受けた今は、ヌルさすら感じてしまいます。デビュー作ぼいかな、と思ってしまいました。下巻に期待。プログラミングの知識はないので理解できず読み飛ばし状態。

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    2021年09月17日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    社会の実像とはどんなものなのか、数字を元にその本質に迫ろうという一冊。コロナ禍や環境問題などの影響もあり、科学やデータに基づく方針・戦略・政策決定などが重視されている。この本では、「暮らし」「エネルギー」「食」など、身近なテーマについて、その状況、これまでの変遷などを数字で示してくれ、感情的な解釈や誤解を解いてくれる。電気自動車は本当にクリーンなのか、GDPはその国の経済的な実力を正しく示しているのか、などなど。数字は確かに嘘をつかないが、その数字をどう解釈するのかは自分次第。知識と力をつけるしかない。

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    2021年09月13日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    寿命の遺伝率は高くない。せいぜい15~30%。
    数字はうそをつかないが、受け止め方はそれぞれ。
    スペイン領だった地域はカトリックが多い。幸福度が高い。
    メガシティは増加している。今後もますます増加する。特にアジアで。
    日本の1990年と2020年を比べれば、人口減の中国の将来がどうなるかわかる。
    インド、中国では男児の割合が高い。女児を選別的に中絶している。
    第一次世界大戦中のイノベーションは、アンモニアの合成=爆薬、肥料の合成。ハーバー・ボッシュ法。

    地中海式食事法は衰退して、肉類、ビール、ファストフードが増えている。
    フランスでも赤ワインの消費量は減っている。
    クロマグロは現時点では養殖

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    2021年09月04日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    「数字」には年月日や%(割合)や金額や各種の測定値などがあり、示し方も絶対値や相対値や複数の値の合算値や平均値といろいろあります。
    最近は"量的"に理解しなければいけない問題が、思想や感情が優先した"質的"な問題として扱われがちで、現実とはかけ離れた誤解を生みやすいようです。

    本書は「数字」を通じて世の中の色々なことを考察したエッセイです。
    説得力を持たせるためには適量の信頼できる数字を入れるのが効果的ということをふまえて書かれています。
    各5ページ程で71個のトピックスがあるのですが、新書でもいいくらいのサラッと読める内容でした。
    ただ、「これで終わ

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    2021年08月16日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    数字で見えるようにして、鵜呑みにしないことは大事ということ。携帯電話と自動車の環境負荷の大小、電気自動車は本当にクリーンかなど、勉強になったかな?

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    2021年08月15日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    訳者あとがきに本領発揮とあった、5章の「エネルギー」に関するトピックが面白かった(48, 49, 50, 51)。一方で "人間は食べ物から摂取したエネルギーの2割ほどを有効な労働に変換できる" は根拠が気になった。

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    2021年08月12日
  • IQ

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    渡辺由佳里さんの本で紹介されていて知りました。
    ロサンゼルス在住の黒人探偵が物騒な地域を根城に活躍する、新しいシャーロック・ホームズものとしては楽しかった。
    相手にするラッパーやドラッグ売人、レコード会社プロデューサーなども現代的で面白い。

    ただ最終の謎解き部分が、??が多いのと、あまりにも多い固有名詞について意図が理解しきれず、なかなか読み通すのも大変だった。

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    2021年07月26日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    数字に着目して世界で起きている事実を語ろうとしている本。全部で71の項目について考察をしている。正直な感想をいうと、数字を使って説明をしているのは確かに納得しやすいが、そもそもその数字は正しいのか?は結局誰も検証することは不可能で、結局真偽はわからない様に感じた。

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    2021年07月23日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    発表や新聞などで伝えられる数値を鵜呑みにしてはいけない。その前提を確認し、いろいろな視点を考えて検証し、自分なりに理解する必要がある。そうしないと、荒唐無稽な結論や方向に向かってしまう、ということだと思う。

    経済指標としてのGDPに手厳しい批判がされている。アルコールの販売が増えて、それによる様々な悪影響があっても、そこに本来は必要のない支払いが発生すればGDPは増大してしまう。人の幸せとは関係ない。著者にとって、物やお金ではなく人が中心で大切であるという意志を感じた。

    様々な分野について数字で規模の把握や比較がされている。省エネについては三重窓などの効果が大きく、新技術に熱を入れるより、

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    2021年07月18日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    この本は一体何なんだろうか。途中まで話の展開が進むと思って信じて読み進めていたが全く進まない。

    信頼できる数字とデータで驚くべき事実を明らかにする。とあるが実際には何の関連性もない新たな事実を並べられたとしてもへーそうですかとしか思えない。

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    2021年06月23日
  • 東の果て、夜へ

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    ジャケ買いならぬタイトル買い。
    なんて格好いい邦題だろうか。
    淡々と進むロードムービーのような感じで読みづらそうと思ったがサクサク読める。
    アメリカの内陸部田舎の荒廃感がずっと続き、面白い。
    ずっと甘いもの食べててアメリカ人はすごいなと思った。
    ドーナツ食べたくなった。

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    2021年06月23日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    ネタバレ

    目次
    世界の人々
    2章世界の国々
    3章食
    4章環境
    5章エネルギー
    6章移動
    7章機械

    各章細かく色々な事が書かれている。
    興味ある章から読むのも良いと思います。

    2050年には、人類の4分の3近くが人口置換水準を
    下回る国で暮らすことになると推定されている。
    p24引用

    人口置換水準=人口を一定に維持できる出生率の水準。

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    2021年06月10日
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!

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    数学が不得意な私には
    ちょっと難解でした。
    でも、物事はニュースや記事だけではなくて、数字でみることで真実がわかる。
    自分で情報を読んでいくことが大事。

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    2021年05月28日
  • IQ

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    ギャングの跋扈する地帯で両親を早くに亡くし、年の離れた兄に育てられた異常に頭の良い青年の謎解きミステリー。
    相棒役は、高校時代から薬物ディーラーをしていて家なしが故にお互いに嫌々ルームメイトをしてきたドッドソン。著名人にはヘコヘコするし金で動くしなんもわかってないのにクライアントの前ではパフォーマンスだけするし基本的には嫌な奴なのに、料理の鉄人のファンでめちゃくちゃ凝った料理作ってくれるとかちょこちょこ憎めない設定が入ってる。
    頭の良い黒人が主人公という小説は初めて読んだ。オバマ大統領の後から、段々と成績も良いけどクールな黒人というジャンルが開拓されてきた(あるいは、日本人にも可視化されるよう

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    2020年10月25日
  • IQ

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    またまた渡辺由佳里さんのオススメから。(まだまだ続きます)

    著者の地元、犯罪多発地帯として知られるロサンゼルスのサウス・セントラル地区を舞台にした犯罪小説、ということで、勝手に重厚な社会派ドラマかと思ってたけど、意外にもハリウッド的アクション満載な軽い物語でちょっと驚いた。

    うーん、こんなことは言いたくないのだけど、訳がひどい。
    すごくおもしろい話なのに、訳文が、一度読んだだけでは意味が分からなくて、3回くらい読んでやっと理解できる、ということが多々あった。5回読んでも結局意味が分からない、という文章も数回あった。とにかく読む勢いを削がれるったらない。
    これは担当編集者の怠慢じゃないのかし

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    2020年10月03日
  • 東の果て、夜へ

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    終始苦しかったなー。
    意外な展開後は読んでいても苦しかった。
    環境さえ整えてあげればいくらでも普通の少年として生きていけるのになあ・・
    ラストに救われた。
    勝手にスタンド・バイ・ミーみたいな感じを予想していたので苦しく感じたのかもしれない。

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    2020年09月12日