熊谷千寿のレビュー一覧

  • 東の果て、夜へ
    悪の道から足を洗い、自分自身で真っ当な人生を見出す、そんな一人の男の人生観小説だ。人間社会には頼れる人と、頼る人がいる。能力のない、力のない者は誰かに縋り付くことで生きて行く。だが、経験と歳と共に「自分の夢・仕事・生活」を自分の力で想い通りにしたいという時、どうしたら良いのか判断に迷う。 誰もが遭遇...続きを読む
  • ケンブリッジ・シックス
    イギリスの作家「チャールズ・カミング」のスパイ小説『ケンブリッジ・シックス(原題:The Trinity Six)』を読みました。

    「ディック・フランシス」と「フェリックス・フランシス」の父子共著作品に続き、イギリス作家の作品です。

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    「キム・フィル...続きを読む
  • IQ2
    IQ1に引き続き兄マーカスを殺害した犯人探しを軸に、ジャニーンとベニーのギャンブル中毒カップルを助けたり相棒ドッドソンとシェリースの出会い話などのエピソードが絡んでいく。ドッドソンとシェリースが教会で出会いとジャーニンがアイゼイアの友人デロンダ宅で匿われている間の会話は最高に楽しいです。ドッドソンや...続きを読む
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    文字通り、世界のさまざまな事象を数字で分析する一冊。

    翻訳本にありがちな読みにくさがなく、さらっと読めた。
  • ターミナル・リスト 上
    アフガニスタンでのテロリスト掃討作戦でSEALの部隊が壊滅した。多くの部下を失った部隊指揮官のリース少佐は責を問われて帰国する。検査で脳腫瘍が見つかった彼に追いうちをかけるように、作戦を生き延びた唯一の隊員が自殺し、さらには妻と娘がギャングに命を奪われた。連続する悲劇の裏には何が? リースは真相を追...続きを読む
  • IQ2
    IQシリーズ。亡き兄の元彼女から依頼を受け、中国ギャングと相対するアイゼイア。それと交互して死んだ兄の事件の真相を追う。終盤に2つの物語がつながるまでどういう時系列なのかわかりにくかった。
    しかしアクションあり、推理ありでエンタメとして気軽に読める作品と思う。またアイゼイアやドットソンが少しづつ成長...続きを読む
  • ターミナル・リスト 下
    SEALSの部隊を率いたリースが、部下と家族を殺されたことに対する壮絶な復讐譚。時折??が頭をよぎったが、総じて面白かった。
  • IQ
    青年探偵が犬を使う殺し屋を探し出す仕事を請け負い。殺し屋とその雇い主を探す話。また合間に探偵になる契機挿入し、交互にすすめている。スピード感がありエンタメ性にあふれた作品て映画を見ているような感覚だった。じっくりした推理を目当てにしているならこの作品は向かない。元犯罪者の主人公は人を選ぶかもしれない...続きを読む
  • バッド・カントリー
    世界観に引き込まれる。物語の展開は少しスローだけど、半分をすぎた頃からどんどん展開していく感じ。キャラクターたちの、ハードな中に見える柔らかい部分がとても人間らしさを感じさせてくれる。
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    作者の知の巨人ぶりには吃驚させられ数字で考えることの大切さがよく分かった。深く広く物事を見て、多角的な視点から数字で考える、事実をはっきりさせる、ハーバーボッシュ法、脱炭素社会、アンモニアの大切さ、ムーアの法則、トランジスタ、変圧器等食からハイテクまでのイノベーション全般にわたって興味深かった。
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    数字を元にした、世界の人、国、食、環境などの雑学。
    石を持ち上げるのに必要なエネルギーと人間の労働エネルギーから、ピラミッドを作るための延べ人数を算出していたが、1日10時間の重労働は働かせすぎに思う。
  • 2034 米中戦争
    いま、ウクライナで『戦争』が起きていますが、これはそれよりも先の話。

    ここで描かれているほど、ICT機能においてアメリカが中国に劣勢になるという事は、ちょっと考えにくいのではないかと思いますが、アメリカと中国が何かしらの事柄で衝突するという事はありうる話だと思います。そういう意味で、これは現実の話...続きを読む
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    カーボンニュートラルやエネルギーなど、直近の世界の関心ごとについて本を読んでも、数字の規模にピンとこないことが多い。数字について学ぶとともに、現在の世界が抱える問題について楽観的すぎず悲観的すぎず捉える方法としては数字が適するのだと思える本だった。
  • 2034 米中戦争
    サイバー攻撃がどういうものなのか、臨場感を持って伝わってきた。物理的な武力で勝ってれば良いというものではない。なるほど。

    あと日本の影の薄さもなんだかリアル。西側陣営の小国の1つみたいな描かれ方、というか事実そうなんだろうな。
  • 2034 米中戦争
    作者は本書は警告の物語だとインタビューで答えているけれど、そのとおり、戦争は誰もが避けたいと思っていても、気づいたら後戻りできない地点に来ていて、始まってしまう、という怖さを感じた。我々は戦争を起こさないための弛まぬ努力をし続けなくてはならない。
    もう一つの示唆はテクノロジーの重要性と、プランBいや...続きを読む
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    少し前に一世を風靡した「FACTFULNESS」を想起させる本書は、そのタイトルが示すとおり数値に重きを置いている。と言っても、「ほら数字がこういってるんだからこれが真実だ」という乱暴なものではない。むしろ、世の中にある数値というものはいかに恣意性に溢れているかを暴き、多角的に数値を見よと啓蒙してい...続きを読む
  • パズル・パレス(下)
    パスキー探すところは、映画みたいで楽しめました。でも、やっぱりちょっと古い感じがするのは否めませんでした。
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    「ファクトフルネス」的、数字で世界の全体像をつかむことができる一冊(著者はエネルギーの専門家であるバーツラフ・シュミル)。環境・エネルギー・移動・機械~私たちが生活する上で欠かせない食べ物や乗り物、回線、スマホなどありとあらゆるものに対して「数字」と「ファクト」で現状を分析しており、300ページ超の...続きを読む
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    さまざまな数字で、この世界のリアルを表現しています。希望的観測で、今後のイノベーションする世界を記した書籍も多いですが、この本は、数値によるどちらかというとネガティブな現実や、今後の世界予測を書いています。そして数値がいかに大切を教えてくれます。さまざまなテーマを短い文書で、書いてありとても読みやす...続きを読む
  • Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
    最近よく見かけるタイプの事実をよく理解するべきという啓蒙書。とても読みやすくて面白い。しかし、その割にはあまり残る物がないと感じる。誰にでも「へー」と感じる事実があると思うが、全体として人生を変えるような物でもない。