森原八鹿のレビュー一覧
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▼あらすじ
天涯孤独になった大学生の碧生の前に、突然現れた英国貴族・ケネス。その彼に英国へ連れ去られ、祖母の形見の指輪のために花嫁姿にさせられる碧生。期間限定の形だけの花嫁のはずが、彼の弟との仲を誤解されて、お仕置きとして陵辱される!
そんな横暴なケネスが許せない碧生だが、犬好きな優しい一面などを知るうちに…?
英国貴族とのスイーツロマンス♥
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地位、名誉、財産、美貌、才能を持ち合わせた英国貴族のスーパー攻め様が、平凡だけど健気で純粋な日本人の受けを溺愛するお話で、最初から最後まで王道且つ甘々テイストなお話でした(笑)
作者さんがハーレクインを目指していたというだけあって、確かに全体 -
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ネタバレ三十路半ばの屁理屈男が、一回り以上年下ののんびり美大生
に骨抜きにされていく話です。
攻がべろっべろに甘やかしまくるんですが、受にも一応
過去のトラウマ的なものもあって、ただののんびりさん
とは違います。
絵を描き始めると、取り憑かれたようになって日常生活
もままならなくなってしまう受を、甲斐甲斐しく餌付け
する攻が、なんとまぁ……にやにや、という感じ。
内容も野原さんらしく、お涙頂戴がしっかりと入って
ますが、割とライトな読み口で重すぎないところがいいです。
絶妙に笑いのツボに入る所なんかもあって、暗くなりがちな
展開に歯止めが掛かっています。
ただ、個人的にイラストがイメージと全然あわ -
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リーマンもので再会愛。好物です。
両親の離婚で思わぬ試練を余儀なくされてしまった瑞季は、頑張りを見せて今は中堅広告代理店の社員として地道に働く毎日。ある日、クライアント先で高校時代の初恋の相手須藤と10年ぶりに再会します。バスケ部の先輩だった須藤からとても可愛がられていたのに、家の事情を素直に言い出せずひどい別れ方をしてしまったことがまだ尾を引いているのか、彼の態度は冷たくて。
すっごくイジワルな先輩に酷い仕打ちをされて復讐されてしまうのかと思ったら、けっこう可愛がられてるじゃん!と突っ込みたくなりました。
瑞季は先輩のことを引きずりすぎて、後ろめたさも手伝って余裕がないので、須藤の気持ちを -
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ストーリー作りが念入りで、読ませる作家さん。
前作同様この作品も楽しいだけ、悲しいだけではなくて、さらに心に響くものがありました。
翠がどうして目の前の幸せに気付かないようになったのか、なぜそこまで絵を描くことに没頭するのか、わかると胸が痛くなります。
でも、翠の持つちょっと子供っぽくてぬけてる部分が、そういう痛ましさを軽減してくれるんですよね。そして、ほっとけない気持ちにさせるのです。
互いの姉弟が結婚することになって顔合わせをした諒一と翠はその席で大喧嘩をしてしまいます。翌日謝ろうとやって来た諒一は、パンパンに泣きはらした顔の翠にズッキューンとなってしまいます。
どうして、翠を好きにな -
ネタバレ 購入済み
好き嫌いが分かれるヒーロー
耳が聞こえず孤児院へ送られていた公爵令嬢のヒロイン。父の政敵相手との結婚のために呼び戻されます。結婚相手は昔一度会った伯爵令息でした。政敵なため王太子からヒロインを愛することがないように釘を刺されているヒーロー。そんな2人のすれ違いながらも幸せになるまでのストーリーでした。
ヒーローが他とは違いチャラく軽いです。でも一途なのは一途です。それが良い人もいれば苦手な人もいると思います。評価が良かったので世間的には面白いと思えるヒーローだったのでしょう。ただ現実的に王太子の側近なのに口は軽いし、行動が軽薄だし、今まで色々な人とやってると性病の心配もあるよなぁと考えてしまいました。個人的にはもう少し現 -
ネタバレ 購入済み
ん?
高評価なのですが、私には合いませんでした。
まずよくあるストーリー展開です。自国の王太子の恋人兼婚約者候補として王太子妃教育まで受けた子爵令嬢のヒロイン。しかし裏切られ属国扱いの魔族の王太子の妃して追放されます。そこでは人間の評価が低いのですが、自国への復讐心と親友の精霊のお陰で楽しく過ごし愛されるストーリーです。
よくあるシンデレラストーリーのように愛されるもので特別感はありません。後半に出てくる病弱な妹も治ったのか活発さがうるさいほどです。ヒロインの家族が何事につけてもヒロインより妹を優先するほどの病弱設定なのに何の病気だったの?と思ってしまいました。また閨のシーンもヒロインが積極的すぎて -
ネタバレ 購入済み
ちょっと面倒臭い
婚約破棄され服毒自殺を試みたヒロイン。一命を取り留めますがその表紙に前世の記憶を取り戻します。王太子のお願いでヒーローのもとに嫁ぐことになったヒロイン。女性嫌いで冷たいときいていたヒーローですが、前世の記憶を取り戻したヒロインにとってはツンデレで気にならず順当に距離を縮めていきます。
ちょっとツンデレというか面倒臭いヒーローでした。またヒロインをよく「貴様」呼びするのですが、人としてどうなんだろうと。あまり好きなタイプのヒーローでなく残念でした。