熊谷千寿のレビュー一覧

  • 2034 米中戦争
    近未来に米中が戦争となる仮想戦記。

    中国、イラン、ロシアが絡みアメリカが中国との戦争に引きずり込まれる。

    米中戦争となれば、影響必至の日本について本書ではほぼスルー。
    日本不在で物語は進む。

    まぁ、実際米中で戦争になれば日本なんて両国にとってはあまり関係ないことは予想の範囲内。
  • 東の果て、夜へ
    犯罪小説、ロードノベル、そして少年の成長譚という三つの表情を併せ持つ多層的な小説。イーストやタイの年齢設定に違和感を覚えずにはいられないが、ことアメリカという国において黒人のギャング少年団はリアリティのある設定になり得るのかもしれない。ペリーとの出会いがイーストに個としての成長を促す第三部終盤の展開...続きを読む
  • ターミナル・リスト 下
    登場人物がブラッド・ソーの小説を読んでいたことと、著者の謝辞がやたらに長いことが印象に残った。物事がうまく進み過ぎ。
  • 2034 米中戦争
    フィクションであり、サイバーに関して極端になんでもできすぎることになっていることに違和感は感じるものの(台湾侵攻の容易さとか中国の行動にち密さと杜撰さが混在していること等、違和感があることをあげつらえばきりがないが、フィクションなのでそこを難詰めすることに意味はない)、米中の対立においてどのような事...続きを読む
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    factfullness のように数字はウソをつかないので、そこから事実を捉えよう、という内容です。
    具体例が多いです
  • パズル・パレス(上)
    ダンブラウンのデビュー作ということで読んでみた。アメリカとスペインそれぞれで話しが展開していき、暗号も観光地も出てくるのがラングドン教授シリーズと似てて楽しめる。しかしそれより登場する日本人の名前がおかしく出てくるたびにすごく気になった。
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    数字は嘘をつかないかも知れないが、解釈と感想はその人次第だ。この著書は数字は嘘なく載せているが、その解釈の部分で少々エゴが強すぎると感じるものがちらほら。(中国嫌いなんだな…とか伝わってきちゃう)

    - 人口減少を食い止める方法は移民の受け入れしかない。
    - ワクチンは打ったほうがいい。
    - フード...続きを読む
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    既に知っている事がまとまった本という印象を持った。今の置かれている世界を知るという観点では、読みやすくて良いと思う。
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    数字でつかむと、世間で言われていることと異なる面も見えてくる。文中で紹介されているものの個別のトピックを追うよりも、物事の考察の段取りの参考として。

    ◯窒素肥料
    ・世界のアンモニア生産量:1億5000万トン
    ・世界の植物に必要とさせる窒素の約半分を提供
    ・主に大気中の窒素、天然ガスからのメタンで製...続きを読む
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    知識人大絶賛!!という帯は正直言い過ぎだが
    実データを用いた比較説明は為になるし
    理解もしやすかった印象。

    鶏肉の精肉は1.7倍の穀物が必要
    牛は14倍。
    精肉効率だと、鶏15%、牛4%

    アメリカ、スイスの電気代は
    水力発電により世界的にも安価。

  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    エネルギー研究の専門家である著者が、身の回りの様々な話題に関する数字を取り上げ、異なる視点や視座から分析することで、表面的に見ただけではわからない真実を明らかにする一冊。

    著者は世界経済や環境、社会問題やイノベーションなど多様な話題にまつわる数値データを提示し、それらをどのように見るかによって我々...続きを読む
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    厚さと判型にびびったが、とても興味深いテーマ、読みやすく説得力のある文章で引き込まれた。世界の人々・世界の国々・食・環境・エネルギー・移動・機械の7章構成、71のコラムが収録されている。数字を出されるとなんとなく説得力を感じてしまうが、その根拠を辿るとなんの意味もなかったりする。それを見極めるために...続きを読む
  • パズル・パレス(上)
    私が海外ミステリー読みはじめたのはダンブラウンのおかげ。ダビンチコードで道を切り拓いていただきました。彼のデビュー作を借りることができたので読んでみました。たしかに面白いんだけど、あれからあらゆるミステリー読んできて、特にスリリングかつキレキレの北欧ミステリの洗礼受けた今は、ヌルさすら感じてしまいま...続きを読む
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    社会の実像とはどんなものなのか、数字を元にその本質に迫ろうという一冊。コロナ禍や環境問題などの影響もあり、科学やデータに基づく方針・戦略・政策決定などが重視されている。この本では、「暮らし」「エネルギー」「食」など、身近なテーマについて、その状況、これまでの変遷などを数字で示してくれ、感情的な解釈や...続きを読む
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    寿命の遺伝率は高くない。せいぜい15~30%。
    数字はうそをつかないが、受け止め方はそれぞれ。
    スペイン領だった地域はカトリックが多い。幸福度が高い。
    メガシティは増加している。今後もますます増加する。特にアジアで。
    日本の1990年と2020年を比べれば、人口減の中国の将来がどうなるかわかる。
    ...続きを読む
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    「数字」には年月日や%(割合)や金額や各種の測定値などがあり、示し方も絶対値や相対値や複数の値の合算値や平均値といろいろあります。
    最近は"量的"に理解しなければいけない問題が、思想や感情が優先した"質的"な問題として扱われがちで、現実とはかけ離れた誤解を生みやすいようです。

    本書は「数字」を通じ...続きを読む
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    数字で見えるようにして、鵜呑みにしないことは大事ということ。携帯電話と自動車の環境負荷の大小、電気自動車は本当にクリーンかなど、勉強になったかな?
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    訳者あとがきに本領発揮とあった、5章の「エネルギー」に関するトピックが面白かった(48, 49, 50, 51)。一方で "人間は食べ物から摂取したエネルギーの2割ほどを有効な労働に変換できる" は根拠が気になった。
  • IQ
    渡辺由佳里さんの本で紹介されていて知りました。
    ロサンゼルス在住の黒人探偵が物騒な地域を根城に活躍する、新しいシャーロック・ホームズものとしては楽しかった。
    相手にするラッパーやドラッグ売人、レコード会社プロデューサーなども現代的で面白い。

    ただ最終の謎解き部分が、??が多いのと、あまりにも多い固...続きを読む
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    数字に着目して世界で起きている事実を語ろうとしている本。全部で71の項目について考察をしている。正直な感想をいうと、数字を使って説明をしているのは確かに納得しやすいが、そもそもその数字は正しいのか?は結局誰も検証することは不可能で、結局真偽はわからない様に感じた。