熊谷千寿のレビュー一覧
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2021年刊行。
米国と中国の軍事衝突をテーマとした小説。
著者のひとりのエリオット・アッカーマンは、過去に8年間海兵隊特殊部台に従軍していた経験をもつ。もうひとりの著者、ジェイムズ・スタヴリディスはアメリカ海軍の重鎮であり、NATO連合軍最高司令官を務めた人物。
本書は、二人がその専門知識と実体験を交えて書いた小説であり、現段階の世界のパワーバランスに即したシナリオとなっている。
役職や国籍が違う複数の人々の視点を切り替えながらストーリーが進行する構成となっている。
米海軍駆逐艦隊司令官のサラ・ハント大佐、米海軍パイロットのミッチェル少佐、米国家安全保障担当大統領補佐官のチョードリ、在 -
Posted by ブクログ
指輪をなんとか探し当てたディヴィット。しかし今度は命を狙われ、スペインの街を逃げ惑う。間一髪、相手を返り討ちにする事で自分は助かる。
また、スーザンの方は、真犯人と思わしき人が二転三転すると同時にトランスレーターが実はウイルスにかかっているだけで、解読不能暗号など無かったことに気づく。全ては、起死回生を図った副長官がウイルスソフトを回避したがために感染したのだった。熱暴走するトランスレーターは爆発を引き起こし、各人を暗殺しようとした真犯人の副長官も巻き込む。
スーザンは助かり、メインバンクにしかけられたワームを止めるため、暗号解読に力を注ぐ。
暗号とは?みたいな話が多く、難しかった…
そして、 -
Posted by ブクログ
米中戦争が近未来で起こるとしたというシミュレーションとして読みました。
作者の一人は米国海軍の重鎮で、小説という形にしたのは、警告の物語として強く記憶に残ると思ったからと述べている。
米中双方の偉い人達は相手の取るであろう行為を推測できるので、結果として全面戦争の抑止力が働くはずという核抑止力の論理は簡単に破られる。「目には目を」というポピュリズムに押される政権は、全面核戦争へエスカレートする道を簡単に選んでしまいそうです。ポピュリズムに負けない、やられてもやり返さない理性的な政権を選ぶ必要あります。ことし選ばれる新米大統領は大丈夫でしょうか?
通常兵器の戦争での負け戦が戦術核を使う理由になる -
Posted by ブクログ
2015年になって、ダン・ブラウンの初期の作品、ようやく読む機会ができました。まず原題はDigital Fortressにもかかわらず邦題はパズル・パレスとなっていますが、この変更は必要だったのかと疑問に思いました。デジタル・フォートレスとそのままにしてくれた方が内容と合致している気がします。また私はすでに彼の他の主要作品は読んでいたためか、正直、他作品と比べるとあまり強い印象は受けませんでした。ただテーマ的にはかなり時代を先取りしていてそこはさすがですね。米国国家機密の漏洩が現実のものとなっている今に読むと、リアリテイを感じることができました。インパクトはあまりなかったですが、一気に読めます