ジェイムズ・スタヴリディスの作品一覧
「ジェイムズ・スタヴリディス」の「2054 合衆国崩壊」「2034 米中戦争」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジェイムズ・スタヴリディス」の「2054 合衆国崩壊」「2034 米中戦争」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
小説でありながらリアリティ・臨場感が高すぎて非常に刺激的。震えながら読んだ。
米中お互いが戦争を避けたいと思いながらも、偶発的なきっかけから徐々に規模が大きくなり、報復合戦による原爆で都市が次々と消えていく様があまりにも恐ろしい。
人間の競争心や安全欲求というものが肥大して覇権競争となり、退くに退けない状況となっていく。そして組織である以上、命令されれば実行せざるを得ない。
不利になって更なる被害を受けるくらいであれば、味方の人命もためらわず消す。
ほんとに大事なのは何なのかをつくづく考えさせられる。
そしてこうした、不自由な選択の後に来る喜ばしからぬ結果、甚大な被害を出した上での共倒れの
Posted by ブクログ
ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルのガザ侵攻などに見られるように、覇権主義や宗教観の違いから、世界はいつのまにか危い均衡のもと、一触即発のリスクを抱え込んできてしまった。核の脅威に対して通常兵器の延長でしか考えられない鈍感なリーダーが台頭してきている。そんな現代に警鐘を鳴らすリアリティに富む小説である。作り話と放置できない深刻さが感じられる。著者二人は米海軍の重鎮であった経験から、地政学的知識にも造詣の深さが伺える。この小説の発端は、米海軍が中国を牽制するため、南シナ海で「航行の自由作戦」を遂行中に不審船の炎上に遭遇する。同じ頃、中東のホルムズ海峡で米国のステルス戦闘機が制御不能になり、イラン
Posted by ブクログ
米海兵隊の特殊部隊に従軍していたアッカーマンとNATOの最高司令官も務めた元米海軍大将スタヴリディス提督が書いた米中戦争のシミュレーション。
戦争という国家間の危機においても、当たり前だけれどそこには判断、実行を重ねる個人がいて、その積み重ねが結果につながるのだと改めて感じた。
各登場人物の背景や考え立場が表現されていて、少しずつ思惑のボタンがかけちがうことでエスカレートしていくさまがリアルで、恐ろしくて、興味深かった。
国家間の歴史、関係性や地理、ホワイトハウスの高官や米海軍での役職などの分掌を理解して読むと、より面白さを感じられる気がする。
これからは国防においてはサイバー能力がいか