熊谷千寿のレビュー一覧

  • パズル・パレス(上)

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    特に好きな作家ではないと言いながらラングドン・シリーズはしっかり読んでいる。処女作と言うべきか習作と言うべきか…『ダ・ヴィンチ・コード』のミリオンヒットがなければ文庫化されなかった筈。CIAが登場するミステリは多いが最強の盗聴機関NSAを扱った作品は珍しい。エンセイ・タンカドとトクゲン・ヌマタカという珍妙な名の日本人が登場するが前者は何と関西のD大卒。欧米作家のミステリに母校が登場するのは恐らくこれが初めてだろう。最後かも?悪役NSA職員はいつも豆腐を丸齧りし日経新聞の名もチラリと出る。実に妙な日本趣味。

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    2012年02月11日
  • パズル・パレス(下)

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    でもこうやって続けざまに読み比べてみると、この方の作品っていうのは「謎解き」部分のテーマの調査に感銘を受けなくはないんだけれど、それ以外の部分は常に同じような人物配置、時限爆弾みたいな「時間との勝負!」による緊迫感、最後のどんでん返し・・・・・・とワン・パターンですねぇ。  ついでに言えばこの作品に登場させた日本人の取扱いに関しては苦笑せざるをえない・・・・・。  いえね、わかるんですよ。  ノース・ダコタのアナグラムになりそうな名前をつけた結果としてタンカドになったというのはね。  でも、日本人読者の多くが「へ??  それ、どんな字書くの???  だいたいそんな名前の友達は自分の人生の中で出

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    2011年10月24日
  • パズル・パレス(上)

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    たまたまこの前に読んだ作品が「ロスト・シンボル」で、あちらで「アメリカ」という国と「古の~」という謎の本質がアンマッチだと感じ続けていたのに比べると、この作品で扱っている題材はかなりアメリカ的だし、ブラウン氏が本国でこの作品を書かれた直後(1998年)に読んでいれば、「ヘェ!指数」も「ハラハラドキドキ指数」も、もっともっと強かっただろうなと思います。  もっとも「ラングドン・シリーズ」の特徴の1つである「走る!大学教授」という路線はしっかりとそのままで、その大学教授がアマチュアの割には暗殺のプロから見事に乗り切る・・・・・というご都合主義は著者の処女作にして健在というのが結構笑えますが・・・・

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    2011年10月24日
  • パズル・パレス(下)

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    後半に入り更にテンポアップしたかんじ。クライマックスはスリリングで手に汗握りました。小説でありながら、映画を観ているような感覚になれた。
    これも映画化するのかなあ〜?

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    2015年06月29日
  • パズル・パレス(上)

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    展開がスピーディーで、テンポ良くトントーンと読み進められる。
    暗号=数学的だと思って最初は敬遠しましたが、完全文系頭の私でも楽しめました♪

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    2015年06月29日
  • パズル・パレス(上)

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    ついにデビュー作に到達。今回の舞台は国家安全保障局の極秘スーパーコンピュータ。日本人が開発した暗号ソフトをめぐる攻防。大学名は正しいのに、日本人の名前が何でああなっちゃったのか疑問。問い合わせ方法はいくらでもありそうなのに。

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    2011年12月31日